VMwareの中のFreeBSDで、Xサーバを動かしてみました。
VMwareだから何か問題があると思いきや、それほど重大なトラブルもなく、すんなりと動いてしまいます。
(1)Xのインストール
Xorg 6.9.0を、portsでインストールしました。
cd /usr/ports/x11/xorg/
make install
これで数時間放置しておけば、Xがインストールされます・・・とはいかなくて、どういう設定でコンパイルするかたずねてくるportsがいくつかあるので、メニューで選んでやんなければなりません。
巨大なソフトは、無理にportsでインストールしなくても、packageでインストールしてもいいかもしれません。
(2)Xサーバの設定
VMwareの中で動くことを確認したxorg.confを、ダウンロードできるようにしておきます。
このファイルを、/usr/X11R6/lib/X11/xorg.conf というファイル名でコピーして使います。
このxorg.confを使わずに、一般的な設定方法をするというのなら、xorgcfgを使います。
ただし、xorgcfgを使ったとしても、Xサーバの設定をするのは、初心者には難しいかもしれません(そういう人はLinuxの何かを使ったほうがイイ)。
xorgcfgコマンドを実行すると、Xサーバの設定をするGUIツールが起動します。
モニタのアイコンとかキーボードのアイコンの上で右クリックして、[cofigure]を選び、設定を行います。
キーボードの設定では、最初、失敗しました。私は普段からctrlキーとcaps lockキーを交換しています。
ところが、ホストOS(Windowsとか)のほうでキーを交換している場合に、ゲストOS(この場合FreebSD)の中でも交換すると、元に戻ってしまう???見たいです。というわけで、Xではキーを交換しないようにしました。
一通り設定が終わったら、[Quit]ボタンをクリックして、設定ファイルxorg.confを保存して終了します。
ここでハマりました。なぜかxorgcfgを終了したら、vmwareの中の画面が真っ黒になったままで、何も見えなくなってしまいました。sshでログインできるので、OS自体は動いていて、単に画面表示がおかしくなっただけのようです。
たまにある症状で、たぶん、何かすれば元に戻せると思いますが、めんどくさかったので、ctrl+alt+insertで(VMwareの中では、ctrl+alt+deleteするのに、deleteキーではなくinsertキーになる)、再起動させてしまいました。
xorgcfgで作成したxorg.confを使って、自分好みの設定でXサーバが動いてくれることはまずなくて、結局いつもxorg.confを手で書き換えて調整することになります。今回は、こんなところをいじりました。
- ホストOSの画面サイズよりも、大きいサイズでXサーバが起動してしまったので、画面サイズを1280x1024と明示的に指定した
- マウスのボタンの設定がおかしいので、直した
(3)Xサーバを起動する
startxコマンドを実行すると、Xサーバが起動します。
VMwareウィンドウの最大化ボタンをクリックすると、画面全体で表示されるようになります・・・と思ったら、画面上部に、ちょこっとだけ、VMwareのメニューなどが残っています。何かすると消せるような気がしますが、よくわかりませんでした。「VMware tools」をインストールすれば消えるのですが・・・
ともあれ、何のトラブルもなく、順調に動いています。これはFreeBSDでfirefoxを動かしたところです。
firefoxも、portsを使ってインストールしました。
cd /usr/ports/www/firefox
make install
参考までに、Xサーバのログファイルを置いておきます。
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