FreeBSDで、ataraidを使ってミラーリングしている(RAID1)ボリュームがあるんですが、ふと気がつけば、ハードディスクドライブが1台、認識されてませんでした。どうやら、ずいぶん長いこと、ドライブ1台だけで動いていたみたいです・・・冷や汗。
おかしいな。だって、
/etc/periodic/daily/405.status-ata-raid
というスクリプトがあって、これで毎日dailyが起動したときに、ataraidのステータスチェックがされるんじゃないの?!と思ったんですが
/etc/defaults/periodic.conf を見てみると・・・
# 405.status-ata_raid
daily_status_ata_raid_enable="NO" # Check ATA raid status
と書かれていて、デフォルトではNOになっているわけでして、ataraidのステータスはチェックされてませんでした。
チェックを有効にするには、/etc/periodic.confか/etc/periodic.conf.localに
daily_status_ata_raid_enable="YES"
と書いておく必要があります。
どうして、危険な方の選択肢がデフォルトなのかと、ぶつぶつ文句をいいたくなる気分。
☆
ataraidのほかに、たとえばgmirrorを使っている場合でも、
/etc/periodic/daily/406.status-gmirror
がありますが、これもデフォルトでは、チェックは無効にされています。
同じく、チェックを有効にするには、/etc/periodic.confか/etc/periodic.conf.localに
daily_status_gmirror_enable="YES"
と書いておく必要があります。
これで、rootあてに送られてくるdailyのメールの中に
Checking status of ATA raid partitions:
ar0: ATA RAID1 status: READY subdisks: 0 ad6 ONLINE 1 ad8 ONLINE
というようなものが出力されるようになります。
ataraid、gmirror以外にも/etc/periodic/dailyの下に、いろいろあります。
一度、/etc/default/periodic.confに目を通しておくとよいのではないでしょうか。
ところで、gvinum用のものは見当たらないのですが・・・
☆
それ以外に、たとえば3ware社のATA RAIDカード用のユーティリティが
/usr/ports/sysutils/tw_cli/
にあります。このportsをインストールすると、dailyでステータスチェックするスクリプトがインストールされるのですが、これまた、デフォルトでは無効になっています。
同じく、チェックを有効にするには、/etc/periodic.confか/etc/periodic.conf.localに
daily_status_3ware_raid_enable="YES"
が必要です。
☆
periodicの設定は、/etc/periodic.confか/etc/periodic.conf.localに記述することになっているのですが、私はよく間違えて/etc/rc.confに書いてしまい、「あれ?動かない。どうして?」となることがあります。私だけでしょうか。
最近は、/etc/src.confなんていうファイルも増えていて、/etc/make.confと使い分けるようになっていたりします。/etc/*.conf、/usr/local/etc/*.conf、いろんな設定ファイルがあって、混乱したりしません?
0 件のコメント:
コメントを投稿