2006年8月21日月曜日

memtest86でメモリのテスト

先日、





にあるように、どうやら、メモリがぶっ壊れた?っぽいかんじです。



よくあるメモリ関係のトラブルには、「相性問題」というのがあって、このマザーボードにこのメモリを挿すと動かないけど、別のマザーボードだと大丈夫なんてことがありますが、これまでずっと動いていたのが突然動かなくなったので、たぶんそれはなさそう・・・



とりあえず、これは故障なんだと、サッパリとあきらめるためにも(笑)、一応、チェックしてみましょうか、ということで、メモリのテストするツールとして定番のmemtest86を試してみました。



memtest86のホームページ




■ ダウンロード



ダウンロードできるmemtest86は、ソースコードのほかに、実行可能なバイナリ形式として、2種類、用意されていて、



  • フロッピーディスクのイメージファイル + 書き込みツール


  • CD用のISOイメージファイル


がありました。



今回は、フロッピーディスク用のほうを使いました。



フロッピー用ダウンロード
http://www.memtest86.com/memt32.zip



今時のパソコンには、フロッピーディスクドライブなんてついてませんから、CD用のイメージファイルをダウンロードして、適当なCD書き込みソフトでCDを焼いちゃってください。



ISOイメージファイルのダウンロード
http://www.memtest86.com/memtest86-3.2.iso.zip

~ でも、フロッピーディスクドライブは、あれば、1~2年に1度くらい重宝することがあります。アキバのジャンク屋さんでは、USB接続のフロッピーディスクドライブの中古(でもかなりきれい)が、1500円前後で売られているので、1つ持っているといいかもしれません ~


■ memtest86起動用フロッピーディスクの作成



あらかじめ、データが消去されてもかまわない、フォーマット済みのフロッピーディスクを1枚、用意しておきます。



memtest86起動用フロッピーディスクの作成は、Windows上でもできます。わかる人なら、FreeBSDやLinuxでもできるでしょう。たとえば、

cat memtest.bin > /dev/fd0

みたいな感じでできるはずです。。。



以下は、Windows上での手順です。



  1. ダウンロードしたzipファイルを展開します。
    Memtest861




  2. 中にある、install.batというのを実行します。


  3. 「Enter target diskette drive:」と表示されるので、フロッピーディスクのドライブ名(普通はA)を入力します。


  4. 「Please insert a formatted diskette into drive A: and press -ENTER-」と表示されるので、フォーマット済みのフロッピーディスクをドライブにセットし、Enterキーを押します。


  5. Memtest862





  6. あっという間に、書き込みが終了します(イメージファイルのサイズは93KBしかないので)。









■ memtest86を実行する



作成したフロッピーディスクで、パソコンを起動します。



こんな感じの、シンプルな画面です。



Memtest863











エラーがあると赤く表示されるんですね。実は、はじめて見ました。
これを見ると、思いっきり、stuck-at-0 faultです。ありとあらゆるアドレスでエラーが出ているので、メモリセルの故障ではなく、メモリチップの出入り口に近いところでの故障でしょう。こんなわかりやすい壊れ方、ほんと、はじめて見ました。



ちなみに、エラーがない場合はこんな感じです。エラーがあってもなくても、延々とテストを繰り返していくみたいです。



Memtest864




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