2009年11月11日水曜日

(FreeBSD) 久しぶりにSJ3を使った

SJ3。
まあ、なんですかね。
たぶん、ほとんどの人は知らないと思います。
ソニー。
あのソニーが、かつて、ワークステーションを作ってました。NEWSって名前。
そのNEWSで動いてた日本語変換ソフトの名前が「SJ3」。
昔からオープンソースになってて、当時有名だったWnn4と比べて、かな漢字変換がとても賢かったんです。ただ、オープンソースのほうは、辞書がちょっと貧弱だったので(NEWS-OSのSJ3が使ってた辞書は、けっこう充実してた)、今でも、だれか、辞書を作り直してくれないかな、とか思ってるんですけど。
というわけで、好きだったんですよ、SJ3。今でも好きなので、先日、実家のFreeBSDマシン(ほtんど使ってないんだけど)の環境整備をしてて、ふと気がつけば、SJ3で、かな漢字変換ができなかったんです。ユーザー辞書にアクセスできない、みたいなエラーが出てたでしょうか。



ほとんど忘れていたんですが、sj3servのログを採取してみたり、ktraceしてみたり、いろいろ試行錯誤してて、やっとわかりました。



/usr/local/lib/sj3/dict/ 以下に辞書ファイルと、ユーザーごとの学習データのファイルがあるんですが・・・
# ls -la
total 294
drwxr-xr-x  3 root  wheel     512  6 20 17:15 .
drwxr-xr-x  3 root  wheel     512 12 31  2007 ..
-r--r--r--  1 root  wheel  268544  6 20 17:15 sj3main.dic
drwxr-xr-x  3 bin   bin       512 11  8 12:06 user



userというディレクトリが、ownerがbin、groupがbinとなってたんですが、これ、いつのまにかFreeBSDのportsでは、「_sj3」に変わっていました。



というわけで、こんな感じになるのが、正しいようです。



# ls -la
total 294
drwxr-xr-x  3 root  wheel     512  6 20 17:15 .
drwxr-xr-x  3 root  wheel     512 12 31  2007 ..
-r--r--r--  1 root  wheel  268544  6 20 17:15 sj3main.dic
drwxr-xr-x  3 _sj3  _sj3      512 11  8 12:06 user



# ls -la /usr/local/lib/sj3/dict/user/ユーザー名
total 46
drwxr-xr-x  2 _sj3  _sj3    512 11  8 12:28 .
drwxr-xr-x  4 _sj3  _sj3    512 11  8 12:28 ..
-rw-------  1 _sj3  _sj3   4352 11  8 12:28 private.dic
-rw-------  1 _sj3  _sj3  35584 11  8 12:28 study.dat



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