私は、古い人間なので、ngというテキストエディタを10数年、愛用しています。古い人間だったら、viじゃないのか、って話もありますが、そこは、まあ、人の好みです。
viなんてのは、しょせん、できそこないです
とまで、おおっぴらには言いませんが(笑・・・ viの作者自ら、そういうことを言ってたみたいですけど。viよりも、もっとまともなエディタを完成させたところ、ディスククラッシュか何かでソースコードをすべて失い、気力もうせた、とかいう有名な話)。
大学の計算機実習で、実習テキストに説明されていた、viを使わされたのですが、3分も経たないうちに
これはダメだ
と見切りをつけて、nemacsと入力してました(笑)。viの、Escapeキーを押してモード切替しなければならない、ってのがまったく受け入れられませんでした。
あのころ、テキストエディタといえば、PC-9801のMS-DOS上で動くMIFESだけしか知りませんでした。その後すぐ、MIFESから、VZ派となりまして、今でもWindowsでは、WZです。
その後、nemacsは重たい、ということで(ワークステーションの処理速度と、ログインユーザー数などから、そういうことになってしまう時代でした)、日本語も使える軽いテキストエディタとして、ngに出会いました。その前に、uemacs?マイクロemacs?そんなのを一瞬使ったこともあったかも。
その後、nemacs時代がけっこう続いた後、mule、そして、xemacs時代が長く続き、最近、xemacsも、もうだめかな、っていう気もしてきているので、emacsに戻る準備をしています。
ngを愛用してるといっても、/etc/や/usr/local/etc/以下にある設定ファイルをちょこちょこっと書き換える程度のために使うだけです。それでも、この軽さは、手放せません。VZ派ならわかる、テキストエディタは軽いに限る、ってことでしょうか。昔は、ngでも重かったりしたんですけどね。9600bpsのシリアル端末で使ったりもしてたし。
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さて、そのngなんですが、FreeBSDのports/japanese/ngにあるやつを、portupgradeしたら、ja-ng-1.4.4_1 というのになったのですが、なんだか、よくわかりませんが、画面表示がおかしくなりました。
ktermの中で「ng ファイル名」とやって実行すると、
ファイルの先頭部分しか表示されず、途中から下の方が、表示されません。
control+Lを連打すると、少しだけ表示内容が増えるのですが、基本的にはダメ。
xtermの中で同じことをやると、
もっと下の方まで表示されたのですが、1行、表示されてません。
ウインドウサイズをもっと小さくすれば、下まで表示されるようです。
環境変数で、TERM=ktermや、TERM=xtermになっていて、TERMCAPは無し。
なんだこれは、困ったぞ!ということになったのですが・・・japanese/ng-develにしたら、正しく表示されるようになりました。ja-ng-1.5.b1 です。
あーもー、japanese/ng-develでいいや・・・
ng-1.5って、けっこう手が加えられているみたいです。
残念ながら、古いコードは、新しいOSでもそもまま動く、とはいえないのですね。terminal関係って、ナニなところがあるみたいですし。
そういや、以前、Solarisで、pkgsrcのngをビルドしたら、うまくいかなかったっけ。
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