しばらく前(~1年くらい?)から薄々気がついていたのですが、FreeBSDで、portsからインストールしたSJ3で、かな漢字変換ができない、という不具合が、私の環境では発生しています。
SJ3って何だよ、って人もおられるでしょうね。SJ3は、ソニーで開発された、かな漢字変換ソフトです。X11のソースにも含まれています。当時(15年くらい前。プレステよりも前)、ソニーは、NEWSというUNIXワークステーションを開発・販売してたんです。そのOS、NEWS-OSで標準的に使われていた、かな漢字変換ツールがSJ3です。メジャーなかな漢字変換エンジンとしては、Wnn4とかあったんですが、Wnnはあまりにも文節区切りがタコで、文章を書く妨げになるので激怒することがあったのですが、その点、SJ3は、非常に快適に使えてました。ところで、SJ3って、エルゴソフトのEGBRIDGEをベースにして開発されたものだったような気がします。
ここ数年はWnn7を使ってたのですが、利用可能なライセンス数に制限があるし、家ではWnn7を買ってないし、そういう点で、SJ3を非常にありがたく使ってきてたんですけど・・・
なお、普通にインストールしたSJ3は、辞書が非常に貧弱なので、どっかでデータを拾ってきて(どっかって、どこ?)、自分で単語数の多い辞書を作ってやると、SJ3はそれなりに賢くなります。
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portsでインストールしたEmacs 21.3.1にて、M-x set-input-methodして、japanese-egg-sj3を選び、適当に、「あい」とかで変換しようとすると
egg Japanese backend: no conversion result
と表示されるだけです。
*Messages*バッファを見ても、とくに手がかりになりそうなメッセージはありません。
Loading egg/sj3...
Loading egg/sj3rpc...done
Loading egg/sj3...done
egg Japanese backend: no conversion result
XEmacsでも同様です。
kinput2 -sj3でもダメ。
sj3コマンドを使っても、やっぱり、漢字に変換できません(変換候補がでてこない)。
昔は確かにportsからインストールしたports/japanese/sj3で変換できてたので、これはきっと、GCCのバージョンのバージョンが2.95から3.xになったせいに違いない!と思って、gcc295でmakeしてみたけど・・・ダメ。関係ないみたいです。
なんとなくportsを使わずに、sj3-2.0.1.20.tar.gzを展開し、xmkmf、gmakeして、巣のままビルドしてみますと・・・エラーが頻発していますが、とりあえず、サーバーのsj3servはビルドできました。そのsj3servを使ってみると、
漢字に変換できました!
うーむ、ということは、portsであてているパッチ sj3-patches-20040916.bz2ってものに問題があるということでしょうか?
とりあえずのworkaroundとしては、
- portsでsj3をインストール
- portsなしでsj3をxmkmf && makeして、sj3servだけを置き換える
これで、使えるようになるっぽいです。
どこに問題があるか、30分くらい調べてみたけど、途中でいやんなったので諦めちゃいました。
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