Internet Explorerで、マウスで文字をドラッグして範囲選択しようとすると、単語の区切りにあわせるかのように、自動的に選択範囲が広げられます。
アルファベットの単語や、電話番号のような数字を選択しているときに、とくにこの現象が発生するので、もともと、アルファベットを使った言語のユーザー用の機能なんじゃないかと思われるのですが、日本語の場合、激しく勘違いな範囲を、勝手に選択しやがります。
正直いって、これ、大きなお世話です。こんな機能、一度も、役に立ったことはありません!!
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どこかのメニューの中に、この機能をオフにする設定項目があるんじゃないか?と思って探してみたんですが、見つかりません。
でも、偶然、うまい方法が見つかりました。Internet Explorer バージョン6とバージョン7の両方で、この方法が使えることを確認済み。
以下、例を使って、操作手順を示します。
Internet Explorerで、以下のように表示されているときに、「BSDな」だけを範囲選択したいとします。
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まずは、Bのところから範囲選択をはじめて、Dまでマウスポインタをドラッグしていきます。BSDまで選択されました。
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もう1文字だけ、マウスポインタを右へ進めて、「BSDな」まで選択した瞬間、「Free」の部分まで自動的に選択されてしまい、「FreeBSDな」が範囲選択されてしまいました。イライラしますね。でも、まだ左ボタンを離さないでください。
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こうなってしまっても、まだ、マウスの左ボタンを離さずに押したまま、マウスポインタを左方向、元来た方向へ戻していきます。
「な」の範囲選択が解除されたところで、なぜか勝手に選択されていた「Free」の部分の範囲選択も解除され、「BSD」だけが選択された状態に戻ります。まだ、左ボタンは押したままで。
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このように、自動的に選択されていた範囲が解除されたら、再び、右方向へ、マウスポインタをドラッグしていってください。
今度は、「な」を選択しても、「Free」が勝手に選択されることはありません。
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これで、「BSDな」だけで範囲選択できました。
一発で範囲選択できないので、やっぱりめんどくさいんですけどねぇ。
あっ、ちなみに、Mozilla Firefoxを使えば、こんなヘンチクリン現象、おきませんよ (笑)
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Windowsパソコンを使っていると、上記のような、
勝手に選択範囲を広げやがる、おせっかい機能
を、Internet Explorer以外でも、目にすることがあります。
てっきり、WindowsがOSの機能として提供しているのかと思ってたんですが、どうやら、アプリケーションソフトごとに実装している機能らしいです。だから、このおせっかい機能を、もしもオフすることができるとすれば、アプリケーションの設定メニューのどこかにあるみたいです。
Internet Explorerについて、まったく同じ疑問を投げかけているのを見かけました。
http://questionbox.jp.msn.com/qa884703.html
回答として載っていた方法は、上に書いたのとほとんど同じ感じなんですが、なぜか、「逆方向に範囲選択をしていく」という手順を示しています。
たしかにそれでもできるのですが、ポイントは、逆向き選択ではなくて、「いったん戻ってまた進む」という手順だと思いますよ。
そうだ、このマウス操作テクニックを、「3歩進んで2歩下がる」にちなんで、「365歩のマーチ手法」と命名しよう。 (笑)
たしかに鬱陶しい時がありますが、HP上に上げてあるパスや単語を選択するのには便利なんですよ。
返信削除ただ、その場合はWクリックで選択して、マウスボタンは押し下げたまま右へ選択することでパスの必要な階層までをコピーできます。
アンカーされているURLなんかは、文字そのものをWクリックしちゃうと開きに行っちゃうので、文字の上の空白部分をWクリックすると単語単位で選択されます。
あとはパスと同じようにボタンを押し下げたまま、右へと動かせば必要な階層まで選択できます。
ユーザーインターフェースって個人個人の感覚の違いや慣れがあるので、一様に使いやすいインターフェースっていう定義は無いかも知れません。
新しい方式が必ず良いとは限りませんし。
世の中、片手キーボードなるものもありますからね、、。
Internet Explorerの場合、せめて、この自動機能のon・offができれば・・・と思うのですが。
返信削除そういえば、X Window Systemのxtermでは、ダブルクリックで単語選択、トリプルクリックで1行選択だったっけ、トリプルクリックのタイミングが難しかった・・・なんてことを思い出しました。
あれ、今のFirefoxも、それと同じ動作してます。
でも単語区切りは、やっぱり微妙。
ちなみに、私は、マウスジェスチャーが苦手で、試してみたものの、結局、使ってません。
というか、私の癖なんですが、ほとんどの操作はキーボードだけで済ませていて、マウスをほとんど使わない、というのが要因としてあるのかもしれません。
話が脱線してしまいますが、昔、
「マウスの右ボタンを押せなくするカバー」
なるものをテレビで見たことがあります。
「左のボタンだけ押す」という指の動きが困難(・・・無意識のうちに、両方のボタンを同時に押してしまう)という人のための器具だそうです。
はっきりいって、マイクロソフトが日本語対応をサボっているのが原因でしょう。
返信削除使いやすいことを考えて作ってくれているならば、顧客のフィードバックを受けて、より良いものに改善していくべきと思うのですが、日本マイクロソフトが米国マイクロソフトに十分な発言力が無いために無視されているか、日本マイクロソフトが、こんな使いにくい機能の問題点に気が付かない鈍感な会社なのか、知っていても無視する傲慢な会社なのか、....
ちなみに、日本語に限らず、MS Officeでは、新しいバージョンが出ると、古いバージョンのPowerPointのファイル中の図が表示されなかったりなど、バグと思われる部分が多々ありますが、バグとはいわずに放置しているように思われます。日本マクロソフトだけでなく、米マイクロソフト自体にも問題があるのかもしれません。