先日、とりあえず買っておけっ!!てことで買った「コロコロ伝説」
なかなか読む時間がとれないのですが、まずは、付録のコミックス2冊
「新オバケのQ太郎」
「がんばれ!ドンベ」
を読んでみました。
どちらも、30年くらい前のマンガ。昔のマンガを今読むと、きついなぁ~と思うことがありますが、ちょっとそういうことを心配に思ってしまってもいたのですが・・・両方とも、今みても面白い、読み応えがあります。とくに、「がんばれ!ドンベ」は、質がかなり高い。
■「新オバケのQ太郎」 (第1巻)
新オバQは、てんとう虫コミックスの2巻か3巻あたりを持っていたような気がするのですが、今回のは1巻に相当するもの。
ところで、この新オバQは、藤子F名義になってるんですね。新じゃないほうが問題なのか?
● 「Qちゃん、またきたの」
5年ぶりにQちゃんが、オバケの世界から、地上世界へ帰ってきた。ところが、みんな、Qちゃんにそっけない態度をとる。
満月の月明かりの下、屋根の上で、Q太郎とO次郎が抱き合って泣く1コマの絵が、ちょっと感動しました。
● 「空とぶ電話」
今の子供って、生まれたときから携帯電話があった、ていう感じなんでしょうね。そんな子供には、こういう作品のおもしろさは、やはり理解できないのか・・・
● 「化けかたならいたいでヤス」
タヌキがQ太郎に、化け方を習いにやってくる、という話。数ヶ月前、アニメで、このタヌキがでてくる話をやってるのを見たのですが、そのときはアニメオリジナルのキャラクタだとおもっていたのですが、原作にあったんですね。
● 「サテハラタカ」
あれ、これ、どっかで読んだな。何かの本に収録されていたんだと思います。
● 「天才教育」
O次郎がバイオリンをひこうとする絵が、たまらなくイイ。
「むりね。手が短いから。」
漫画家のフニャコフニャオも登場してます。
● 「むっつりU子」
いつも大飯食らいのQちゃんが、ご飯を食べたくないという。
伸一のセリフ「夏ボケだよ。きっと。」
それは、夏バテじゃないのか・・・? 昔は夏ボケってよんでた?
● 「U子なんか大きらい」
夜の公園でシーソーにのるU子とQ太郎。なんかこのシーン、いいぞ。
● 「もてもてオバQ」
Qちゃんが考えたクイズ。
「人造の川のことをなんというか?」
「運河でしょ」
「じゃ人造の湖は?」
・・・くだらないけど、笑った・・・
● 「サンタはくろうする」
サンタクロースを信じるO次郎に、なんとかしてクリスマスプレゼントをあげたくて奮闘するQ太郎。
ちょっと泣けるいい話。
■「がんばれ!ドンベ」 (第1巻)
ドンベって、ビリという意味の言葉だったんですね(「ドベ」ともいう?)。だれかのあだ名かと思ってました。
いきなり思ったのですが、絵の描きこみがスゴイ。児童マンガのレベルをはるかに超えてます。絵柄や内容にはやはり時代を感じてしまいますが、いまどきの青年誌に近い感じしました。
これって、たぶん、もう一度読みたい、という声がけっこうあったんじゃないでしょうか。実は、隠れた名作みたいなかんじ?
アケミが、妙にセクシーで、なんだかドキドキしました。
けっこう怖いことするし・・・他人に、自分の願いを強引にきかせようとするとき、「・・・してくれなきゃ、あたしパンツぬいじゃうから。」・・・怖い。そんな面もある一方で、子供っぽくスネてみせたり。
第5話「父をたずねて…」は、秀作ですねぇ。
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