期待はしていなかったんですが、話のネタにはなるだろうから、ドラマ版「めぞん一刻」を見てしまいました。でも、途中で、寝てしまいました。
それにしても、昔あった実写版の映画は黒歴史化していますねぇ。
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ドラマの設定では、1983年が舞台となっているらしいです。
1983年当時って、どんな感じだったのか? 雑誌広告から1つ、ネタをひろってきてみました。
「マイコン」 1983年5月号
九十九電機(ツクモ)の広告ページ
美少女引っぱがしゲーム
PC-8001mkII, PC-8801
テープ版 ¥3,000 送料¥300
“ジャンケンポン”“アイコデショ”― ネクラファン待望のソフトが遂に登場!!バカバカしいと思いつつ、ついつい熱中してしまう…
う~ん、本当にバカらしいですね。
新しいテクノロジーが普及するときの牽引力として、かならず「エロ」があるそうなんですが、どうやら、昔は、パソコンのエロゲームといえば野球拳が定番だったらしいです。
ところで、今でもあるツクモですが、以前は、オリジナルのハードウェアとかソフトウェアも販売していたんですね。
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Hudson soft
おもしろゲームソフト
MZ-700用特選
この中にある、これが・・・なんかすごい
HuPack #2 QA-2002 ¥3,200
「ローディボール」「野球拳」
ちょっと色っぽい、おなじみよよいのよいゲーム。お相手はグラマーな可愛い子ちゃん。ジャンケンに強い君は、どこまでせまれるかな?
2本組み3200円と、お買い得感を高めている?!みたいですけど・・・
「わたし めぐみ よろしくね.」
いーんですか、これで?
この絵を見て、めまいがしてしまいました。こんなのでいいのか?!ってね。
昔の人は想像力が豊かだったんでしょうね・・・
まあ、小説みたいなタイプだったら、ストーリーがあれば、絵なんかどうでもいい、ともいえるかもしれませんけど。
MZ-700シリーズというのは、歴史に名を残す「MZ-80K」を起源とする、シャープのパソコン「MZ-80シリーズ」の血筋をひきついだ、MZ-80らしさを残した最後のパソコンだったように思います。この写真の絵のような「キャラクタ・グラフィックス」にも、その片鱗がうかがえます。
現代でも似たようなものとして、数千字以上の文字の種類と、文字幅の違いを駆使した「アスキーアート」(ASCIIコードの範囲を超えているけど)がありますが、キャラクタ・グラフィックスにも、ノスタルジーが感じられますね。キャラクタ・グラフィックってのは、1文字が8ビット256種類割り当てられる文字コードセットにおいて、前半0~127がASCIIコード準拠、後半128~255に、カタカナとか、記号を割り当てていて、主にその記号を使って描いた絵のことです。古いPC-9801シリーズのパソコンにある「GRPH」キーというのは、その記号を入力するときに押すキーです。
おそらく、パソコンで漢字を使えるようになったころ、文字コード後半の記号とかが入っていた範囲を、Shift JIS漢字コードで使うようになってしまったため、そこでキャラクタ・グラフィックというものは絶滅してしまったんでしょうね。
ちなみに、じゃんけんゲームって、プログラミングの学習書で必ずといっていいほどよくでてくる例題です。それに絵を表示させる機能を付け足しただけで、野球拳になるわけで、プログラミング的には非常に単純すぎ。
ハドソンといえば、ボンバーマンとか桃太郎電鉄とかで有名なゲームメーカーですが、昔はこんなのまで販売してたんですねぇ。
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当時(もう少し前かな)、マイコンマニア達の間では、「うる星やつら」のラムちゃんとかに人気があったらしいです。パソコン、マンガ、アニメといえば、おたくの定番です。マンガとアニメがくっつくのはいいとして、どうしてコンピュータが、マンガ/アニメとくっついたんでしょうね?
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「MZ-80 パソコン開発物語」というブログを見つけて、かなり興味深い話がたくさん。ハドソンもHuという名前で登場してます。ネット検索してみてください。
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