けっこう前から、たまに目にする現象なのですが、FreeBSDのX Window System上でFirefoxを使っていると、たまに、ものすごく微妙な、「文字化け」がおきます。
一般にいう文字化けとはぜんぜん違うので、文字化けというよりは、フォント化けという感じなんです。
それがおきたところの画像を、以下に示します。
「Mozilla $ireDox」って、伏字で文章を書いてあるのではなくて、実は、ちゃんと「Mozilla Firefox」と書いてあるのです。テキストをコピー&ペーストすると、ペースト先では、「Mozilla Firefox」になります。単に、画面上の見た目でだけ、「F」が「$」になって、「f」が「D」になっているという、あえていうなら「フォント化け」という状態です。
文字サイズを変更すると、正しい文字になります。
また、Firefoxを起動しなおすと、正常に戻ります。
fontconfigとかXftとか、最近のフォントの仕組みはぜんぜん理解していないのですが、フォントキャッシュ(みたいなもの)がぶっこわれているんじゃないかなぁ~、って感じがするのですが、よくわかりません。
「フォント化け」しているのか、タイプミスなのか、これって、見た目上、区別がつきません。
知っている単語ならば、「タイプミスしてますよ」なんて間違えて指摘してしまう恐れがあります。
それよりも困るのが、初めて目にする単語を、フォント化けしたときの単語で覚えてしまう危険性が・・・
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フォントキャッシュといえば、昔、Macintoshを使っていたころ、漢字Talk7.1とかだったかな、よく作り直していたような。何のためだったっけ?
あと、往年の名機、AppleのLaserWriter II NTX-Jという日本語のPostScriptを印刷できるレーザープリンタ。外付けでハードディスクなんかついていたりしましたが、ハードディスク内に、ベクトルフォントデータが保存されていて、また、フォントキャッシュデータも、ハードディスク中に作成されます(印刷を高速化するために、ベクトルフォントをラスタライズした結果を、フォントキャッシュとして保存していたらしい)。なんだかバグってたらしくて、使い込んでいくうちに、フォントキャッシュのデータがぐちゃぐちゃになってしまい、電源を入れてから使えるまで、30分くらいかかるようになったりすることがありました。そういうときは、フォントキャッシュを消してやると、元にもどりました。
懐かしい話です。
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(2007-4-27)
コメント欄でいい情報をおしえてもらいました。
たしかに、ちょうど0x22ズレてる!
ところで、ipafontとぜんぜん関係ない話なんですが、ここのブログはWindows XP上のFirefox2で書くことが多いです。ところが、最近、文章を書いている途中で、テキストボックス内のフォントが、毛筆体に化けることがあります。なんか見た目が、すっごい気持ち悪いです。
(ブラウザで直接書くのもなんだかな、ですけど)
同じくFreeBSDですが、IPAフォントを使っているとOperaやFluxboxでも同じ症状が出ます。
返信削除とりあえずは$HOME/.fonts.cache-1を消せば直るんですが、すぐに元に戻るんで諦めました。
X関係はよくわからないので、別のフォントを使ってます。
そうなんですか。私の環境だけ、Firefoxだけ、というわけではないのですね。
返信削除IPAフォントが一番文字がきれいに思うので、気に入ってるのですが・・・
https://www.codeblog.org/blog/ueno/20070412.html#p01 での情報によると、IPAフォントのバグのようです。ご参考まで。
返信削除ありがとうございます。さっそく試してみます。
返信削除周りでは、Firefoxユーザーが少ないばかりか、もうWindowsばっかりなんで、有名な現象だとは知りませんでした。