2010年5月21日金曜日

藤子・F・不二雄大全集 第10回配本(2010年4月)

もう5月20日だというのに、4月の藤子F全集のことを、すっかり忘れていました。



予約したあとは、もう、完全に、安心しきっているなぁ、もっと感謝しなくては、と反省しております。



4月は、エスパー魔美、パーマン、ドラえもんの3冊です。





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エスパー魔美 (4)



「魔美が主演女優!?」  中学生男子の頭の中は、エロいことで一杯なのでありました。



「生きがい」 部分テレポートで、魔美の「にょ~」を、高畑へ・・・。あ、あのぉ・・・。そんな話がメインテーマではなく、切ない話なのであります。



解説で、永井豪氏が書いてるんですが、ハレンチ学園がヒットしたせいで、多くのマンガ家さんが、編集からエロい作品を描くように要請されたんだとか。そんな中で、F先生はきっぱりと断ったものの、エスパー魔美が~うんぬん。・・・これは永井氏の推論なので、なんだかなぁ、と思いましたが。もう作者からは真実を引き出すことはできないわけで。



余談。すごいよATOK。「魔美」をちゃんと変換できる。IMEのときは、「魔法 美しい」と入力してました。単語登録することもないかと、思って。ああ、愛が足りないよ。そんなんじゃだめだだめだ。







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パーマン (7)



てれびくん 1983年5月号~1984年4月号、コロコロコミック1983年4~11月号、1984年4月~6月号に掲載された作品を収録。2回目のアニメ化にあわせて、15年ぶりにマンガも描かれ、時代の変化にあわせてか、若干の設定が変更されています。



アニメ放映が始まった当時、自分も、コロコロコミックで読んだとき(旧作品)に、時速91キロだと記憶していたのに、アニメを見たら119キロになっていたので、あれ?って思いました。



新しく描かれたこのパーマン、星野スミレが、けっこうたくさん登場しています。



解説は、別紙壮一氏。去年、シンエイを退社されてたんですね。いつだったか、映画のドラえもんオールナイトで見たことがあります。多くの人からこの人がいたから、とか感謝されていましたっけ。藤子アニメに関する、え~そうだったんだ、な話がたくさんで、興味深いです。





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ドラえもん (7)



巻頭のカラーイラストが何枚かある中で、最後の1枚。なんか涙が出てきそうなくらい、いいもの。小学校から中学校へ進学する読者に向けて、F先生からの贈る言葉です。



7巻は、1967年生まれ編ということで、小学一年生 1975年3月号~小学六年生 1980年3月号に掲載された作品を収録。あれ~、この学年では、一年生のときは、3月しか掲載されていない。1974年度の小学一年生では、連載がなかったんだって!資料編に、そのへんのことがチョロリと触れられています。



それにしても、このあたりは、個人的には名作だと思う作品が多いなぁ、と思います。たぶん、自分の場合は、コロコロコミックで読んでたんじゃないかと思います。



「ジャイアンシチュー」 ママのつくったスパゲッティ? なんかすごくうまそうです。



「念録マイク」 ジャイアンのリサイタル。ふふふ



「人生やりなおし機」 この話、ものすごく好きです。「頭や体の力はそのままで」 「昔へもどって もう一度 新しく生きなおせる機械」 なんか、せつなくなって、ほろにがさを感じちゃいます。



「不幸の手紙同好会」 どうもこういうのが周囲で流行することはなかったもので、初めて読んだ当時、ピンとこなかったです。近年は、「棒の手紙」というトンデモなものがあったそうで、それはそれで興味深いというか、あまりにも話が出来すぎていて信じられないです。



「影とりプロジェクター」 ここにも星野スミレ。大人っぽい。スミレが、結婚宣言?!




 






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