2011年11月9日水曜日

電子の技術 ―テレビジョン―

先週、日本製テレビに関する、残念なニュースがありましたが、ちょうどそんなとき、こんな映画を見ました。



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 電子の技術
―テレビジョン―
企画 松下電器産業株式会社
(1961年)

インターネットで見られます。
http://www.kagakueizo.org/2010/01/post-279.html
(科学映像館)



すばらしい映画で、素直に感動しました。



いきなり、テレビが映像を受信する仕組みの説明からはじまって、面食らうかもしれませんが[E:coldsweats01]





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ナショナルのテレビは、抵抗から、真空管、ブラウン管と、すべての部品を、自社生産してたらしいです。今から考えると、それって、すごいことです。



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昔、家にあったテレビは、ナショナルのテレビだったなぁ…真空管も入ってた…



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高品質のブラウン管テレビを製造するのは、とても高い技術力が必要らしいです。
デジタルの液晶テレビの方が、ずっと簡単に作れてしまうんだとか。



すごい!手作りです!!



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なんだか空中配線しちゃってるように見えるけど、これでいいんでしょうか?



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プリント基板は、「小型のトランジスタテレビ」で使ってたそうです。小型というのは、画面サイズが小さいという意味であり、テレビ本体のサイズが小さいという意味ではないようです[E:coldsweats01]



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映画がカラーで、しかもとても鮮明な映像なので、途中まで、ぜんぜん気がついてなかったんですが・・・これ、全部、白黒テレビです[E:sign03]
映画の中では、人工頭脳を使ってるとか言ってますが・・・チューナのところで、なんかの工夫をしてるらしいです。よくわかりませんでした。



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この映画が制作された当時、まだカラーテレビは、研究・開発中とのこと。



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お~!これがいわゆるトランジスタガールでしょうか[E:sign02]



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左の方、ガラスの筒を熱してるのって、チョクラルスキー法じゃないほうの、単結晶シリコンの精製方法でしょうか?あれれ?映画の中では、シリコンという名前は出てこなかったです。ゲルマニウムって言ってました。



トランジスタっていうと、もはや、シリコンウェハ上につくられるMOSトランジスタのことしか思い浮かびません[E:despair]



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通信衛星を使って、世界中で同じ映像をテレビで見られる未来ももうすぐやってくる、みたいな話もあったのですが、日米間の「宇宙中継」の実験で最初に送られた映像がケネディ暗殺のニュースだったそうですから、それって…(ググってみた)…1963年ですか…うーん。



1961年って、島耕作が入社するよりずっと前じゃないですか[E:coldsweats01]



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ナショナルって実はすごかった!そう思った映画でした。




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