SJ3。
まあ、なんですかね。
たぶん、ほとんどの人は知らないと思います。
ソニー。
あのソニーが、かつて、ワークステーションを作ってました。NEWSって名前。
そのNEWSで動いてた日本語変換ソフトの名前が「SJ3」。
昔からオープンソースになってて、当時有名だったWnn4と比べて、かな漢字変換がとても賢かったんです。ただ、オープンソースのほうは、辞書がちょっと貧弱だったので(NEWS-OSのSJ3が使ってた辞書は、けっこう充実してた)、今でも、だれか、辞書を作り直してくれないかな、とか思ってるんですけど。
というわけで、好きだったんですよ、SJ3。今でも好きなので、先日、実家のFreeBSDマシン(ほtんど使ってないんだけど)の環境整備をしてて、ふと気がつけば、SJ3で、かな漢字変換ができなかったんです。ユーザー辞書にアクセスできない、みたいなエラーが出てたでしょうか。
ほとんど忘れていたんですが、sj3servのログを採取してみたり、ktraceしてみたり、いろいろ試行錯誤してて、やっとわかりました。
/usr/local/lib/sj3/dict/ 以下に辞書ファイルと、ユーザーごとの学習データのファイルがあるんですが・・・
# ls -la
total 294
drwxr-xr-x 3 root wheel 512 6 20 17:15 .
drwxr-xr-x 3 root wheel 512 12 31 2007 ..
-r--r--r-- 1 root wheel 268544 6 20 17:15 sj3main.dic
drwxr-xr-x 3 bin bin 512 11 8 12:06 user
userというディレクトリが、ownerがbin、groupがbinとなってたんですが、これ、いつのまにかFreeBSDのportsでは、「_sj3」に変わっていました。
というわけで、こんな感じになるのが、正しいようです。
# ls -la
total 294
drwxr-xr-x 3 root wheel 512 6 20 17:15 .
drwxr-xr-x 3 root wheel 512 12 31 2007 ..
-r--r--r-- 1 root wheel 268544 6 20 17:15 sj3main.dic
drwxr-xr-x 3 _sj3 _sj3 512 11 8 12:06 user
# ls -la /usr/local/lib/sj3/dict/user/ユーザー名
total 46
drwxr-xr-x 2 _sj3 _sj3 512 11 8 12:28 .
drwxr-xr-x 4 _sj3 _sj3 512 11 8 12:28 ..
-rw------- 1 _sj3 _sj3 4352 11 8 12:28 private.dic
-rw------- 1 _sj3 _sj3 35584 11 8 12:28 study.dat
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