出直してきました(笑)。
なんとか、VMwareなFreeBSDで、6.0Rから6.1-RCへアップグレード・インストールができました。
ちなみに、RCとは、Release Candidateの略で、直訳して「リリース候補」?、つまり、「このバージョンでとくに問題がないようなら、リリースバージョンとしちゃいますよ」、くらい自信がある完成度のことですが・・・たいてい無問題ということはまずなくて、RC1、RC2、・・・と続いていくことがよくあります。
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今回、とくに新しいことはやっていないので、このへんが参考になるのではないかと思います。
■ ISOイメージのダウンロード
まだすべてのFTPサイトへのミラーリングがすんでいないようで、今回は、いつもとは違うところからダウンロードしちゃいました。
ま、しばらくすれば、いつものところにあるでしょう。
ダウンロードすべきファイルですが、いつもと同様に、ファイルサイズの小さい6.1-RC1-i386-bootonly.isoをえらびました。だけど・・・最初これを使って、FTPインストールをしたのですが、なんか途中で意味不明なエラーがでてしまったので、6.1-RC1-i386-disc1.isoをダウンロードしなおしました。
bootonlyのファイルサイズは23MB。6.0 RELEASEのときのbootonlyは44MBあったので、ずいぶんと痩せちゃいましたね・・・ちなみにdisc1は516MBあります。
あとでわかったのですが、エラーの原因は、別のところにあったので、たぶんbootonlyのほうのISOイメージでも、ちゃんとできると思います。
■ vmxファイルの書き換え
ダウンロードしたISOイメージファイルを、CDとして認識できるようにします。
該当箇所は、このへん。
ide1:0.present = "TRUE"
ide1:0.deviceType = "cdrom-image"
ide1:0.startConnected = "TRUE"
ide1:0.fileName = "6.1-RC1-i386-bootonly.iso"
もちろん、別のISOイメージファイルを使うときは、fileNameのところを書き換えること。
あ、最小限のupgradeをするだけなら、disc1だけですむので、ディスクの入れ替えのことを気にする必要はないですね。
■ アップグレード・インストール作業
vmxファイルをダブルクリックして、VMwareを起動し、(ISOイメージの)CD-ROMから起動させます。
あの渋いロゴも健在ですね。
インストーラが起動すると、なんと、これまで見たことのない「Country Selection」なるものがでてきました。
ずっと上のほう、108番にJapanがあります。煩悩たっぷりですね。
これまた、これまでと違って「System Console Keymap」というのが、このタイミングででてきます。キーボードのキー配列を選んでね、ってことですね。
このあたりの変更で、微妙に、親切になっている・・・かな?
既存のインストール済みOSをアップグレード・インストールをするので、「Upgrade」を選びます。
どれをインストールするかを選びますが、base、kernels、dict、doc、games、info、manを選んでみました。
あれ?kernelsってのは、今回新たに増えてるんですね。これを選ぶと、GENERICカーネルか、SMPカーネル(マルチプロセッサなマシン用)か選べるようになってます。ほほぅ~。
FreeBSD Disklabel Editorで、パーティションのマウント先を指定します。これまで使ってたOSと、同じになるように指定しないとダメっすよ。忘れちゃったときは、いったんリセットして、既存のOSでブートして、再確認すればいいでしょう。
fsckで、ファイルシステムの整合性チェックをしてくれます。
/etc/にある設定ファイルのバックアップ先を指定します。
インストールするファイルの入手元を指定します。bootonlyなISOイメージでインストールを行っている場合は、「FTP」などを、disc1なISOイメージだったら「CD/DVD」を選びます。
ネットワークを使ってインストールする場合は、このあと、ダウンロードサイトの指定やら、ネットワークインターフェイスの設定やらがでてきます。
で、ファイルのコピーが開始されるのですが・・・うひゃ、エラーがでました。
Write failure on transfer!
(wrote -1 byte of 1425408 bytes)
これってなんすかね?
Alt+F2キーで、裏の画面を見てみると、var/emptyというところに書き込むときにエラーが出ているらしきメッセージを発見。これで、ピンときました。
Alt+F4キーをおして、緊急作業用?シェルに移り、ちょこちょこっと調べてみますと・・・
こんなかんじ
そう、/var/emptyというディレクトリにschgという属性がセットされているので、書き換えができなくなっているんですね。本当は、インストーラがこの属性をクリアしてから、ファイルのコピー作業をはじめるんだと思うのですが、インストーラのバグでしょうか?それとも、このFreeBSDが腐っていたのかもしれませんけど。
「chflags noschg なんとか」というコマンドで、schg属性をクリアできるので、書き換えや削除ができるようになります。
というわけで、この問題を解決したところ、あっさりとアップグレード・インストールができてしまいました。
■ 起動してみる
というわけで、再起動。
とりあえずまだ動かして数時間。portupgradeとかやって、負荷をかけてテストしてみたりしていますが、とくに問題なく動いているようです。
6.0-RELEASEのときに見られた、時刻がずれまくる問題も、今のところ発生していません。
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