やっとコロコロ伝説vol.1を落ち着いて読みました。
■ ドラえもん (藤子・F・不二雄)
「のび太放送協会」
ひみつ道具の「テレビ局セット」で、自分の思い通りのテレビ番組を作って放送できる、というお話。今現在、同じようなことが、インターネットを使って可能になっているわけなんですが、30年前には、まさか可能になるとは夢にも思わなかったです。
ドラえもんは、このほかに「ムリヤリトレパン」、「ゆめの町、ノビタランド」を掲載。
変なところに気がついたのですが、「のび太放送協会」と「ゆめの町、ノビタランド」とで、書店の名前がどちらも「桑原書店」になってました(というか看板の位置が違うだけで、ほとんどそっくりな店だな・・・)。何か意味があるんでしょうけど・・・なんだろう?
あと、今回のコロコロ伝説vol.1では、藤子不二雄ではなくて、藤子・F・不二雄の名義になってますねぇ。あのころは、藤子不二雄は二人でドラえもんを描いてるんだと信じて疑っていなかったなぁ。
■ ハムサラダくん (吉田 忠)
ついこの前読んだばっかし。
■ いなかっぺ大将 (川崎のぼる)
大ちゃんがトイレにいきたくて大騒動を起こす、という、非常に些細なネタから、ギャグ・ストーリーを展開させるところは、今見ると、ものすごく強引というか、無理があるというか、まあ、古き良き時代を感じさせられます。
最後に、放尿で便器を破壊する職人さんには、思わず笑ってしまったのですけど。
ところで「石ころを3個持つと尿意をがまんできる」と言ってるんですが、そんな説、聞いたことないです・・・
作品解説のページではじめて知ったのですが、初期のいなかっぺ大将は、絵柄がぜんぜんちがってて、ギャグ作品ではなかったんですね。それに、虫プロの虫コミックスで単行本が出てたんですね。うわ、生まれる前か?
■ リトル巨人くん (内山まもる)
小学生が、プロ野球の巨人でピッチャーをつとめる、という夢のような設定のマンガ。
2話掲載されているのですが、ノーヒットノーランの巻は、コロコロコミック1979年No.11に掲載されていました。今回の「コロコロ伝説」 vol.1は1977・1978年とうたってはいますが、厳密には、それ以外の年も含まれているのですね。
初出は学年誌(「小学○年生」のこと)なんだそうで、そういえば、今回の掲載作品にも、広告スペースを埋めたかのような妙な挿絵が入ってました。第2期連載が、1984年にスタートしているそうです。そっちは知らないや・・・
それにしても、初期のコロコロコミックというのは、学年誌とかで出しっぱなしになっている作品を再収録してまとめたり、過去の作品をもう一度世にだして虫干しする、という目的があったってかんじが確かにします。
■ ゴリポンくん (キドタモツ)
小学生低学年の子供が喜びそうなネタ満載の「汚いマンガ」です。うんちおしっこのレベルというかんじ。ただし今回2話掲載中、2話めの最後の1コマはシリアスにまとめていますね。うんちおしっこだけではなかったんだと思わせようとする、今回の収録作品選択の意図があるように感じられます。
すっかり忘れていたのですが、ゴリポンくんの自宅は八百屋で、屋号が「八百半」。作者は、静岡県東部出身なのかな?とか思ったのですが、東京の下町で育った、って書いてありました。私は、上京するまでヤオハンは日本中にあると思ってました。
■ がんばれ!熱血少年団2007 (ながいのりあき)
今回のためだけの新作、書き下ろし作品。
でも、「がんばれ!熱血少年団」って知らないな・・・1984年の作品だそうですね。むむ。
昔の作品の内容はぜんぜんわかりませんが、今回は、昔はたくさんあった「家の近所の本屋さん」へエールを送る、ってかんじです。
■ みきおとミキオ (藤子・F・不二雄)
読んだこと、なかった・・・
意外とおもしろいじゃないですか。
■ バケルくん (藤子・F・不二雄)
「ぼく、桃太郎のなんなのさ」しか知りません・・・
これも虫干しなのか?!
■ ドラえもん百科 (方倉陽二)
当時、単行本の1巻は買いました。どこにいっちゃったんだろう・・・何かと物議を醸す作品です。
■ ザ・ウルトラマン (内山まもる)
当時、野球とウルトラマンには興味なかったんですが、今みるとおもしろいですね。シュールなかんじで。
道場で稽古をつけるウルトラセブン。正座をするウルトラマンみたいな人たち(ウルトラの国の人?)
■ 決闘!ウルトラ兄弟 (かたおか徹治)
これもシュールですねぇ。酒場でやけ酒を飲む新ウルトラマン・・・
■ がんばれ!ドンベ (はしもとみつお)
こ、こ、こんなエッチなマンガを読んでいることが親にばれたらどうしよう?! と、当時ドキドキしてた・・・かな?
今回、「がんばれ!ドンベ」を再発見できたのは、自分にとって大収穫でした。
■ 日本動物記 (飯森広一)
毎回読みきり作品となっているらしいですが、掲載作品は、競走馬をテーマにした、感動もの。なんだこれ、すごくいい作品じゃないですか!!
どっちかというと、同じ作者の「これから動物園」がいまだに記憶に残っていて、とくに、たしか、ゴリラか何かがオレンジジュースを飲む話が、すごく印象に残っています。たしか、何も食べようとせず、オレンジジュースならと与えても飲まない・・・なぜなら100%果汁のオレンジジュースしか飲まない、っていうことで、苦労して100%オレンジジュースを探す、というような内容だったはず。あのころ、100%果汁のオレンジジュースが飲んでみたくてしかたなかったです。今じゃ、濃縮還元のやつが安く出回っていますけど、昔は貴重品だったんですね?!
■ フランケン フラ子ちゃん (宮のぶなお)
21世紀の現代では絶滅してしまったような感じのギャグ作品なんですが、これ、作品解説も、作者の解説も、何も載っていません。なんか、まるで穴埋めの代原みたいな雰囲気を漂わせながら、今回掲載されています。謎だ。
■ どんまい (六田 登)
小学生たちの野球マンガ。絵が荒れているので、たぶん、原稿紛失のため、掲載雑誌から復元させたんじゃないでしょうか。
パーキンスが外国人に見えません。どう見ても日本人(笑)。髪の毛をベタ黒にしたせいでしょうか。
■ 王選手756号への道 (細井雄二)
本作は、昭和30年代、40年代の実話を、オムニバス形式でまとめたもの。野球は子供に人気があった、というけど、私はまったく興味がなかったんで。
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