実家で24時間これまで動いていたサーバは、寄せ集めの不要パーツをリサイクルして組み立てたものでした。
- DELLのマザーボード。1000円くらいだったジャンク品。一見ATXのようで、電源ピンの配列がATXとは違うという、かなり怖い代物。仕方ないので変換ケーブルを自作した
- ごみ捨て場で拾ったPentiumII 233MHz。CPUファンが壊れて回らなくなったので、似たようなものを見つけていて、ねじりっこで、しばりつけてある
- 64MBとか128MBくらいの、あまってたSDRAM
- 64MBのコンパクトフラッシュ(CF)と、CFをATAに変換するアダプタを使って、ハードディスク代わり
- 電源は、余ってたATX電源。静穏化のために、ファンの電源を12Vから5Vに変えた
- OSはFreeBSD(の5.1とか古かった・・・)。CFは書き換え回数に寿命があるので、すべてread onlyでマウント。書き換えが必要なところはMFSで用意する
今回これを、年末に買ってきた(これもジャンクですが・・・)
というノートパソコンで置き換えました。
- 今回も、ハードディスクは内蔵せず、コンパクトフラッシュを使ったので、0スピンドルノートパソコンです。容量は256MBのCFを使いました。
- バッテリは完全に消耗していて、そんなのをつけてても仕方ないの出で、はずしてしまいました。そのおかげで、とても軽くなりました。これくらい軽いと、外出時に持ち歩いても快適です。ただ、バッテリがないので使い物になりませんね・・・
- メモリは・・・買おうと思ったら、けっこういいお値段でしたので、64MBのまま
- OSは、年末頃にビルドされた、FreeBSD 5.4-STABLE。
- vtunを使って(昨日の話)、実家~自宅をVPN接続。
- 簡単なスクリプトを書いて、新着メールがあると、音を鳴らして知らせる。
- sambaのnmbdだけ動かして、Windowsパソコンの名前引きをする(VPN接続した向こう側のWindows PCにアクセスするために必要・・・後述)
- sshで外部ネットワークからログインできるようにしておく。
- ダイナミックDNSの更新処理を行う。
- 前はnamedを動かしていたけど、なんで動かしていたのか理由を忘れてしまったので、今は動かしていない。
- ふたを閉めても、サスペンドしないように、BIOSメニューで設定。なぜか、FreeBSDでは、ほったらかしていても、液晶パネルのバックライトはつきっぱなしでした。greenというスクリーンセーバーを使うと、画面の電源が落ちるようになるはずですが、画面は真っ黒になるものの、バックライトはついたまま・・・
・・・というようなかんじで、帰省している間は、ちゃんと動いているか様子を見ているところです。先代よりもマシンのスペックはあがっているので、もう少し仕事をさせてもいいかな?
今後は、メール周りの環境をもう少しよくしたいと思っています。自宅ではfetchmailでプロバイダからとってきたメールを、spamassassinでスパム・メールのチェックをしたあと、imapで読めるようにしています。
一方、実家では、別のプロバイダを使っていて、ごく単純にPOPでメールを読むだけでした。最近、迷惑メールが混じるようになってしまったので(辞書式のしらみつぶしで見つけられてしまったらしい)、メールサーバを自宅のほうで集中管理して、実家からは、VPN接続を経由してアクセス(FreeBSDががんばってくれるのでWindowsパソコンからは、まったく意識する必要がない)するようにしようかな、と考えています。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
昨日の補足。
■ vtundのクライアント側の設定
クライアント側では、/etc/rc.confにこんな風にかけば、vtundが自動起動するらしいです。
vtund_enable="NO"
vtunclient_enable="YES"
vtunclient_flags="tun-ttt ttt.example.com"
■ 異なるネットワークセグメントのWindows PCにアクセス
VPN接続した向こう側のWindowsパソコンのファイル共有にアクセスするとき、「向こう側のPC」のIPアドレスを知る必要があるのですが、これ、Windowsのネットワーク機能が、ナニなもので、いろいろやっかいです。いろいろ方法はあると思うのですが、私は、一番単純な方法として、SAMBAのnmbdに、手伝ってもらうようにしています。
smb.confでは、こんな風に指定することで、nmbdが、名前引きを代行するようになるらしいです(Windowsのネットワーク機能はチンプンカンプンでわけわからんです)。
wins support = yes
wins proxy = yes
dns proxy = yes
Windows PCがあるパソコンにアクセスするとき、そのパソコンの名前からIPアドレスを求める必要があるのですが、↑のように書いておくと、探している名前が(DNSで)引ける場合には、nmbdが代理で、IPアドレスを返答するようになるらしいのです。
DNSサーバなんて実際にはいらなくて、家庭内LANのように小規模なネットワークなら、/etc/hostsで十分です。/etc/nsswitch.confで、
hosts: files dns
とでもしておき、あとは、/etc/hostsファイルに、すべてのマシンの名前(Windowsのパソコン名)と、IPアドレスを書いておけばOK。DNSサーバを動かす必要はないです。
■ 参考
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