昨日からのつづき。
VMware+Windows+gpartでパーティションテーブルの修復
今回の話は、ディスクの修復とは関係なくて、まあ、FreeBSDでNTFSパーティションをマウントしたり、FTPしたりする話です。
■ 日本語のファイル名を使っているNTFSパーティションのマウント
man mount_ntfsすると例がのっていますが、コマンドの書式はこんなかんじです。
mount_ntfs -C eucJP スライス マウント先
たとえば、こんなかんじ。
freebsd# mount_ntfs -C eucJP /dev/da0s3 /mnt
lsコマンドで日本語のファイル名を表示するには、いろいろ細かい事情があって、ナニなんですが・・・VMware Playerのウィンドウの中に表示されているコンソールは、もともと日本語が表示できないので、どうがんばっても、日本語の文字は見えません。たとえばputtyやteraterm ssh(ttssh)でログインして、日本語を表示できる設定をしてください。
freebsd# /bin/ls /mnt | nkf
$AttrDef
$BadClus
$Bitmap
$Boot
$Extend
$LogFile
$MFTMirr
$Secure
$UpCase
$Volume
RECYCLER
System Volume Information
うんたら
かんたら
以下略
ファイル名の日本語の文字が表示できない原因としては
- 端末エミュレータ(ttssh,putty,xterm,kterm,gnome-terminalなどなど)の設定の問題
- lsコマンドの問題。lsが文字コードを親切にも変換してくれることがあります。環境変数LANGを設定すると、直ったりだめだったり。上記のようにパイプ(|)でnkf(/usr/ports/japanese/nkfからインストールできます)などを通すと、挙動が変わったり、悪化したり
- ページャー(PAGER)、つまりlessとかmoreを使った場合、親切にも変換したり、し損ねて文字化けさせてくれることがあります
というわけで、いろいろ落とし穴があります。まあ、以上は、ファイル名だけでなく、日本語を扱う上で、いろいろ問題になりますねぇ。
ところで、細かいことは、気にしないように。
■ FreeBSDでFTPを有効にする
FreeBSDをインストールしただけでは、FTPは使えないようになってます。つい最近、FTPで個人情報流出とか報道されていましたが、FTPは情報流出の原因となることもありえますので、使うときは、十分注意してください。
● /etc/inetd.confの編集
/etc/inetd.confを以下のように編集して、FTPを有効にします。
この行の先頭の「#」マークを削除します。
↓
ftp stream tcp nowait root /usr/libexec/ftpd ftpd -l
#ftp stream tcp6 nowait root /usr/libexec/ftpd ftpd -l
#ssh stream tcp nowait root /usr/sbin/sshd sshd -i -4
#ssh stream tcp6 nowait root /usr/sbin/sshd sshd -i -6
● 現在inetdが起動している?
psコマンドでinetdが動いているか確認します。
freebsd# ps ax | grep inetd
606 ?? Is 0:00.01 /usr/sbin/inetd -wW -C 60
612 p0 R+ 0:00.02 grep inetd
(grep inetd以外の)inetdがでてくれば、inetdはすでに動いていると思われます。
● 現在inetdが起動していない場合は、起動させる
/etc/rc.confに、以下の1行を追加します。
inetd_enable="YES"
「/etc/rc.d/inetd start」を実行して、inetdを実行します。
freebsd# /etc/rc.d/inetd start
Starting inetd.
● すでにinetdが起動している場合は、再起動させる
伝統的な方法としては、これ。
freebsd# kill -HUP `cat /var/run/inetd.pid `
ちょっと違うみたいな気がしますが、最近は、こんなのでもいいみたいです。
freebsd# /etc/rc.d/inetd restart
Stopping inetd.
Starting inetd.
■ WindowsからFreeBSDにFTPで接続する
昔から使い慣れているFFFTP Ver.1.82を使いました。
接続先のホストの設定をします。
IPアドレスは、VMwareのFreeBSDで、ifconfigコマンドで調べることができます。ホストOS以外の別のパソコンから、VMwareのFreeBSDへFTPする場合、NATの設定やファイアウォールの設定などが必要になります(めんどくさいので今回は説明省略)。
VMwareのNAT機能に関しては、以下が参考にしてください。もっとも、FTPはNATしにくいプロトコルなので、sshほど簡単にはできないと思います。NATではなくBridge接続で使うのなら、あまり悩まないですむでしょう。
「文字コード」タブで、文字コードとしてEUCを使うようにしておきます。
FTPで接続して、さきほどNTFSパーティションをマウントした/mntへ移動すれば・・・
見えてますね。なお、単なる偶然なので、細かいことは気にする必要なし。
あとは、ファイルをがしがしWindowsへ転送します。
・・・てゆーか、転送速度がやたらと遅い・・・使い物にならん・・・
VMwareの中のFreeBSDで、USB接続のハードディスクが、ちゃんとした速度で使えていないのが原因みたいです。
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