FreeBSD 6.1が先日リリースされました・・・っていっても、ふだんからSTABLEバージョンを使っているので、RELEASEバージョンというのは、ただの節目にすぎない、って思うのです。ああ、人間、歳をとると、感動することが減るよね。
これじゃいかん、ということで、無理にテンションをあげて、VMware Playerで動かしていたFreeBSDを、6.1-RELEASEへアップグレードしてみました。
といっても、先月、6.1-RC1へアップグレードしていたので、今回は、6.1-RC1から、6.1-RELEASEへのアップグレードです。
前回の話はこちら
(VMware) FreeBSD 6.0から6.1-RC1へアップグレード・インストール
ざーっとアップグレード作業をしてみて、どうやら、6.1-RC1のときと、ほとんど違いはありませんでした。というわけで、細かいことは、上のページを参照してください。
/var/emptyが書き込みできずにエラーになる問題は発生しませんでしたし、FTPインストールもできました。
今回インストールに使用したのは、6.1-RELEASE-i386-bootonly.isoという、ISOイメージファイル。ファイルサイズは約24MB。これを、たとえば、以下のへんからダウンロードしてきました。
ftp://ftp3.jp.freebsd.org/pub/FreeBSD/releases/i386/ISO-IMAGES/6.1/6.1-RELEASE-i386-bootonly.iso
つぎに、vmxファイルを書き換えて、ダウンロードしたISOイメージファイルを、CDとして認識できるようにしておきます。
該当箇所は、こんなかんじ。
ide1:0.present = "TRUE"
ide1:0.deviceType = "cdrom-image"
ide1:0.startConnected = "TRUE"
ide1:0.fileName = "6.1-RELEASE-i386-bootonly.iso"
vmxファイルのアイコンをダブルクリックして、VMware Playerを起動し、しばらくすれば、CD(のイメージ)からブートして、FreeBSDインストーラが起動します。
あとは、前回の6.1-RC1をインストールしたときと、まったく同じ要領で、アップグレード・インストールができました。
当然のことながら、ちゃんとFTPインストールできました。
以下のメッセージに書かれているように、/etc/upgrade/というフォルダの中に、新しい設定ファイルが置かれています。
これまで使っていた設定ファイルは/etc/フォルダにそのままあるので、両者を見比べながら、必要に応じて、上書きして置き換えたり、エディタでコピペしたりするなどすれば、アップグレード作業は完了です。
時計が狂う問題はどうよ?
あるノートパソコンで、VMwareなFreeBSDを、6.0Rから6.1Rへアップグレードインストールしたところ、やっぱり時計が狂ったのですが、
(VMware) FreeBSD 6.0-RELEASEのインストール
に書いたように、/boot/loader.confに
hint.apic.0.disabled="1"
を書いて、さらにダメ押しで、/etc/sysctl.conf に
kern.timecounter.hardware=i8254
を書くと、なんとなくましになったような気がします。時刻が進んだり遅れたり変動することはなくて、常に10秒ずれたまま、という安定したズレがみられました。別のパソコンでVMware Player+FreeBSD 6.1Rを動かすと、どんぴしゃりで合ってるんですけどね。
なお、以前6.1-RC1へアップグレードしたあと、portupgradeして、いろいろ負荷をかけたりしてみたのですが、安定して動作しているし、時計が狂う問題もおきていません(loader.confとsysctl.confでの対策済み)。
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