2007年3月1日木曜日

ハムサラダくん 完全版 [下]

大人になってから、子供のころに読んだマンガについて思い出して、「なんかそんなマンガあったよね、なんてタイトルだっけ?」・・・とか気になることがあります。
いやいや、子供のとき読んだマンガ作品なんて、ほとんどは忘れているもので、思い出せそうで思い出せない、あ”~!! というくらいに気になるような作品は少なかったりするわけです。
しかし、そんな中で、「あのマンガ、すごかったな。今思えば、なんだか、わけわからないけど」と、微妙に記憶に残ってしまっているマンガもある。忘れようにも忘れがたい。でもみんな知ってるわけではなくて、知る人ぞ知る、ややマイナー作品。そんな作品のナンバーワンが、「ハムサラダくん」ではないでしょうか。



20070228



しばらく悩んで、買ってしまいました。これ、下巻なの?
上巻は、すでに売ってなかったし・・・



コレクションアイテムとしては、これって最高です。



「ハムサラダくん」の『原作』である「まんが道」は(・・・この本の巻末のインタビューで、作者がそういうふうにいってるし・・・)、私は20代になって初めて読んだので、子供のころにコロコロコミックでハムサラダくんを読んだときは、「まんが道」と比較することもなく、素直に読めていたのであろうと思う ・・・ うーん、そうだったかなぁ。



今になってこそ、ハムサラダくんを読めば、なんだか時代の違いか、価値観の違いか、そんな変化を経たおかげで、たしかに、笑えます。これ、笑えるんですよ。
  今なら。
10年前だったら、こんなのパロディにもならん!と憤慨したかもしれませんが(笑)。



この下巻では、「まんが道」からはすでにだいぶ遠く離れた別作品になっていて、ところどころネタとしては共通するような部分があるものの、ほとんどオリジナル作品になっています。そういう点でも、おもしろかったですね。



登場キャラが、実在の人物の誰に対応するのか考えてみたりするわけですが、「風車かん平」って ・・・ 「間 寛平」かよっ。漫画家じゃないじゃん。



福富竜太郎ってのは、キザで金持ちですごく嫌なやつかと思ったら、ピンチのときに手伝いにきてくれて、なんかいいやつだし。





マンガもよかったのですが、巻末のインタビューの、やるせないと感じてしまいそうなくらい、ぶっきらぼうさもいいです。



ところで、作画ミスを指摘すると、先着50名にハムサラダくんシールがあたる「超難関クイズ」が載っているのですが、これって、答をアンケートハガキに書いて送れ、って書いてあるのですが、アンケートハガキなんて入ってませんでした・・・



作画ミスなんて、あっという間に見つかったので、50名には入らなかったでしょうね。



(問題の出し方がヒントになっているっていうか、もうそれだけで、絶対にそれに違いない!ってわかっちゃうのですけど・・・)



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