2007年5月6日日曜日

外出先から(かなり面倒なことをやって)テレビ番組を録画

今年の1月に





けど、ず~っと放置しっぱなしだった「パソコン用学習リモコン PC-OP-RS1」を、やっと使ってみました。



やってみたかったのは、

外出先から、土曜深夜の地デジtvkの番組を、パソコンで録画する。

ってだけのことなんですが、実際には、かなーりめんどくさいことをやっています。



別に、アナログ放送でいいなら、これまでもパソコンだけで録画できてました。しかし、住んでいるところの地理的・地形的問題なのか、なんだかアナログ放送はきれいに映らない。だから地上デジタルのほうを使いたい。
つまり、うちでの地デジの存在意義ってのは、今のところ、単なるきれいな映像ソースだけでしかない。



ところが、DIGAのHDDは慢性的に空き容量不足。だからパソコンで録画したい。



・・・と、そんな裏事情がありました。



そんな悪戦苦闘を先週やってみた、という話。





さてさて、チューナーは、DIGA DMR-XW30で、パソコンとDIGAの間は、

[1] DIGA ⇒ 
[2] AVアンプ ⇒ 
[3] ビデオ(VCR) ⇒ 
[4] パソコン(カノープスMTV2004)

という経路でつながっていて、ちょっと厄介なのです。



  • ステップA. 録画時刻の直前になったら、[1]、[2]、[3]の電源をオンにして、チャンネルを選択したり、セレクタを設定してやる


  • ステップB. 録画時間になったら、パソコンの電源をオンにして録画スタート・・・これはMTV2004でごく普通にできるからOK


  • ステップC. 録画が終了したら、[1]、[2]、[3]の電源をオフにする


このステップAとCを、リモコンPC-OP-RS1で操作しちゃう、という作戦です。



■ パソコン用学習リモコン PC-OP-RS1のセットアップ



CDからドライバをインストールしてから、USBにデバイスを挿せばOK、というありがちな手順。慣れた人なら、これはとくに手間取ることもないでしょう。



つぎに、リモコンの信号を学習させます。紙ペラ1枚のマニュアルを見ながらやってみましたが、直感的に見た目ですぐわかるので、これも特に問題なし。まあ、既存のリモコンのボタンを1個ずつ、学習させていく手間がめんどくさいだけです。



ツールの「RemoteStationコントローラ」を起動させて、「リモコン作成・編集」を選びます。




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4個の送信部(赤外線の発光部)があるので、リモコンを4個登録できます(5個以上登録できるっぽいですが)。はじめてのときは何もないので、「新規作成」をクリック、既存のものを編集するときは、リモコンを一覧から選んでから「編集」をクリック。



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「リモコン名称」には、これから登録したい機器の名前などを入力。「デバイス」はとりあえずそのまま。「送信部」では、4個あるうちのどれを使うかを選びます。「リモコン用途」もそのまま。



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OKをクリックすれば、リモコン編集画面になります。

信号を学習させるときは、上に並んでいるボタンのうち「受信」が選ばれている状態にしておいてから、



  1. 画面に表示されているリモコンのボタンをクリック。


  2. PC-OP-RS1の受光部(←どこにあるのかちょっとわかりにくい)に向けて、本物のリモコンのボタンを押す。


これで、ボタン1個が学習されます。あとは、ひたすらこの作業を繰り返して、必要なボタンをすべて学習させます。割り当てるボタンが足りないときは、右に2列並んでいる「ファンクション」も使います。何の機能を割り当てたボタンなのかわからなくなってしまうので、「ファンクション名登録/編集」にて、適当な名前を付けておきます。



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上にならぶ「テスト」ボタンをクリックすると、正しく学習できているか確認するモードになります。
・・・で、ここで、ちょっとはまりました。パソコン上で、学習させたはずのボタンをクリックしても、機器のほうは、うんともすんとも反応しません。



原因は、PC-OP-RS1の送信部の置き場所が悪かったためで、

取扱説明書に書かれているように、操作したい機器の受光部のすぐそばに、送信部を置く

ことで、ちゃんと動きました。普通のリモコンって、適当な向きに向けてボタンを押してもちゃんと反応してくれますが、PC-OP-RS1の送信部は、ちょっと距離が離れただけでもダメみたいで、すぐそばに、適切な向きで置かないとダメみたいです。

4個も送信部がついてるけど、1個の送信部で、複数の機器を操作できるんじゃないの?と思ってたのですが、機器の受光部が近くにない限り、それは厳しそうです。

一通り、学習させる作業が終わったら、「完了」をクリックしておしまい。

ほかにも学習させたいリモコンがあるときは、「リモコン作成・編集」から同じことをやります。



■ リモコンを使う



「RemoteStationコントローラ」の真中の「リモコン」をクリックするか、スタートメニューから起動させるかすると、こんなリモコンが表示されます。



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下にある「リモコン切替」ボタン、「ファンクション」ボタンをクリックすると、両翼が広がります。



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■ 外出先から録画してみる



定番のVNCで、遠隔地のパソコンにアクセスします。



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ここではTightVNCを使っていますが、TightVNCでは、画質を犠牲にするかわりにデータを高度に圧縮することで、ADSL程度でも、わりと快適に操作できるので気に入っています。



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● 参考
VNCサーバを直にインターネット側に見せてしまうのは、セキュリティ的に非常に不安があるため、ちょっとだけ工夫しています。



ちなみに、パソコンは24時間動かしぱなしなのか? というと、Windowsパソコンはすべて(←複数台あるからね)、普段は休止状態にしてあります。いろんなサーバをやってたり、家の外からアクセスするためにFreeBSDマシンが1台だけ、24時間動いています。



そのFreeBSDマシンに外からsshでログインしたのち、Wake up On LAN (WOL)にて、Windowsパソコンの電源を入れてます。


VNCで接続したのち、「RemoteStationリモコン」を起動。うまくいくことを祈りながら、DIGA、AVアンプ、ビデオの3台の電源をいれました。



DIGA、AVアンプ、ビデオのすべての機器側で、きちんと希望どおりのチャンネルが選択されているか、録画ソースが正しく選ばれているか、確認しないと心配です。1つミスをしているだけで、青画面を何時間も録画してしまうことになりますから・・・



というわけで、それを目で見て確認できるようにするために、MTV2004の録画ソフト「FEATHER」を起動。



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FEATHERで入力ソースとして「Sビデオ」を選んで、MTV2004に接続しているビデオから、映像を取り込むようにします。



残念ながら、FEATHERでのモニター画面は、オーバーレイ表示されているものなので、VNC viewerを通して見たときは、真っ黒画面(場合によっては紫とか?)しか表示されず、映像を確認することができません。



・・・というわけで、静止画キャプチャします(笑)。



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左右黒帯画面が表示されているので、どうやら、各機器の電源はオンになっていて、ソースも正しく選択されている模様。しかし、チャンネルが違うみたい?



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チャンネルを変更してみた。チャンネルアップ/ダウンボタンだと、どのチャンネルが今選択されているのかわかりにくいので、番号ボタンで直接チャンネルを選べるようにしておくのがよさそうです。
テレビ番組表で、内容を照らし合わせてみて、今表示されているこれはどうやらtvkらしい・・・が、左右黒帯がジャマです。



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DIGAの設定にて、左右の黒帯を消します。そういうこともあろうかと、そのためのリモコンのボタンも、ちゃんと学習させてありました。
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画面モード切替にて・・・
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「サイドカット」を選ぶ。



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左右の黒帯が消えました。



これで、あとはFEATHERの録画予約によって、パソコンで録画してもらえばOKです。



■ 終わったら電源をオフ



朝の4時まで起きて待っているわけにはいかないので、指定した時刻がきたら、各機器の電源をオフするようにしてみました。
これは、「RemoteStationコントローラ」の「予約 作成・編集」でできました。
日時を指定して、リモコンを選び、ボタンを押して、予約を登録します。リモコンを切り替えて、一連の操作を、1つのリモコン予約として登録することができます。



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今回、録画開始前の設定作業は、人間が手作業で行いましたが、この予約機能を使えば、人手不要で、自動で行うことはできそうですね。サイドカットを指定するところが、うまくいくか、ちょっと微妙ですが。



 



■ そのほか



(1) じゃまな画面表示



DIGAのデフォルト設定だと、番組開始直前・直後に、番組名などの情報がスーパーインポーズ表示されます。こういうのは、キャプチャするときに邪魔なのですが、えーとどこだか忘れちゃいましたが、設定を変更して、表示させないようにすることができます。ただし、「HDDを低消費電力モードにします」みたいな表示は、どうしても表示されちゃいます(30分くらい経過した後、忘れたころに表示されるので厄介です)。これを、消す方法ってないのでしょうか?
とりあえず、PCでキャプチャしながら「DIGAのほうでも同時に録画する」という方法で回避しています。キャプチャしてみたら「超額縁」だった、という悲しい事態もなんとかリカバリできますから。



(2)LAN経由でDIGAをコントロール



DIGA DMR-XW30の場合、事前に適切にセットアップしておくことで、LAN経由でDIGAをコントロールできます。パソコンでウェブブラウザを使って、DIGAのいくつかの機能を利用することができます。



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今回の場合は、DIGAの電源オン・オフや、チャンネルの変更を、リモコン経由ではなく、このLAN機能を使って行うこともできます。



●参考





また、パソコンでうまいことキャプチャできていることが確認できたら、このLAN機能を使って、録画済みの番組を消去して、HDDの空き容量を確保しました。




けっこうめんどくさいけど、今まで不可能だったことが可能になった、ということで、ちょっと感動です。
ちょうど、今日は、月に1回あるスカパー無料放送の日ですしね。家にいなくても、いろいろ録画できます。





(2007/5/7)
ひとつ、ちょっと困ることがありました。この学習リモコン、ボタンの長押しはできないのでしょうか?
録画時間を指定するとき、長押しで15分単位で早送りできないと、非常に面倒くさいことになってしまうのですが。




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