2012年6月23日土曜日

藤子・F・不二雄大全集 第3期 第8回配本(2012年4月)

これは、4月に出た本…まずい。





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ドラえもん (18)



「幼稚園」 1970年1月号~1973年12月号
「よいこ」 1970年1月号~1973年10月号
「てれびくん」 1976年12月号~1977年8月号



に掲載された作品を収録とのこと。



1話が4ページだけと短いものがあったり、いや、2ページしかないぞ、というのがあったり、または、4コマまんがもあり、2ページ使って4コマとか、さらには、1コマまんがもある…と、単行本ではあまり見かけないタイプの作品が多いです。



ひみつ道具に名前がついていないのもありますね。名前よりも、それを使って何ができるか?をアピールしてる。アップルの広告ですか



「ドラえもんあげる」
セワシ「お年玉にドラえもんをあげる」
のび太「いらないよ、そんなへんなの。」
もう最高[E:coldsweats01]P.125では、ドラえもんが四つ足で走ってます。こんなの見たことない。



「テレビからお客さま」
これは、ひみつのアッコちゃんではないか?



「うでクーラー」
P.194の、のび太のママが別人になってる。



「もしもボックスで昼ふかし!?」
のび太「あっ、おとなの番組だ。」11ショーと書いてあるけど、11PMですか。



「無人島へ家出」
てんとう虫コミックスにも収録されている傑作。てれびくんに掲載されてた。学年誌よりも、自由なストーリーにできるんでしょうか?
ついに10年だった。・・・どうなってんの!?ぼくがおとなになったら、このまんがおしまいじゃないか!!わあ~



「分解ドライバー」
のび太がばらばらに・・・
腰から下が、足1本だけ、左手が足
その姿を見て、ジャイアンがおどろいただけで、そのほかはあまり気にもせず。
ぶっとんでておもしろい



「ターザンパンツで大活躍!?」
P.336で、しずちゃんが服を脱がされて食べられそうになってて、これは、ミノタウロスの皿!
最後は、しずちゃんがターザンパンツをはいて、女ターザンに。





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すすめロボケット (1)



「幼稚園」1962年1月号~1962年12月号
「小学一年生」1962年4月号~1963年3月号



に掲載された作品を収録。



これまですすめロボケットという作品のことをほとんど知らなくて、しっかりと意識するようになったのは、藤子・F・不二雄ミュージアムに行ったとき。



見た目は、昭和三十年代っぽい、児童マンガ。
キャラのまるっこいところなど、手塚っぽいところもある。
なお、1963年には、テレビアニメの鉄腕アトムがスタートしたそうです。



「ロボケット対クロケット」(後編)
P.385に「こだまをねらっているんだ。」というセリフがあって、次のページに出てくるのは、新幹線じゃないほうの「こだま」。ああ、そうなんだ。
それと、東京タワーがときどき出てくるのは、時代の最先端の象徴だったのでしょうか?



「ふしぎな雪人間」(後編)
P.475 「もしもし。原子力研究所ですか。原子花火を十個ほどください」
おぉぉぉ、ちょっと危険[E:coldsweats01]





トビラのあおりが「日本一の かがく まんが」とか書かれていたりします。
当時、アトムとロボケットの違いとか、比較されたりしたんでしょうかね?



巻末の解説が松本零士氏というのが、ちょっと意外な感じ。藤子F氏との接点は、映画のび太の恐竜の上演時とか。







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SF・異色短編 (3)



漫画アクション1978年~1984年



に掲載された作品を収録とのこと。



「神さまごっこ」
神になって世界をつくる。のちのドラえもんで、同様のテーマで作品が描かれたり、劇場版にもなっていたりするけど、ラストがハッピーエンドではないところがSF短編っぽいです。



「いけにえ」
地味なかんじもするけど、たしかに、すこしふしぎ。
ベッドシーンもある。掲載誌がアクションならでは?



「超兵器ガ壱號」
架空戦記物なんですが…、そこに、「かわいそうなぞう」が入りこんで、最後は、とんでもないオチ。
これ、はじめて読んだときの衝撃はとても大きかったです。大好きな作品。


「白亜荘二泊三日」
ドラえもんっぽいです。
F先生は恐竜が大好きだったんだなぁ。



「倍速」
最後の一コマを、エロネタで落とす。F先生、まさかの…



「マイホーム」
ドラえもんっぽいです。石炭紀にいってマイホームを持つ。
タイムパトロールが同じデザインですよね。



「マイシェルター」
核爆弾
核戦争
原子炉事故、放射性降下物、マグニチュード8の地震などに十分耐えます、というところがう~ん・・・
まさかこんなことになろうとは、



「裏町裏通り名画館」
南極物語とスターウォーズをパロディにしたもの。遊び心たっぷり。こういうの好きです。



「有名人販売株式会社」
亜伊ドールがFキャラとしてはかわいいです[E:coldsweats01]いや、ほかにもかわいいキャラはいるけど。
今時のアニメの原作にもなりそうな感じ。



SF(すこし・ふしぎ)モノを読むと、F先生には、ひきだしがいっぱいあるな~、と改めて思い知らされます。



■ 過去記事





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