ワークステーションを買いました。もちろん個人で買うはずもなく、会社で設備として購入したものです。
昨日、雨が降る中、搬入されました。数名やってきた運送業者の方々の一人が、「○○○○のため(早口で聞き取れなかった)、搬入場所を確認したいので、案内してもらえますか」と言うので、一緒に設置場所へ移動。
なぜかその方、50代くらいのおじさんなんですが、手鏡を持っています。通路をあるくときも、荷物用エレベータにのっているときも、じ~っと手鏡を覗き込んでいるおじさん・・・
(あぶない人?髪型を異常に気にするナルシスト?)
部屋について、ようやくわかりました。結露しないかどうか確認するために、鏡が曇らないか見張っていたんですね。外は寒いけど屋内はあったか(ウォームビズなはずなのに)、しかも雨も降っていて湿度が高い、というわけで、精密機器を専門に配送している人たちは、すごく気を使っているですね。
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さて、いろいろ搬入されてきました。ラックマウントタイプのワークステーションとLTO Ultrium3なテープライブラリなどを購入したのですが、発注時のミスなのかなんだかよくわかりませんが、全部バラバラにとどきました。ラックに設置されていません・・・
というわけで、格闘開始。
組み立て方の説明書もないし、ずぶの素人ばかりですが、3時間くらいかけて、なんとか組み立てることができました。
組み立て完了後、梱包材などいらないものを掃除してたら、簡単な説明書がでてきました。もっと、わかりやすいところに入れといて欲しい・・・
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まずはOSのインストール。SPARCアーキテクチャのワークステーションなので、Solarisにするのは当然として、バージョンは・・・えーい!もうSolaris10でいいや、と思いつきでSolaris10をインストール。
Solaris10のインストール自体は、Solarisのインストールを1度でもやったことのある人ならば、特に問題なくこなせます。
そして、ワークステーション付属のソフト(管理ツールとかみたい)をインストール。これのインストール方法が難解。もうちょっと改善して欲しいところです。
最後に、OSのパッチをあてます。最近のSolarisは、パッチあて処理もいろいろ改善されてきているようです。Solaris10には、updatemanagerというツールが提供されています。残念ながら、このツールは、OSには組み込まれていなくて、自分でユーザー登録してダウンロードしてインストールしなきゃいけないので、かなり面倒ですが。とはいえ、このupdatemanagerを使えば、WindowsでいうところのWindowsUpdateのような感覚で、パッチをあてることができます。
便利になったなーと誉めてあげたいところですが、これ、処理が遅すぎます。結局、パッチあてが完了するまで、3~4時間くらいかかりました。はぁ・・・
1日目は、これで終了。
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2日目。今日は、テープライブラリのインストールをすることにしました。
テープライブラリってのは、テープドライブと、何本ものテープをとっかえひっかえ入れ替えてくれる機械(ロボットって呼ぶらしい?)からなる装置です。昔あった、お金を入れて曲を選ぶとレコードをかけてくれる「ジュークボックス」と同じようなものです。あ、実際にテープライブラリのことを、ジュークボックスって呼びます。これ、動作を見ていると、けっこう愉しいんですよね。
テープドライブは、LTO Ultrium3ってのに対応していて、テープカートリッジは、3.5インチフロッピーを10枚重ねたくらいの大きさで、1本あたり400GB(圧縮無)の容量があります。このテープが、全部で30本格納できます。
もっとも、いろんな事情があって、Ultrium2という安いほうのテープしか買えませんでした。
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さて、まずは装置の接続ですが・・・接続方法がマニュアルに書いてないです・・・
SCSIケーブルが2本、ターミネータが2個あります。で、これ、どうするのよ???
まあ、これはなんとかなりました。最初は、完全に間違った接続をしていましたが・・・
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次が、バックアップ処理をしてくれるソフトのインストールです。これをインストールしないと、せっかくのテープライブラリの機能を有効に活用できないので、必需品です(そこにつけこんでか、ソフトの値段がべらぼうに高い)。
これが、一番はまりました。テープドライブ自体は認識しているのですが、チェンジャー装置(テープをとっかえひっかえしてくれる部分)を、うまく認識してくれないのです。マニュアルを一生懸命読んで判明したのですが、要約すると、
えーとね、Solaris10からこのあたりの仕組みを変えたから。もしかすると認識されないよ。そんときは、Solarisのマニュアルを読むかメーカーに問い合わせてね
ということでした。むむむ・・・こんなところでSolaris10の罠があったとは。
2~3時間、いろいろ調べたり、試行錯誤した結果、幸運なことに、なんとか動いたようです。ふぅ、疲れました。
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以上のような作業って、普通は、専門の業者がやってくれることだと思います。素人がやるのは、非常に大変ですね。Solarisも、Solaris10になったとたん、いろんなところが変更されてしまって、今までの感覚で使っていると、あれれ?なんで?となってしまうことが多いです。
数ヶ月ほどSolaris10を触って、なんとなく思ったのですが、Solaris10ってのは、
「WindowsみたいにGUIで管理できるようにする仕組みを作れるようにした(ので、あとは誰か作ってください)」
って感じがします。まだ、GUIは用意されていないんです(OpenSolaris方面で、なんかあるらしい)。
素のSolaris10を使っている限りは、結局は、コマンドラインで、ハナモゲラな呪文コマンドを入力してやらなくちゃいけないんです。しかもその呪文が、Solaris9までとはかわっちゃってて、非常に戸惑います。
ドラゴンクエストとか、ファイナルファンタジーで、新作がでるたびに、魔法の名前が変わっちゃうとしたら、いやですよね。
うがった見方をすると、わざと使い方を難しくすることで、素人には手出しできなくし、専門の業者に仕事を作ってあげて、その業者を儲けさせてあげてるんじゃないかとも・・・?
同じようなことを、LDAPを立ち上げたときも感じました。
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