2012年4月15日日曜日

藤子・F・不二雄大全集 第3期 第6回配本(2012年2月)

2月に出た本…また遅くなってしまった。



201204141



ドラえもん (17)



学年誌のドラえもんは、この17巻でおしまい。
1979年度生まれ~1983年度生まれが学年誌で読んだドラえもんを収録。小学一年生1986年4月号から小学四年生1992年3月号あたりのようです。
それと、「ガラパ星からきた男」(小学三年生、小学四年生、小学五年生、1994年7月号~9月号)も収録。



「泣くなジャイ子よ」
茂手もて夫が、なぜもてるのか、謎だ!



「いつでもどこでもスケッチセット」
のび太の服が変わった
この秘密道具は、地図上の任意の場所を拡大できて、そこから時代を過去にさかのぼれて、そして、その景色を、手描きのスケッチとしてプリントアウトできる。写真じゃない、ってのがいいアイデアです。
現在は、フォトレタッチソフトには写真を手描きスケッチ風に変換するフィルタがあるし、Googleマップ、Googleストリートビューで、町並みも見られるし(場所は限定されるけど)、ある程度実現できてしまいます。



「恐怖のディナーショー」
ジャイアンディナーショーの話。ショーを中止させるのに、実は秘密道具は使っていない、というのがまたおもしろいです。



「やりすぎ!のぞみ実現機」
金曜日の夕方に、サッポロラーメンが食べたいと言い出して、ジャンボジェット機に乗って北海道に行ってしまう。なんていうバブル時代だ、スネ夫の家は。
最後のページで、マグニチュード九の大地震が関東地方をおそい……、というのはドキっとする。
それにしても、巨大などら焼きを食べて、おなかが膨らんだドラえもんはかわいい。



「ガラパ星からきた男」
今回はじめて読みました。これって映画の原作ですか?という感じで読み応えがあります。ところで、ドラえもんはカードで支払いをしてたんですか…


201204142



ウメ星デンカ (3)



週刊少年サンデー 1969年7号~35号に掲載された分を収録とのこと。
ゴンスケがおもしろいな。
P.408に昔の週刊少年サンデーのページが掲載されていますが

第8号…1月31日(金)(東京都区内は30日午後 一部の地方は2月3日)発売につづく

と書いてあるのが興味深いです。午後発売、って時間まで指定しているとは…
週刊少年サンデー1969年14号 祝創刊10周年 と書かれたサイン色紙も、へ~そうなんだ、という感じ。まだ10年しか経っていなかった…



解説が、志村みどりさんで、当時、藤子プロでアシスタントをされていたマンガ家さんであり、荒俣宏氏の妹でもあるそうで。スタジオゼロ時代の話がおもしろいです。「白ゆりのような女の子」の扉の女の子を描いたそうです。
そういえば、ウメ星デンカの絵の中に、電柱の広告看板に「スタゼロ」って書いてあるコマがありました。


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中年スーパーマン左江内氏



「中年スーパーマン左江内氏」は、「週刊漫画アクション」1977年9月15日号~1978年10月26日号に掲載された作品だそうです。
今回、はじめて読みました。設定に、エスパー魔美に似てるところがあって、なんとなく笑ってしまうところも。



さらに「未来の思い出」も収録。「ビッグコミック」1991年6月10日号~8月25日号に掲載されたとのこと。この作品、なぜか、これまで読んだことがなくて、読みたいと思っていました。映画も見てみたい…


■ 過去記事





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