FreeBSDのコンソール画面(黒地に文字だけの画面。X Windowじゃない方)を使っているとき、何かの操作をキャンセルしたときなど、「ピッ!」っとビープ音がなります。これって、パソコンの機種にもよりますが、けっこうやかましいときがあります。気になりだすと、もうダメ。
これ、kbdcontrolコマンドで、音を止めることができます。
man kbdcontrolして、「-b」オプションのところに書いてあります。
kbdcontrol -b off
音がでなくなります。
kbdcontrol -b visual
音がでなくなる代わりに、画面が一瞬光る(反転する)ようになります。
kbdcontrol -b 10.100
数字を指定して、音の長さや音程を変えることができます。
kbdcontrol -b normal
デフォルトに戻ります。
Escapeキーとか、ctrl+gとか押して、それぞれどんな感じか、試すことができます。
ところで、昔のBASICの「PRINT CHR$(7)」だっけ?エスケープシーケンスで7は音を鳴らす、ってやつでしたっけ。7なので、ctrl+gなんです。Aが1、Bが2、・・・で、Gが7であるというわけで。
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個人的には「visual」がよいのですが、わりと目障りな気もします。大画面のディスプレイが目の前にあるときに、目の前全体がピカッっと光るので、光過敏性なんとか・・・なんて用語も頭をよぎったり。
光るのは画面の一部だけに限定できないものでしょうか。
Emacsでも同様にvisible-bellというのがありますけど、画面の上と下、1行分だけが、光るようです。
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この手のカスタマイズは、たいてい、/etc/rc.confに設定することで、起動時のデフォルト設定にできます。
/etc/defaults/rc.confを眺めてると、keybellというキーワードが見つかります。
これだけだと、何を指定していいのかよくわかりません(苦笑)。
そこで、
grep -R keybell /etc/rc.d
とか、あてずっぽうに検索してみると、
/etc/rc.d/syscons
が出てきます。
このファイルの中で、keybellというキーワードが出現する場所を見ると、どうやら、/etc/rc.confのkeybellでは、-bオプションにつづけて指定する文字列を、そのまま指定すればよいことがわかります。
というわけで、/etc/rc.confには
keybell="visual"
と書いておきました。
再起動しなくても、/etc/rc.d/syscons restartで反映されるので、動作確認も簡単にできます。なんか昔、rc.confを書き間違えて、OSが起動しなくなったことがあったような・・・
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そういえば昔の8bitパソコン時代には、キークリック音ってのがありましたよね。キーを押すと、短く「プッ」と音が鳴るやつ。最近、そういうの無いですね。
現在でもケータイではあるようですが、あれって、反応が鈍いから、って理由で必要になるのかも。
電話のプッシュフォンも、ボタンを押すと音がなりますが、あれはまったく別の目的ですか。音程の違いで多値信号を伝えるって方法、よく考えたなぁ、って関心しちゃいます。
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