2014年8月27日水曜日

藤子・F・不二雄大全集 第4期 第3回配本(2013年4月)

1年以上、積ん読[E:shock]



20140827



しゃっくり丸



掲載作品、時期はこんな感じです。



  • 「しゃっくり丸」  幼年クラブ 1957年1月号~1957年12月号


  • 「やじさんきたさん」 たのしい一年生 1959年9月号~1960年1月号


このころは、こどもたちに時代劇の人気が高かったとか…。へー。



しゃっくり丸

「ぼくは生れたときからしゃっくりがとまりません」・・・なんという斬新な設定でしょうか!

しゃっくりを止めるために、周囲の人がおどろかせるが、全然びっくりしない。

そのため、「小さいときからあんまりおどろかしたので、心臓が強くなったとみえる」と、度胸のある人間に成長した、という・・・

「りゅうの目玉」という話では、医者の名前が、ばんぶ先生。同時のこどもたちは、これに気がついたのでしょうか

「おばけロボット」という話では、ロボットの胸に「呂」と書いてある。というか、時代劇にロボットが登場するという自由さ。


セリフで、
「わしは2月号でたいじされたさんぞくのおとうとだ。」
(読者の子ども)「このまんが歩いてばかりいるや。十ページほどとばそう。うん、このへんからなにかはじまるぞ。」
というように、メタレベルのネタがあったり。こういうのって、手塚先生が始めた?

ほかに、ゴジラがでてきたり。絵は似てないけど。

最後は、びっくりして、しゃっくりがとまる。もちつきとしりもちのダジャレ



やじさんきたさん


スッポンが伏線になっていて、17ページ後にようやく。

やじさんきたさん、ってこんなのだったっけ?




解説 山根青鬼

赤坂生まれ、226事件で大阪に行って、さらに戦争で富山県泊町に疎開。田河水泡がペンネームをつけた。山根赤鬼・青鬼、という双子。

藤子不二雄は、同じ富山県で、山根兄弟に対して、「おれ達より年下や」と思ったそうだ。

昭和27年、上京するとき新聞社で安孫子先生に会っていて、安孫子氏はジェラシーを感じたとのこと。











■ 過去記事







 



 



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