FreeBSD 6.2-RELEASEが、今日やっとリリース(と発表)されましたね。いつものように、予定よりだいぶ遅れましたが、12月25日のクリスマスプレゼントとしてリリースされるのでは?というジョークまで出てましたが、クリスマスにさえ間に合いませんでした(代わりに?RC2なら出たけど)。
というわけで、FreeBSD 6.2のリリース記念として、昨日買ったCore 2 Duoマシンにインストールしてみました。
- CPU Core 2 Duo E6600
- マザーボード P5B-VM
- メモリ PC2-5300(DDR2-667) 512MB * 2枚
- 電源 400W
- HDD WD3200KS SATA2 320GB
あ、そうだ。「Core2 Duo」じゃなくて「Core 2 Duo」って書くんですね。これから気をつけよう。てゆーか、インテルのCPU、種類が多すぎて、名前を覚えられません・・・
ところで、まだ、仮組み状態なんです。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
FreeBSD 6.2-RELEASEになっても、インストール方法は、以前のバージョンと特に変化したところは、なさそうに思いました。手前味噌ですが、詳しいインストール方法については、こちらなどを参考にしてください。
いつものようにネットワークインストールでやりました。
ISOイメージファイルをダウンロード。とりあえず、ここから
ftp://ftp2.jp.freebsd.org/pub/FreeBSD/releases/i386/ISO-IMAGES/6.2
このなかの、bootonlyというファイルサイズの小さいやつ、「6.2-RELEASE-i386-bootonly.iso」をダウンロードしました。
ftp://ftp2.jp.freebsd.org/pub/FreeBSD/releases/i386/ISO-IMAGES/6.2/6.2-RELEASE-i386-bootonly.iso
あ、i386にしたけど、64ビットの、amd64でもいいのかな? ・・・まっいいか。
で、CD-RWにISOイメージファイルを書き込んで、CDからブート。
あっさりとインストーラが起動。とくにトラブルらしいトラブルもなくインストールできちゃいました。
ただ、ネットワークインストールするとき、なぜかDHCPでアドレスが取得できなかったので、手で入力しました。うちの環境の問題?
再起動後、あたりまえのように、トラブルもなくブートしました。
rootでログイン後、IPアドレスが気に入らなかったので、ifconfigで変更しました。なぜかdefault routeがなくなっていたので、route -net defaultでdefault routeを設定したり。
で、動作確認も兼ねて、portsでいろいろコンパイル&インストールしていたら、いきなりkernel panic。あれれ?IPアドレスを変更したことで、何か気に入らないツボを押してしまったのでしょうか。普通は、それくらい何の問題もないはずですけど・・・
ただ、リブートした後は、portsでxorgとか、どかどかインストールしても、まったく問題ありませんでした。
ちなみにSMP kernelであたりまえのように動いています。
速いな~ もうfirefoxのビルドまで終わっちゃいました。
その他、あまり調査していないけど、現時点で気になったところ
(1) xorg.confの設定がよくわからなかった
xorgcfgで設定しようと思ったら、液晶ディスプレイが対応していない周波数で立ち上がっちゃったので、xorgconfigでテケトーに書いてみた。i810ドライバでよさそうな気がしたんだけど、よくわからなかったので、vesaドライバにしたら、とりあえず動いた。
このマシンでFreeBSDを使う予定はあまりないので、見なかったことにしてしまうかも。
(2) ports/sysutils/mbmonが動かなかった
# mbmon -A -d
Summary of Detection:
* No monitors found.
InitMBInfo: Unknown error: 0
This program needs "setuid root"!!
とりあえずためしただけです。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ログとか
dmesg
「P5B-VM.dmesg.txt」をダウンロード
pciconf -l -v
「P5B-VM.pciconf-l-v.txt」をダウンロード
atacontrol list ... こんなにたくさんコネクタないよ
「P5B-VM.atacontrol.list.txt」をダウンロード
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
昨日は、とりあえず動作確認だけは済ませなくっちゃ!ということで、Windowsのインストールだけはやりました。買ったのは、Windows XP Media Center EditionのFDDバンドル版です。
Vistaがもうすぐ出るのに、なぜこの時期に新しいパソコンを買うのか?
その理由は・・・
えー、XPでいいじゃん。きっと、Vistaも、SP1が出るまで、問題があるんじゃない?
私は偶然にも、Windows 98は買わず、Windows 98SEを買い、Windows XPは買わずに、Windows XP SP1やSP2を、という感じでやってきたので、じゃあ、Vistaも初物は避けたほうがいいかなぁ~と思っています。だから、今のうちにXPを買っとけ! という次第です。
ただ、MCEを選んだところに、ちょっとVistaへの期待が見え隠れしているような気もしないでもないですね。
秋葉原で、深夜販売イベント、やるそうですね・・・ さむいことにならなければいいけど。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ほかに、ビデオエンコードとか試してみたけど、これまでうちで最速だったPCの、3倍以上の速度でエンコードしてます。ソフトのバージョンが違うので、ちゃんとした比較になっていないんですが、まずまずの満足。ふふふ
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ネットワークが何か変!
ふと気が付けば、FreeBSD 6.2-RELEASE上のfirefox 2.0.0.1で、一部、表示できないウェブサイトがあるなぁ。
具体的には
http://en-us.www.mozilla.com/en-US/firefox/central/
とかで、firefoxの初回起動時などで、いきなり表示できない(・・・ので気が付いた)。
netstatで見ると、TCP/IP的に、うまくいってないかんじがする。
tcp4 0 0 asagiri.59118 web.bloglines.co.http LAST_ACK
tcp4 0 0 asagiri.58586 moz.com01.nslb.s.http LAST_ACK
tcp4 0 0 asagiri.59301 moz.com01.nslb.s.http FIN_WAIT_1
どうも、moz.com01.nslb.sj.mozilla.com. とうまくお話できていないっぽい。
LAN上のproxyサーバ(squid)を通すと、ちゃんと表示できる。proxyを通さない場合、うまく表示できるサイトもあるので、ネットワークの設定がまずいというわけではなさそう。
MTUが怪しい気がするけど・・・
これまで、自宅でFreeBSD上のfirefoxってほとんど使ったことがなかったので、何が原因なんだかよくわかんないなぁ。
とりあえずportsでwiresharkをビルド中(笑)
わかったこと
firefoxの問題ではない。wgetでも症状を再現できる。
# wget --debug --referer="http://en-us.www.mozilla.com/en-US/firefox/central/" http://en-us.www.mozilla.com/js/__utm.js
Setting --referer (referer) to http://en-us.www.mozilla.com/en-US/firefox/central/
DEBUG output created by Wget 1.10.2 on freebsd6.2.
--23:34:19-- http://en-us.www.mozilla.com/js/__utm.js
=> `__utm.js.2'
Resolving en-us.www.mozilla.com... 63.245.209.10
Caching en-us.www.mozilla.com => 63.245.209.10
Connecting to en-us.www.mozilla.com|63.245.209.10|:80... connected.
Created socket 3.
Releasing 0x080871c0 (new refcount 1).
---request begin---
GET /js/__utm.js HTTP/1.0
Referer: http://en-us.www.mozilla.com/en-US/firefox/central/
User-Agent: Wget/1.10.2
Accept: */*
Host: en-us.www.mozilla.com
Connection: Keep-Alive
---request end---
HTTP request sent, awaiting response...
---response begin---
HTTP/1.1 200 OK
Age: 323
Date: Mon, 15 Jan 2007 14:29:03 GMT
Expires: Mon, 15 Jan 2007 14:44:03 GMT
Cache-Control: max-age=900
Connection: Keep-Alive
Via: NS-CACHE-6.0: 4
ETag: "4002-a8fdd280"
Server: Apache/2.0.52 (Red Hat)
Last-Modified: Wed, 01 Nov 2006 22:02:34 GMT
Accept-Ranges: bytes
Content-Length: 16386
Keep-Alive: timeout=300, max=992
Content-Type: application/x-javascript
---response end---
200 OK
Registered socket 3 for persistent reuse.
Length: 16,386 (16K) [application/x-javascript]
30% [==========> ] 5,023 --.--K/s ETA 02:27
となって、これ以上すすまない。途中で、固まってしまう。
wiresharkで見たところ、Webサーバからの応答のパケットの順序が、ばらばらに入れ替わっていて、しかも、途中からは、再送パケットだけになっている。
よくわかんないのですが、NICの、ハードウェアでチェックサム計算する機能(checksum offloading)をオフにしてみたら、通信できるようになりました!
# ifconfig re0 -txcsum -rxcsum
# ifconfig re0
re0: flags=8843<UP,BROADCAST,RUNNING,SIMPLEX,MULTICAST> mtu 1400
options=18<VLAN_MTU,VLAN_HWTAGGING>
inet 192.168.0.29 netmask 0xffffff00 broadcast 192.168.0.255
ether 00:18:ほげ
media: Ethernet autoselect (none)
status: no carrier
re(4)ドライバのバグかなぁ~?
(2007年1月27日 追記)
freebsd-currentのメーリングリストで、re(4)のTX checksum offloadで問題があるようだ、って話がでてました。
Date: Mon, 22 Jan 2007 16:36:11 +0900
Subject: Call for re(4) checksum offload testers.
http://docs.freebsd.org/cgi/mid.cgi?20070122073611.GC29223
しばらくすればMFCされるかも
きょうpochiは起動した。
返信削除じゃあインテルは手前味噌は再現ー!
だからきょうは、チェックしなかったー。
てゆーかここでチェックしたよ♪