シャープのMZがでてこないのもさびしいので、古いパソコン雑誌で、シャープのMZの広告を探してきました。
MZ-2000
パーソナルコンピュータ
標準価格218,000円 〈新製品〉
〈10型グリーンCRT・電磁メカカセットデッキ標準装備〉先見のクリーンコンピュータが新しい可能性を手に入れた。
将来性を考えるならMZです。日進月歩のコンピュータ世界では、より優れた新しいプログラム言語や周辺機器が続々と開発されています。MZクリーンコンピュータはこうした進化に対応できる独創的な設計。応用自在のメモリー構成で、各種言語の変換、システムチェンジを可能にしました。時代を読めば、未来のアプリケーションへの可能性を秘めたMZです―――。MZ-2000は、こうした「クリーン思想」を秘めた上で、さらにカラーグラフィック対応など一段と充実したグラフィック機能(オプション)を誇る高度に洗練された新鋭機。磨きぬかれたその性能は、まさに未来対応設計と呼ぶにふさわしい新たな次元をひらいています。
非常に残念なことですが、あえて言えば、考えていた未来、読んでいた時代が、製品寿命よりも、ちょっと数年先すぎたかな・・・という気がします。クリーン思想が世間に受け入れられるには、まだまだ状況の整備が十分ではなかったのです。
- 先進のクリーンコンピュータにふさわしい種々の特徴
[当時のパソコンはソフトがROMにはじめから記録されていたのに対して、電源を入れてソフトウェアをロードしてはじめて使えるようになることを、クリーンコンピュータと呼んだ。そういう意味では、今あるパソコンは、みんなクリーンコンピュータ] - 高機能・高速CPU Z-80A(4MHz)搭載
[だいたい、携帯電話に入っているCPUの百分の一くらいの性能だと思います。] - アドレス空間64Kバイト、オールRAM、応用自在のクリーンメモリーシステム
[64Kバイトという容量は、英数字で6万5千字記憶できる容量。↑の写真は、入りきらないと思います(計算してみてないけど)] - 鮮やかな8色カラー表示、白黒時3画面を駆使できる協力なグラフィック機能(各オプション)
[カラーといっても、赤、青、緑、シアン、マゼンタ、黄色、白、黒、の8色だけ。しかも、別売りのグラフィック用メモリと、カラーディスプレイを別途買わないとダメ。さらに10万円くらいの出費ですかね] - 2000文字表示の高解像度グリーンCRT、ソフトコントロールも可能な電磁メカカセットデッキ標準装備
[コスト削減のためにカラーではなくモノクロ、しかも目にやさしいという伝説に基づく緑1色(麻雀とは関係ない)のディスプレイ。高解像度といっても640×200ドット。超電磁ヨーヨーみたいな名前のやつは、たんに、プログラムで、カセットテープを動かせるよん、というもの] - MZ-80Bの豊富なベーシックソフト(ベーシックだけを使用したプログラム)やフロッピーディスク、プリンタも使える優れた汎用性
[昔は互換性なんてあんまりなかったので、パソコンの機種ごとにそれ専用のソフトしか使えなかった] - PASCAL、システムプログラムなど多彩なソフトウェアサポート。(発売予定)
[PASCALって懐かしいな。プログラミング言語の一種]
以下、やや不鮮明なデジカメの写真から読み取ったので、もしかすると、間違っている数字があるかもしれません。
MZ-2000 ペリフェラルファミリー
拡張ユニット MZ-1U01 標準価格 32,000円
グラフィックボード(ページ1・コントローラ) MZ-1R01 標準価格 39,000円
グラフィックメモリ(ページ2または3) MZ-1R02 標準価格 8,000円
ユニバーサルI/Oカード MZ-8BI01 標準価格 16,700円
RS-232Cシリアルインターフェイスカード MZ-8BI03 標準価格 50,000円
GP-IBインターフェイスカード MZ-8BI04 標準価格 45,000円
136桁多機能ドットプリンタ MZ-80P4B 標準価格 281,000円
80桁ドットプリンタ MZ-80BP5 標準価格 142,000円
80桁多機能ドットプリンタ MZ-80P6 標準価格 155,000円
フロッピーディスク MZ-80BF 標準価格 298,000円
拡張用フロッピーディスク MZ-80BFK 標準価格 301,000円
マークカードリーダ MZ-80MCK 標準価格 198,000円
各オプション機器との接続には、I/Oカード、接続ケーブル等のアダプタ類(別売)が必要です。
MZ-1D01 RGB方式14型カラーディスプレイ
標準価格124,000円 〈新製品〉鮮明2000文字表示、640ドットの高解像度カラーディスプレイ。黒・赤・緑・青・黄・シアン・マゼンタ・ホワイトの鮮やかな8色表示。より完全なコンピュータとの対話をめざしたビジュアル時代の新鋭機です。
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広告の隅に、パソコンサンデーというテレビ番組の紹介が小さくのっていて、司会が、萩尾みどり、小倉智明、となっていました。へぇ~・・・と思ったらWikipediaに書いてあった。
私が住んでいたところでは、当時パソコンサンデーは放送していませんでした。だいぶあとになって、日曜深夜(実際には日付変わって月曜日)に放映していましたが、下条アトムが司会をしてました。
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