1992年8月購入。1989年発売らしいので、ずいぶんと寿命の長いモデルだったんですね。
バイトして、初めて自分で稼いだお金で買ったものなので、とても印象深いです。値段も、いまどきの水準から考えると、べらぼうに高かったです。本体だけで40万円以上、ほかにキーボード、増設メモリ、ディスプレイ、などなどで、一度に、合計60万円以上使ったような。学生だったのですが、なんかドキドキものでした。いや、こんな買い物は、学生のときしかできないぞ! とか自分に言い聞かせてたような気がします・・・そのセリフは、その後、何度も使っていますが。バリエーションを微妙に変えつつ・・・
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本体前面に、フロッピーディスクの挿入口があるのですが、この穴が吸気孔の役目もしてしまい、この穴には、ほこりがとてもたまりやすい、という設計ミスみたいな欠点がありました。そのため、穴をふさぐための紙を貼り付けておいたのですが、見事に、その部分だけ日焼け跡ができています。
これ、小さくて、軽くて、その気になれば、かばんにいれて、持ち歩くこともできます。
そして、洗練されたデザイン!! 今でも一番のお気に入りです。
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箱も残ってたりします。モノを捨てられない性分のため・・・
でも、有名なopen me firstが、ちょっと行方不明です。
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裏側。
コネクタ類。左から・・・
丸いのが、秘密の電源スイッチ。普段はキーボード上のパワーキーで電源を入れるのですが、ここでもオンできます。このスイッチは、押してねじこむと、電源
をオンのままにできます(電源を落としても、勝手に電源がオンする)。サーバーとして24時間運用するためのものらしいです。
隣から、フロッピーディスクドライブ?らしいです。
その隣がSCSI。Macなので25pin DSUBコネクタです。
そしてディスプレイ。
つづいて・・・
プリンタ、モデム。たしか、どちらも同じくRS422のシリアルポートで、割り込み優先順位が違ってたとか。
オーディオ出力がピンジャックですね。たしか、オーディオ機能は、モノラルで、サンプリング周波数22kHzくらい、8bit量子化だったかと思います。まだまだパソコンで音楽を楽しむのは無理だったって感じがでてますね。
あと最後の2つがADB = Apple Desktop Bus。キーボードとマウスをつなぐところで、USBのご先祖っぽいかんじが微妙にしないでもないインターフェイスです。
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Assembled in U.S.A.なんですねぇ。
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ドライバーなどの工具なしに、簡単に、天井の板を外して、中を見ることができます。
写真中央あたりのここに、唯一の(?)ねじがあります。ここを外すと・・・
簡単にバラバラになって、マザーボード全体を眺められるようになります。
右上が電源ユニット。まだATXじゃないですよ。
ハードディスクドライブ、フロッピーディスクドライブは、プラスチック製の二段ベッドみたいのに収められています。
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拡張スロットにささったカード。手前が、イーサネット(もらいもの)。奥が、ビデオカード。本体標準のビデオ機能では満足できなかったので、高解像度フルカラービデオカード(といっても1024x768程度で、24bitカラー。今では当たり前でも、当時はまだそれほど普及してなかった)を増設していました。高かったなぁ。
本体標準のビデオ機能は、本体のメモリの一部をビデオ用に共有して使うもので、これを使うと、若干、処理速度が遅くなりました。増設ビデオカードを使えば、遅くなることはありませんでした。
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ビデオカードのメーカーは、インタウェア。もう何年も前に、つぶれちゃいました。チップにカタカナが印字されているのって、あまり見かけないです。
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モトローラのMPU、MC68030(モトローラな方面では、昔からCPUとは呼ばずにMPUと呼ぶらしい)。
あ、そうだ。プロセッサに、冷却ファンも、ヒートシンクさえもついてなかったんですよね、昔は。
そうそう、近々、すっごく低電力なコンピュータが出てくるらしいので、ちょっとだけ注目しています。
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数値演算コプロセッサ、MC68882。浮動小数点演算やいろいろ複雑な数学の関数の計算をする回路ですが、今では、プロセッサ内に入っています。昔は、プロセッサとは別のチップに分かれていて、外付けだったんですねぇ。
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リセット・スイッチと、インタラプト(NMI)・スイッチ。このスイッチを押すプラスチックの部品は、「必要だったら自分でつけてね~」みたいな感じのもので、最初は外されていました。
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メモリ。パリティ無しの30pin SIMMというやつです。これで、32MBのはずです。
買ったときは5MBで、1MBが4枚、256KBが4枚でした。4枚単位で装着することになっていて、最初から4MBを4枚、別購入して、1*4+4*4=20MBにして使っていました。その後、いらないからあげるよ、ってことで、4MB 4枚をもらいました。
32MBで動かすのは、買ったばかりの当時は、夢のようなことでした。NECのPC-9801シリーズの機種も使ってましたが、CPUは80386になったものの、OSはMS-DOSのまま、640KBの壁。EMSやら、UMBやら、XMSってなんだっけ?、なんかいろいろな苦し紛れテクニックを駆使して、四苦八苦しつつ、合計数MBのメモリが搭載されているはずなのに、結局640KBの壁のために、プログラムが使える分は増えないよ、と苦労してたころ。
アメリカの日立の工場で生産したDRAMみたいですね。そういう時代もあったか。みたいな。
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ソニー製の3.5インチフロッピーディスクドライブ。ソフトウェア的に、ディスクがイジェクトされるのがかっこよかったですね。このころのドライブは、ディスクを途中まで押し込むと、するんと吸い込まれるような手ごたえになってました。
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QuantumのSCSIハードディスク。これは販売店のほうで増設したもので、Appleから出荷時のモデルとしては、5MB FDD Modelとなってました。たしかこのHDDの容量は240MB。・・・そういう時代でした。
Quantumはその後Maxtorに吸収され、MaxtorはさらにSeagateに吸収されたのでした。
写真のドライブはMade in Japanだったりするのですが、Quantum製ドライブには、松下寿というメーカー製のものが多かったみたいです。一時期、NECで作ったQuantum製HDDってのもあったりしました。
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キャッシュメモリ。「キャッシュカード」とか呼んでたこともあったり?(笑)
捨てるけど、欲しい?といわれて、もらったものです
たぶん、これ、容量は32KBくらいだと思います。
今では、キャッシュメモリは、プロセッサのチップ内に入ってます。しかも、容量が数MBもあったりで・・・はぁ。
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マザーボード全体。
すごく小さいと思ってましたが、Micro ATXマザーよりは大きいかな。
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買ったときのOSは、System 6.0.7でしたが、しばらくしてSystem 7が出てきて、それをもらってきてインストールしました(そのころOSはタダで入手できた!?今でも古いOSはネットからダウンロードできるはずですが)。
System 7は、速度や機能、見た目の点で、とてもすばらしかったのですが、日本語を表示できませんでした。ところが、ごみょうさんという人が作ったGomTalkというソフトをインストールするとSystem 7で日本語が使えるようになる!すばらしい!
ということで、ずいぶん長いことSystem7 + GomTalkを使っていました。
その後、漢字Talk7が出たので、買ってインストールしましたが、System7 + GomTalkのほうが軽くて、きびきび動きました。
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