あいかわらず、BS日テレでの「キャプテン」の放映が続いています。3周めくらいですかね。
キャプテン、人気なんですかねぇ?隠れた名作、不遇の名作?だとは思います。
で、今日、たまたま見たら、不思議なパソコンが登場してました。
第4話「結束」
どうやら、第3話からの続きらしいので、「膨大な録画済番組の山」の中から、ひまがあれば確認してみようかな、という気になりました。
ライバルチームは、データを利用して試合をうまいこと進めていくけど、やっぱり、データだけじゃ勝てないよね、というお話でした。たぶん、パソコンはアニメ・オリジナルの演出で取り入れられたもので、漫画のほうには出てこないんじゃないかと思います。
ライバルの金成中は、マネージャーがコンピューターを駆使して、打った球がどの方角へ飛んでいくかを、正確に予想する。だんだんとボール落下位置の予想の誤差が大きくなり、選手からは、コンピューターが悪いんじゃないの?というタブー発言。それをきっかけに、仲間割れ。選手は、自分勝手な予想を元に守備をするけど、もうボロボロで、試合も負け。
でもですね、だいたいですね、コンピューターの予想を信用するにしても、同じ地点に選手が3人もボーと集まって、ボールが落ちてくるような守備をしてるんじゃ、根本的な姿勢が間違ってますね。
ちなみに、コンピューターがすごいんじゃなくて、プログラムを作って、データを収集したこのマネージャーのほうが、ずっとずっとすごいんです。もうちょっと、ほめてあげてね。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
格子状にならんだ、キーボード。私はMZ80Kなどを思い出しましたが、何か具体的なモデルになった機種があるのか、それは何のなのか・・・ちょっとピンときません。
メガネ、広いオデコ、典型的な、コンピューター・マニア像ってところでしょうか。オバケのQ太郎のハカセを彷彿とさせます。
プログラムリストが見えます。BASICですねぇ。まったくの出鱈目ってことはなくて、それなりに動きそうなかんじのプログラムになっているんですけど、ところどころ、おかしなところはありますね。
「GOSUB 20」となっているところは、たぶん、20じゃなくて、200や250なんじゃないかと思われます。
画面に右端で切れちゃってるようなかんじもしますね。
「INPUT/T」ってのは、テープからデータを読み出す命令でしょうか?
ディスプレイの右に、テンキーのようでテンキーじゃない不思議なキーが並んでいます。だいたい、ディスプレイの下にならんでいるボタンは、何なんでしょうか。
コンパクトなケースに、コンピューターの装置一式が入っています!これはすごいです。ディスプレイはブラウン管タイプだし、その隣にはプリンタらしきものも見えています。電源は、どこからとっているのでしょうか。電池で、野球の1試合分持たせるのだとしたら、なかなかすごいことです。
そもそも、この少年では、重くて持ち上げられなさそうな気もしますが。
鮮やかなキー・タイピング。あれれ?よくみると、キーの配列がおかしいですね。1列、ごっそりと抜けています。「6」、「Y」、「J」、「M」がありません・・・
グラフィックも、当時のパソコンとは思えないほど、高速に描画されてました(笑)。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ネットで検索してみたら、この第4話は1983年1月31日放映ということで、そのころは、8ビット・パソコンが日本で静かなブームをおこしていたころですね。もう1年くらいすると、MSXが出てきて、よりブームが加速?みたいな。
あのころのパソコン(まだまだマイコンって呼ぶことのほうが多かったかも)は、性能が低くて、実用的な仕事の道具として使っているひとは、ほんのわずか。インターネットだってなくて、そもそもパソコン通信さえもないし。音響カプラで300ボーでデータ通信、みたいなかんじでしょうか。いま、IT業界で活躍している人たちのかなりは、このころを原点とする人が多いんじゃないでしょうか。
ちなみに、ゲームセンターあらしのアニメは1982年4月~9月放映で、ファミリーコンピュータ、後にファミコンと呼ばれるようになりましたが、あれは1983年7月15日発売だそうです。
0 件のコメント:
コメントを投稿