2006年5月31日水曜日

(VMware)FreeBSD 5.5-RELEASEへアップグレード・インストール

そういえば、FreeBSDのバージョン5.5もリリースされていたのでした。



ただし、バージョン5系列は、この5.5でおしまいでして、今後は、バージョン6系列だけがリリースされるようになります。5.5でおしまいといっても、もうしばらくの間は、セキュリティホールの修正くらいは行われていきます。しかし、新機能の追加はまずめったに行われません。よっぽどの理由がない限り(たとえば使っているハードウェアがバージョン6ではうまく動かないなど)、バージョン6へ、そろそろ移ったほうがよさそうです。





今回は、まあ、記念ということで、VMware Playerで動かしていたFreeBSD 5.4(snapshot版)を、バージョン5.5-RELEASEへ、アップグレードしてみました。



バージョン5.5になったからといって、これまでと特に変わったところはないようでしたので、1度でもアップグレード作業をやったことがある人なら、15分もあれば完了しちゃうでしょう。





■ 参考









■ インストール用ISOイメージの入手



まずは、インストール用のISOイメージファイルを入手します。とりあえず、こんなところから、ダウンロードしました。ファイルサイズは21MBほどです。



ftp://ftp3.jp.freebsd.org/pub/FreeBSD/releases/i386/ISO-IMAGES/5.5/5.5-RELEASE-i386-bootonly.iso



■ vmxファイルの書き換え



ISOイメージファイルをCD-ROMとして認識できるようにするために、VMwareの仮想マシンの定義ファイルであるvmxファイルを、以下のような感じで、書き換えます。

ide1:0.autodetect = "FALSE"
ide1:0.present = "TRUE"
ide1:0.startConnected = "TRUE"
ide1:0.deviceType = "cdrom-image"
ide1:0.fileName = "5.5-RELEASE-i386-bootonly.iso"

ダウンロードしたISOイメージファイルは、vmxファイルと同じフォルダに入れておきます。



■ アップグレード・インストールを行う



vmxファイルのアイコンをダブルクリックして、仮想マシンのFreeBSDを起動します。



CDからブートさせます。ブートデバイスの設定を変えていてCDからブートしない場合は、仮想マシンのBIOSが初期化中にESCキーを押せば、こんな風にブートデバイスを選択できるメニューが現れます。



Fbsd5500



CDからブートさせ、しばらく待っていれば、インストーラが起動します。「Upgrade」を選択します。



Fbsd5501



Disklabel Editorにて、Mキーを押して、パーティションのマウント先を指定していきます。たとえば、ad0s1aの行を選んでおいて、Mキーを押し、/と入力する、という要領です。



Fbsd5502



あとオマケで、/パーティションに対して、Sキーを押して、SoftUpdateを有効にしておきます。



マウント先をすべて指定し終わったら、Qキーを押します。



ちなみに、上の画面で、ディスクがたくさんあるように見えるのは、以下のようなことをしたからです。

(VMware) FreeBSDにディスクを増設

fsckで、ファイルシステムの整合性がチェックされます。



Fbsd5503



ファイル数が多い場合は、しばらく時間がかかります。暇だったら、Alt+F2キーを押すと、fsckが実行されている様子が見えます(が、見ててもつまらないです)。



Fbsd5504



/etcディレクトリ内の、設定ファイルのバックアップをとるので、バックアップ先を指定します。



Fbsd5505



まあそんな感じで、画面に表示される指示したがって、順々に、操作していけばよいわけで、アップグレードといっても、新規インストールの場合と、そんなに違いはありません。



FTPインストールをすることにして、配布元を選択します。



Fbsd5506



続いて、インストールするものを選択します。これは、最初にインストールしたときに選んだものと同じものを選べばいいわけですが、私はいつも、Customを選んでから、base、dict、doc、games、info、manをインストールするようにしています。



Fbsd5508



ネットワーク経由でインストールすることにしたので、ネットワークの設定をします。DHCPでやればいいや、と思ったら、またしてもうまくいかなかったので、手作業で入力しました。



Fbsd5510



忘れちゃった場合は、Alt+F4キーを押してシェル画面に移ってから、cat /etc/rc.confとかgrep ifconfig /etc/rc.confといったコマンドを実行すれば、これまでの設定を見ることができます。



Fbsd5509



ファイルのダウンロードと、インストールが行われ、しばらく待っていれば、終了します。



Fbsd5512



表示されたメッセージのとおり、/etc/upgradeディレクトリの中に、新しい設定ファイルが置かれています。一度再起動してから、必要に応じて、/etcディレクトリのファイルを置き換えていきます。
微妙にめんどくさい作業です。



freebsd# cd /etc/upgrade/
freebsd# ls
X11             fbtab           localtime       nsmb.conf       rmt
aliases         fstab           login.access    nsswitch.conf   services
amd.map         ftpusers        login.conf      passwd          shells
auth.conf       gettytab        mail            periodic        spwd.db
crontab         gnats           mail.rc         ppp             ssh
csh.cshrc       group           make.conf       printcap        sysctl.conf
csh.login       hosts           manpath.config  profile         syslog.conf
csh.logout      hosts.allow     master.passwd   pwd.db          ttys
dhclient.conf   hosts.equiv     motd            rc.firewall
disktab         hosts.lpd       networks        remote
dumpdates       inetd.conf      newsyslog.conf  resolv.conf



2006年5月30日火曜日

劇画・オバQ

20060529








いわゆる「コンビニ本」です。



すでにSF短編の全集も持っているので、わざわざこんなのを買う必要はないのですが、いろいろな事情でつい、というか、この表紙に惹かれてしまい、買ってしまいました。



いまさら気が付いたんですが、ハカセって、顔もハカセだったんですね・・・



Hakase




今回で劇画オバQを読むのは、数十回目だと思いますが、ようやく気が付きました。注意力なさすぎ。苗字が「博勢(ハカセ)」だったということにばっかり、気がいってしまっていました。



収録作品は、以下のとおり。個人的には、1、2、7が秀作だと思います。



1.劇画・オバQ
2.イヤなイヤなイヤな奴
3.休日のガンマン
4.3万3千平米
5.求む!求める人
6.殺され屋
7.やすらぎの館



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 



高校生のときに、「劇画・オバQ」なるものがあると聞かされ、てっきり、同人誌かなんかのパロディ作品かと思いこんで、そのときはそれでおしまい。大学生のときに、再び、その話題がでて、ちょうど文庫本がでてたりして、手軽に入手できたので、はじめて「劇画・オバQ」を読むことができました。



私は、年齢的には、ドラえもん世代ですが、新オバQのアニメの再放送を見たことがあるし、コロコロコミックでオバQも読んでいたし、藤子作品ということで単行本も買ってみたり、オバQのおもしろさは知っています。



でも、「劇画・オバQ」を読んで、



なんて寂しい漫画なんだろう



と、強い印象を受けました。誰もが大人になり、子供のころに持っていた「熱い気持ち」を無くしてしまう・・・そんなことを描いたのがこの作品です。読むたびに、いろんな気持ちがグチャグチャに混ざり合って葛藤し、懐かしかったり、つらかったり、悲しいし、さびしいし、仕方ないことなのか!?と怒ったり、なんとも言えない気持ちになります。



2月19日(日曜日)に放映された「ドラえもん誕生物語~藤子・F・不二雄からの手紙~」という番組で、児童漫画の時代から劇画などの時代へ変化していったころ、藤子F先生が苦悩している様子が紹介されていました。担当編集者から、芋掘りロボットのゴンスケをサラリーマンにした大人向け漫画を描かないか?と勧められるものの、結局、そのときは、今の自分はそういうものを描く気持ちにはなれない、みたいな理由で断ってしまったそうです。それでも、後に、SF短編と称される作品群が生まれることになったわけですが、その中の1つ、この「劇画・オバQ」には、F先生の心の底からのメッセージが描かれているような気がします。



2006年5月29日月曜日

ドラえもん 総集編 2004 夏号

別冊コロコロコミック9月号増刊
ドラえもん 総集編 2004 夏号
2004年9月1日発行



20060528



昨日の「ドラえもん 総集編 2004春号」と一緒に買った、もう1冊の本です。





★夏バテ防止の大爆笑まんが『ドラえもん』藤子・F・不二雄



■ めざせ!金メダルエキサイト編



勝利をよぶチアガール手ぶくろ
エースキャップ
黒おびのび太
ジャイアンズをぶっとばせ
盗塁王をめざせ
けん銃王コンテスト
あやとり世界
のび太が九州まで走った!!
ねむりの天才のび太
SLえんとつ
強力ハイポンプガス



■ ホロリ・・・思わず感動!!2004



ぼくをタスケロン
神様ロボットに愛の手を!
ドラえもんに休日を!!
行け!ノビタマン
のび太の0点脱出作戦
ふたりっきりでなにしてる?
のび太の結婚前夜
ぞうとおじさん



■ ゾクゾクッ!こわ~い話!!編



かげがり
怪談ランプ
人間製造機
のろいのカメラ
しかしユーレイはでた!
気まぐれカレンダー



■ 爆笑大騒動!!編



うつつまくら
キャンデーなめて歌手になろう
ウルトラよろい
サンタイン
分身ハンマー
エスキモー・エキス
アドベン茶で大冒険
スネ夫のおしりがゆくえ不明
悪魔のイジワール



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 





● 勝利をよぶチアガール手ぶくろ
(第23巻収録)



意外なことに、のび太が、スネ夫を相手に、オセロで善戦。
女の子がスネ夫を応援したら、残念ながら、のび太の負け。



●黒おびのび太
(第5巻収録)



この「黒おびのび太」と、このあとの「けん銃王コンテスト」(第12巻収録)で、自動車のナンバープレートがどちらも「1461」なんですが、何か謎が隠されているのでしょうか。



●あやとり世界
(第15巻収録)



もしもボックスを使って、あやとりが流行している世界へ。
のび太は、たいへんなヒーロー。



「ドラえもんもいっしょにやったら?」
「いいよ、ほっといてくれ」
「どうしてよ、今どきあやとりをやれないなんてはじだぞ、教えてやるよ」
「手がゴムマリだからできないんだよっ。」



「も~いやだっ。」と叫びながら、涙、鼻水、よだれまで流しながら、逃げ出すドラちゃんがいとおしいです。



●ねむりの天才のび太
(第30巻収録)



またもや、もしもボックス登場。今度は、眠れば眠るほどえらいという世界です。
のび太の特技といえば、あやとり、射撃、いねむり。この雑誌では、連続して登場してます。
あやとり世界もそうでしたが、「もしもボックス」によるナンセンスな世界、ブットビ感覚がとってもいい感じです。



●ドラえもんに休日を!!
(第35巻収録)



名作です。



他所の街のいじめっこに、いちゃもんをつけられ、ピンチののび太。しかしドラえもんに頼らず、男らしい姿ののび太に。ジャイアンは、「スネ夫やるか!?」と言いながら助けに入る・・・って、とってもいいシーンなんですけど、あんたたち、さっきまで、あんなにのび太のことをいじめてましたから。





●行け!ノビタマン
(第21巻収録)



たった16ページの作品ですが、密度が濃いんですね。(映画の)大長編ドラのアブストラクトみたいなかんじです。





●ふたりっきりでなにしてる?
(第42巻収録)



しずかちゃんと出木杉がふたりっきりで・・・
のび太がまたもやストーカー行為を!



●のび太の結婚前夜
(第25巻収録)



しずかちゃんのお父さんの名セリフで有名なこの作品ですが、ジャイアン、スネ夫、出木杉が、のび太を祝って前夜祭をするところも、いい男友達がいてのび太は幸せな野郎だな、えーいコンチクショウ、と思います。



●ぞうとおじさん
(第5巻収録)



ドラえもん版の「かわいそうなぞう」。
全人類は、とにかく一度は読め!っていう感動の名作。





●怪談ランプ
(第2巻収録)



よーくみると、のび太の部屋の本棚に、「マンガ道」という本が入ってます。
藤子A先生の「まんが道」も名作だなぁ。



●人間製造機
(第8巻収録)



のび太「ふたりで、いっしょにつくらない?」
しずちゃん「なにを?」
のび太「赤ちゃん!!」
しずちゃん「へんなじょうだんよしてっ!!」





●のろいのカメラ
(第4巻収録)



初期のドラえもんで見られる、ドタバタ系の作品。ジャイアンよりもスネ夫がいじめっ子として目立っているのも、初期の特徴か。



しずちゃんは、ドラえもん・のび太のパパ・ママの人形をもらったものの、「かわいくないわぁ。」と、ガン子ちゃん(パーマン、みつ夫の妹?性格が違うけど)にあげてしまう。
ところが、しずちゃんも年月が変わると性格が変わるもので、「神様ロボットに愛の手を!」(28巻)では、みすぼらしいじいさんの人形に対して「かわいそう」と、食事まで提供するようになっています。





●しかしユーレイはでた!
(第37巻収録)



のび太の入浴シーンあり。どうでもいいか。



●うつつまくら
(第5巻収録)



いわゆる「夢オチ」作品ですが、夢が多階層にもなっていて、ちょっと工夫されていたり。



眠れなくて困っているのび太が出てきますが、このころは、寝るのが特技という設定はなかったのかな?



●キャンデーなめて歌手になろう
(第8巻収録)



ドラえもんの秘密道具で作ったキャンデーをもって、ジャイアンが、テレビに出て天地真理(う~ん時代が・・・。でも、実在の人名が出るのってめずらしいですね)の声で歌うことに。



キャンデーの効力が切れていて、地声で歌ってしまったジャイアン。おかげで、日本中でテレビが故障したり、倒れた人多数。ジャイアンの歌声は、ひみつ道具よりもすごい。

「のび太さん!大好き」
「すきすきすき!」
「しずちゃんの声でいわれるとゾクゾクするなぁ。」
「もっといって。」

その気持ち、よ~くわかります。





●ウルトラよろい
(第16巻収録)



ひみつ道具が登場しない、めずらしい作品の1つ。



●サンタイン
(第33巻収録)



おまたせ。しずかちゃんの入浴シーンあり。



●アドベン茶で大冒険
(第36巻収録)



「くろうみそ」のリニューアル版?
のび太パパの大冒険。



●スネ夫のおしりがゆくえ不明
(第32巻収録)



わけわからんおもしろさ。「だるまおとしハンマー」で、だるまおとしのように、スネ夫の腰の部分が抜けて、無くなり、大騒ぎ。





2006年5月28日日曜日

ドラえもん 総集編 2004春号

別冊コロコロコミック1月号増刊
ドラえもん 総集編 2004春号
2004年1月5日発行



先日、異例の「女社長」が誕生して話題になった古書店で売ってたので、なんとなく買ってしまいました。2冊あわせて、スパークリング・カフェよりも安かった・・・



20060527




収録作品は以下のとおり。映画公開にあわせて企画されたらしく、同時上映だったパーマンの漫画も収録されています。



● ワンニャン!ゆかいな生き物!!編
走れ!ウマタケ
ペロ!生きかえって
ウラシマキャンデー
はいどうたづな
地震なまず
ユニコーンにのった
のび太は世界にだた一匹
しりとり変身カプセル
ターザンパンツ
変身・変身・また変身
酒の泳ぐ川
深夜の町は海の底
コピー頭脳でラクしよう



● 映画大すき!大さわぎ!!編
こっそりカメラ
主役はめこみ機
のび太の部屋でロードショー
超大作特撮映画「宇宙大魔神」
アニメ制作なんてわけないよ
クロマキーでノビちゃんマン
ドッキリビデオ



● 冬も元気に大爆笑!!編
地下鉄をつくっちゃえ
メロディーガス
ぐ~たらお正月セット
ポータブル国会
雪山のロマンス
宇宙探検すごろく
地球下車マシン
オコノミボックス



● それゆけ!パーマン!!編



パーマン全員集合!!
パー子の秘密
パーマンセットを作ろう
2号の正体がばれた
パーマンはつらいよ



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 




■ 走れ!ウマタケ

(第1巻収録)



最後の1コマだけですが、めずらしいキャラとして、ジャイアンの親父さんが登場しています。

■ ウラシマキャンデー

(第9巻収録)



この話のトビラのタイトルには、「ウラシマキャンデー (ドラミちゃん)」という風に、わざわざ、ドラミちゃんと、入ってるんですよね。ところで、リニューアル後のアニメで、ドラミちゃんって、もう登場してましたっけ?




■ ユニコーンにのった

(第26巻収録)



未来の世界では、遺伝子操作で、ユニコーン、人魚、妖精を作りだしちゃったそうです。生命倫理的に、それってどうよ?




■ のび太は世界にだた一匹

(第27巻収録)



冒頭にトキの話があるのですが、注釈として「日本種はすべて絶滅してしまいました」と入ってます。悲しいですね。




■ しりとり変身カプセル

(第28巻収録)



しりとりしながら変身を繰り返す。途中で、「ウンコ」へ変身したのび太。おまえは、すごいぞ。



■ 変身・変身・また変身
(第34巻収録)



しずかちゃんの衝撃的オールヌードあり。ただし贋物。




■ アニメ制作なんてわけないよ

(第24巻収録)



物置を改造してアニメ制作スタジオを作ってしまったスネ夫。おまえは、オタクの中のオタクだ。
これに対抗して、アニメーカーという秘密道具でアニメを楽々と作っちゃう。音はすべて電気的に合成できちゃう設定になってるのですが、絵のほうは、やっぱりセルなんですね。



なんとなくこの作品って、昨今の大量生産されているテレビ・アニメを皮肉っているような・・・




■ 地下鉄をつくっちゃえ

(第2巻収録)



この作品、すごく好きです。パパにクリスマスプレゼントとして地下鉄を贈るのび太。



ちなみに、野比のび助さん、あなたは36歳でしたか。う~む・・・(ちょっと自分のことを考えてしまいました)


■ メロディーガス
(第4巻収録)



プップップ ハト ブッブ
イモガ ホシイカ
ソラ ヤルゾ
ミンナデ ナカヨク
カギニコイ




■ ぐ~たらお正月セット

(第35巻収録)



「楽しみにしていた元日も、もうおわっちゃうのか。」
「なんか・・・・・・・・・、」
「とりかえしのつかないことしちゃったような・・・。」
「さびしいよォ、ワァ~~~。」



ドラえもんには、人生を考えさせられるというか・・・反省させられることが多いです。はぁ


■ パーマンはつらいよ
(てんとう虫コミックス「パーマン」第5巻収録)



パーマン1号の名前は「須羽みつ夫」ですが、映画「男はつらいよ」の、寅さんの妹のさくらの息子「みつお」って、フルネームだと「すわ みつお」なんですよね。





2006年5月27日土曜日

遅ればせながら スパークリング・カフェ

どこで売ってるんだろう?とずっと探していたのですが、普通に、セブンイレブンで売ってました。なーんだ。



20060526



私は、食べ物に関して好き嫌いがないので、食べ物を残したことなんてないわけでして、そういうわけで、もったいないオバケも見たことがないのです。



とはいえ、食べてる/飲んでいる途中で、

う~ん、弱ったなぁ・・・

と思うことくらいはあるんです。



久々に、そう思いましたね・・・



大学一年のときのサークルの合宿で、九州出身の人が持ってきた芋焼酎が、匂いが強烈すぎて、「こりゃ、工夫しないとだめだよね」と、みんなで話し合いをして、あらゆる手段を尽くして、なんとか1本を攻略した、あのとき以来のレベルの高さでしょうか。



みんなまずいって言ってるのは知ってたけど、



「そんなもの売るわけないじゃん。あはは」



ぷしゅ!



ぐび



「まあこんなものだよね」



15秒後。



「この後味が・・・くせになるよね」



(ぴく ぴく)

う~ん、弱ったなぁ・・・




バニラアイスを浮かべたらどうかなぁ?



てゆーか、これ、言われなきゃ、コーヒーと思わない!味が劣化したコーラ?



普段、コーヒーはよく飲むけど、砂糖は一切いれないので、甘いアイスコーヒーってだけで、実はかなり苦手。



2006年5月26日金曜日

Solaris10には、/etc/inetd.confがないそうだ

先日、ちょっとした、カルチャーショックを体験しました。Solaris10では、/etc/inetd.confは使わないようです。/etc/inetd.confというファイルはあるのですが、使われていないそうです。

ちなみに、「inetd」は、internet super-serverという意味だそうです。dは、daemon(デーモン)だから、まあ、サーバーですね。

インターネット・スーパー・サーバー



カタカナで表記すると、なんとも、しょぼい名前ですね・・・どうでもいいか。


閑話休題。



SPARCでSolaris10なワークステーションに、pkgsrcを使って、imap-uwをインストールしたときのことでした。いつもどおり、/etc/inetd.confへ



imap   stream  tcp     nowait  root    /usr/pkg/libexec/imapd    imapd
imaps  stream  tcp     nowait  root    /usr/pkg/libexec/imapd    imapd
pop2   stream  tcp     nowait  root    /usr/pkg/libexec/ipop2d   ipop2d
pop3   stream  tcp     nowait  root    /usr/pkg/libexec/ipop3d   ipop3d
pop3s  stream  tcp     nowait  root    /usr/pkg/libexec/ipop3d   ipop3d



というような記述を付け加えようとして、inetd.confが使われていないということに気が付きました。



ちょこちょこっとマニュアルを斜め読みして、やり方が判明しました。



上記のinetd.confに書き加えたい内容を、とりあえず、/tmp/inetd.confというファイルにでも書いておき、以下のようにinetconvというコマンドを実行。


# inetconv -i /tmp/inetd.conf
imap -> /var/svc/manifest/network/imap-tcp.xml
Importing imap-tcp.xml ...Done
imaps -> /var/svc/manifest/network/imaps-tcp.xml
Importing imaps-tcp.xml ...Done


なにやら、ファイルを変換して作って、登録してくれるようです。こんな風に確認。

# svcs -a | grep imap
online         17:21:50 svc:/network/imap/tcp:default
online         17:21:52 svc:/network/imaps/tcp:default


なるほどね。



/etc/inetd.confがない・・・これも、時代の変化ですかねぇ。



詳しくは

smf(5)
inetadm(1M)
inetconv(1M)

のマニュアルを参照してもらえばわかると思います。



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 



pkgsrcというのは、FreeBSDのportsを、NetBSD用に作り変えたものらしいのですが、今では、NetBSDだけでなくて、Mac OSとか、Solarisとか、さまざまなプラットフォームでpkgsrcがつかえるようになっています。



portsならそこそこ使いこなせていると思うので、portsと同じようなつもりでpkgsrcを使っていると・・・おおはまりしました。いや、SPARCなSolaris10で使っているからかなぁ?NetBSD/i386だと問題ないのかも???



今日おきた、pkgsrcにまつわる、イヤーンな出来事。



ふと気が付くと、共有ライブラリのlinintl.soか何かがアップデートされてしまっていて、gccが動かなくなっていました。



gcc、gettext-lib、libiconv、libtool-base、gmakeなどなど、多くのものが複雑に依存しあっているため、どういう風に、アップデートをしてやればいいのか、なんだかわけわかんないんです。FreeBSDだと、portupgradeで、よきにはからって、ほぼ全自動でアップデートができるのに・・・



とりあえず、半日かけて、なんとかまともに動くところまでもっていきました。



「lintpkgsrc -i」というコマンドで、FreeBSDのportsでいうところの「portversion -v」みたいに、バージョンアップ可能なパッケージ一覧が表示されます。



そのなかの、pkg_install-infoというのをbmake updateでアップデートしようとしたら・・・



さっきまで、一所懸命時間をかけてアップデートした、gcc-2.95.4とかgcc3とかそのたもろもろ、全部アンインストールされてしまいました。



はぁ?



半日かけてやったことが、すべて泡のように消えてしまいました・・・



pkg_install-infoをbmake updateしようとすると、pkg_install-infoに依存するものが、ごっそり削除されるようで、その依存するものってのが、Cコンパイラなど開発ツールほぼすべて・・・



2006年5月25日木曜日

ちりんちりん

正直に言ってしまうと、ものすごく好きだったとか、おもいきりはまった、というタイプのアニメ作品じゃないのですが、シリーズ中のある1話だけが、心の片隅にず~と残っているのです。

魔法少女猫(まじかるにゃんにゃん)
たると



にゃーの7 「ちりんちりん」



海のそばの岩山。がけっぷちにそって、廃墟となった商店街がならび、さらにトンネルが掘られていて、そのトンネルの中まで廃墟がつづいていくという風景。



20060524a0


20060524a1



20060524a2


20060524a3



その光景が、何か、ずーと、気になってしょうがなかったのです。どこかで見たことのあるような・・・いや、絶対に見たことなんかないんはずなんですけど、懐かしいようなかんじで一杯になります。



そういえば・・・先日の、

交通博物館へ行く

で、旧「万世橋駅」の遺構を見学に行きましたが、その廃墟となった商店街に、ちょっと似てますね。なんなんでしょうか。前世の記憶? でも、廃墟とか好きな人って多いですよね。人類共通に持つ過去の記憶とか・・・なんてな




200605240



200605241




マネキンも怖いし・・・

怖いもの




20060524a4

200605243




(これはあんまり関係ないか)



ところで、この右の女の人は、安藤ナツという名前なんだそうですけど、



20060524a5




最近お気に入りの漫画の1つ、「あんどーなつ」(ビッグコミックオリジナル連載)の主人公、安藤奈津と同じ名前ですね。



200605242




アニメの「たると」では、いろんな名前が、すべてお菓子にちなんだものになってたりするのですが(てゆーか、今ごろそれに気が付きました)、「あんどーなつ」は、パティシエを目指していた女の子が、なぜか和菓子職人の道に入っちゃった、という作品です。



2006年5月24日水曜日

ざる蕎麦半額券

「ざる蕎麦」「キティ」・・・ミスマッチなようでいて、実はマッチしているような、不思議な組み合わせ???



20060523



今、セブンイレブンで、700円以上の買い物をするたびに、1回、くじを引けます。



ふだんは、コンビニでの買い物は、1回に300~500円くらいなので、今回、作戦を練って、

雑誌をあえて発売日に買わずに、次に発売日が近い雑誌と一緒にまとめて買うことで、みごと、700円をクリア!

(何やってんだか・・・)



くじを1回引かせてもらって、「おいしい牛乳」があたりました。



なぜか、ざる蕎麦半額券もくれました。・・・って言っちゃダメなこと?





2006年5月23日火曜日

RealVNCをやめてTightVNCにしました

先日の

RealVNCに超やばいセキュリティホール

があったので、最新版のバージョン4.1.2にアップデートしたら、x2vncと組み合わせてつかったときに、winvnc4.exeがメモリをばかすか占有するという、非常におかしな挙動をするようになりました。



今朝も、使い始めて5分もしないうちに、このメモリ馬鹿食い現象が発生しました。

あーっ!!もうダメダメ。RealVNCはゲームオーバー。さよーならーーー

というわけで、昔使っていたTightVNCに戻ることにしました。とりあえず今日一日使ってみた限りでは、何の問題もありません(当然ですね)。



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 



前から思ってた不満な点に、RealVNC、TightVNCどちらも、

Windowsの日本語変換のオン・オフができない

という問題がありました。海外で開発されたソフトですし、こういう特殊なキーは、特別扱いされてて、やっぱり、普通には使えなくてもしかたないかな~~~と思って、我慢してました。ま、我慢することもなくて、たとえばMSIMEの設定を変更して、F12キーとかへ、かな漢字変換のON/OFF機能を割り当ててしまえば、VNC経由で、かな漢字変換のオン・オフができるようになります



ちょっと、ネット検索してみますと、

TightVNC Ver.1.2.9 漢字キー対応3

なんてものを作っておられる方もおりました。これを使っても、いいですね。



ただ、私は、FreeBSD上でx2vncを実行し、Windows上のVNCサーバに接続するという使い方をしたいため、上記の改造版TightVNCを使っても、うまくいきません。



なんで、オリジナルのVNCではできないのかな~、と思って、ソースコードをのぞいてみました。


おおっ!VNCのプロトコルって、X Window Systemのキーシンボルをそのまま流している!!


なるほど。もともとUnix上で開発されたのかな?まあ、あたりまえのことですかね。



というわけで、[半角/全角]キーを押すと、x2vncからは、Zenkaku_HankakuというキーシンボルがそのままVNCサーバ(WinVNC)へ渡されています。じゃあ、Windows版のVNCサーバのソースコードを見ればいいわけねっ・・・ってことで、さっそくTightVNCのWindows版のソースコードをダウンロード。ソースコードが公開されているソフトって、こういうときに、とってもうれしいですね。



で、ソースコードを、3分ほどながめていて、気づきました。

あれ?なんか、これだったら、動いてもおかしくない気がするんですけど・・・

なんだか、Kanjiキーを扱えるらしき定義が、VNCサーバに入ってるんです。「これで動くかわかんね!」、みたいなコメントもソースコード中に入ってたりしますが。



なんで、これで動かないのだろう???と不思議に思いながら、もうちょっと注意深くソースを追っていったり、xevでXのイベントを観察したり、x2vncにデバッグ用処理を組み込んで実行させたり・・・



あー、わかりました。



  1. たしかに、VNCクライアントからVNCサーバに対して、漢字キー(Kanji key)というキーシンボルを渡すことができるようなプログラムになっています


  2. 漢字キー(Kanji key)ってのは、たぶん、[Alt]+[半角/全角]キー のことなんだと思います


  3. しかし、この2つのキーを押す場合は、Xサーバ上では、Kanjiキーのシンボルが発生するわけではありませんでした。「Altキーを押したイベント」と「[半角/全角]キーを押したイベント」との、2つに分かれてしまいます。


  4. よって、VNCクライアントからVNCサーバへ送られているのは、Zenkaku_Hankakuキーのシンボルでした。


  5. ですが、VNCサーバが認識するのは、Kanjiキーのシンボルであって、Zenkaku_Hankakuキーのシンボルではなかった。


  6. というわけで、いくら[半角/全角]キーをたたいたところで、Windows側では完全に無視されていて、かな漢字変換のモードも切り替わらない・・・


なるほど、そういうことがおきてたんですね。じゃあ、どうすればいいかっていうと、X Window Systemは、xmodmapコマンドを使って、キーボードのキーを押したときに、どのシンボルが発生するか好き勝手に再設定できますので、

[半角/全角]キーを押したときに、[漢字]キーのシンボルが発生するようにしてしまえっ!

というわけです。



私は、106/109日本語キーボードを使っていますが、[Esc]キーと[半角/全角]キーを入れ替えるのが好きなので、これまで、

keycode 9 = Zenkaku_Hankaku
keycode 49 = Escape

という風に設定していました。この2行を書いたファイルを、たとえば、$HOME/.xmodmapという名前で作成しておき、

% xmodmap $HOME/.xmodmap

と実行すると、[Esc]キーと[半角/全角]キーが入れ替わります。



keycodeのほうが、キーボードのキーに対応するコードです。Escと刻印されたキーを押すと、キーコード9番というデータが発生します。で、キーコードに対して、「キーシンボル」を、自由に割り当てられる、ってわけ。



今回は、[半角/全角]キーではなく、[漢字]キーに変えてしまうので、

keycode 9 = Kanji
keycode 49 = Escape

という風にしました。[Esc]キーと[半角/全角]キーを入れ替える必要のない場合は、

keycode 49 = Kanji

になるのかな?



あ、ちなみに、ファイルを作らずに、

% xmodmap -e 'keycode 9 = Kanji'

みたいな実行方法もあります。



以上のようにして、xmodmapで[漢字]キーのキーシンボルを割り当てることで、改造版ではないオリジナルのTightVNCを使って、かな漢字変換のオン・オフができるようになりました。



2つのWindowsパソコンで、TightVNCを使って、かな漢字変換のオン・オフができないのは、[半角/全角]キーを押したときに発生するキーシンボルを、VNCクライアント、VNCサーバともに、認識できていないから、ってことですね。もしも、キー1つ押すだけで[漢字]キーのキーシンボルを発生できるような、そんなキーボードがあれば、オン・オフができると思います(が、そんなキーボードは見たこと無いです)。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 



(2006年5月25日 追記)



[漢字]キーを割り当てるようにしたら、今度は、VMware Server Consoleの中のWindowsで、かな漢字変換のオン・オフができなくなってしまいました。

(参考) VMware Server ConsoleをFreeBSDで無理やり実行する

VMware Server Consoleのインストール先ディレクトリの中の、lib/vmware-server-console/xkeymap というディレクトリの中に、jp106とjp109というファイルがあって、これを書き換えればいいみたいです。



jp106とjp109のどっちのファイルが使われているのかわからなかったのですが(どうやらjp109が使われていたらしい)、以下のようなふうに、「Zenkaku_Hankaku」となっているところを、


# grep Zenkaku ./xkeymap.org/*
./xkeymap.org/jp106:Zenkaku_Hankaku            = 0x029
./xkeymap.org/jp109:Zenkaku_Hankaku            = 0x029


以下のように「Kanji」へ書き換えて、vmware-server-consoleを立ち上げ直すと、on/offが可能になりました。


# grep Kanji ./xkeymap/*
./xkeymap/jp106:Kanji          = 0x029
./xkeymap/jp109:Kanji          = 0x029


=の左辺がXのキーシンボルで、右辺が、VMwareの中で使われるキーコードなのではないかと予想されます。




☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 



(2006-11-02)
昔、なぜ、TightVNCからRealVNCへ乗り換えたかの理由を、思い出しました。なんか、TightVNCって、ときどき、サーバとの接続がブチブチ切れるんですよね。



FreeBSD上のvncviewerとXvncとの間の接続が、よそ見している間に切れて、vncviewerが終了してしまいます。もう一度接続すればいいんですが。



Windows同士でTightVNCを使った場合も、接続が切れたりするし、あと、なんの操作も受け付けられなくなることもあります(マウスでドラッグしているときになることが多い気がする。マウスポインタにアイコンが張り付いたまま剥がれなくなる)。これも、もう一度接続すればいいんですが・・・









2006年5月22日月曜日

勝手にお祝い

なんかそういうコーナーが某キャラメルタウンにあったような気もしますが・・・



何にもあげられないので、気持ちだけでも、送り届けられたら



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 



先日、こんなのを衝動買いしたのですが、



200605212_1





今日、こんなのを見つけたので、即、買ってしまいました。



200605211





中古屋さんで買うってところで、すでに愛が足りないきがしますけど ;-)



だって、新品では売ってないし



Sekushii



2006年5月21日日曜日

VMware Server ConsoleをFreeBSDで無理やり実行する

先日、今のところ無料で使えるという、VMware Server (Beta)を、ひまそうにしているWindows 2000 Advanced Serverにインストールしてみました。VMware Serverを実行できるOS(ホストOS)は、普通の人はめったに見たことの無い「Windows Server」という、同じWindowsでもサーバー系のWindowsです(値段がけっこう高いです)。でも、Windows XP SP2でもなにやら動くらしいですね。


VMware Server
http://www.vmware.com/products/server/


■ VMware Serverって?



VMware Workstationとか、VMware Playerの場合、仮想マシンを実行すると、仮想マシンの画面が常にウィンドウとして表示されています。つまり、ホストOS上で、ログインしていないと仮想マシンを実行できません。



一方、VMware Serverは、仮想マシンを実行するプログラムと、仮想マシンの画面を描画するプログラムとが分離されています。仮想マシンを実行する部分は、バックグラウンドで動きつづけます。そのため、仮想マシンを実行するために、ホストOSにログインしている必要はありません。



  • VMware Server Consoleというプログラムを実行し、ネットワーク経由で、VMware Serverを実行しているマシンに接続し、仮想マシンを起動します。


  • VMware Server Consoleを終了しても、仮想マシンは、実行しつづけます(仮想マシンの画面は見えなくなっちゃいますが)。


  • VNC Serverと、VNC Viewerの関係に、ちょっと似てますかね?


  • 仮想マシンは、1つのVMware Server上で、複数実行できます。


というわけで、見た目は1台のサーバーマシンなんだけど、(ネットワーク側から見る限り)まったく独立した別々のコンピュータが複数台あるかのようにみせかけられる「仮想化」を、サーバーマシンで手軽に実現できるってわけです。



■ VMware Server Console



VMware Server Consoleは、ようするにVNC Viewerみたいな位置付けのソフトなんですが、Windows版とLinux版がありました。



FreeBSDは、Linux用のプログラムもたいてい実行できるので、Linux版のVMware Server Consoleを動かしてみました。ちょっと、強引に・・・いや、非常に無理やりに、動かしました。というわけで、「礼儀正しく、清く、美しい、正当な方法」は、だれかほかの詳しい人におまけせしたいと思います。



難しかったのは、そのままじゃインストーラが動かなかった、ってだけ。インストールさえできてしまえば、あとは、うりゃ~と気合を入れれば、動いてしまいました。



● インストーラをだます



インストーラは、insmodlsmodmodprobermmodというコマンドを実行しようとするのですが、Linux固有のコマンドなので、FreeBSDにはありません。



というわけで~~~非常に強引なのですが~~~ダミーのコマンドを用意しました。これらのダミーを置いたディレクトリに、PATHを通しておいてから、インストーラを実行します。




● vmware-server-consoleスクリプト



vmware-server-consoleはシェルスクリプトになっていて、さまざまなライブラリを認識できるようにするためのラッパーとなっています。



とくに細工しなくても動いちゃったみたいなんですが、なんか、FreeBSDのネイティブのライブラリが使われているみたい・・・勘違いかな・・・???



なんか気持ちわるかったので、VMware Server Consoleにバンドルされているライブラリが使われるように、小細工してみました。



本当は、vmware-server-consoleを修正するのが正しい解決方法ですが、まずは動くかどうかを見たかったので、「sh -vx スクリプト」で実行して、試行錯誤を繰り返し、以下のような「おバカなスクリプト」を作りました。インストール先は、/usr/local/vmwareと仮定しています。






なんか、大丈夫なのか、って感じのエラーメッセージが出ていますが、とりあえず、動きました。



Using log file /tmp/nhh/ui-10961.log
Cannot load message dictionary "/usr/local/vmware/lib/vmware-server-console/messages/en/tip_list.vmsg".
HostDeviceInfoCheckDevCDROM: can't stat /dev/cdrom: No such file or directory
Could not open /proc/net/dev
Could not open meminfo file /proc/meminfo
Could not open a memory info file.



VMware Server Console Error:
Could not open /proc/cpuinfo.



Press "Enter" to continue...



HOSTINFO: Failed to get logical CPU count.
Failed to get information about CPUs.
UI: Wrapper: Entering event loop










● DISPLAY=:0.0のとき、画面が真っ黒のまま?



上記の小細工をしようがしまいが、ツールのウィンドウは表示されるものの、なぜか、仮想マシン画面が真っ黒のままでした。



たまたま、Xineramaを使って2枚のディスプレイをつないで動かしていたので、画面描画用の何かのエクステンションが無効になっているんでしょうかね?



setenv DISPLAY ホスト名:0



してから実行したら、きちんと描画されるようになりました。



ゲストOSとして、Windows XPをインストールしてみました。



Vmsc01




Vmsc02




■ やっぱVMware Playerよりは便利



vmxファイルを直接書き換える必要がなかったり、変なことをして仮想ディスクのイメージファイルを作る必要もないし、やっぱり便利ですね。



Vmsc03




Vmsc04




Vmsc05


なお、VMware Serverで作成した仮想マシン(VM)は、VMware Playerでも実行できるそうです。



こんな便利なものが、無料ですかぁ・・・これから先、どうやって商売していくつもりなのでしょうか。





2006年5月20日土曜日

さよなら交通博物館(BlogPet)

きのうは外とか挨拶されたみたい…
そして万世橋に交通を試験するはずだったみたい。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「pochi」が書きました。


RealVNCに超やばいセキュリティホール

ネットワーク経由で、遠く離れたパソコンを操作できるようになる「VNC」には、毎日、とってもお世話になっています。VNCには、さまざまな派生ソフトがあるようですが、その中でも本家?の「RealVNC」で、超やばいセキュリティホールがみつかったそうです。

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/05/18/12017.html
遠隔操作ソフト「RealVNC」に認証回避が可能な脆弱性





どれくらいやばいかっていうと・・・ちょっと細工をした改造版のクライアント(vncviewer)を使うと、

VNCサーバーのパスワードを知らなくても、パソコンを自由にあやつれるようになってしまう

っていうものです。しかも、すでに、それをやってしまう改造版ソフトが存在しているらしいです。



詳しい情報をさがしてみたところ、どうやら、サーバとクライアントの間で、どの認証方法を使うかのネゴシエーションをするときに、サーバが提示した方法を無視して、クライアントのほうが強引にパスワードなしで、接続に成功してしまうらしいです(なんじゃそりゃ???)。



もっとも、これまで、直接インターネットからVNCサーバにアクセスできるようにはしていませんでしたが、やはりそれで安心とは言い切れません。さっそく、これまでRealVNCをインストールしたすべてのマシンを、最新バージョンの4.1.2へアップデートしました。



FreeBSDのportsになっている、ports/net/vncは、すでに4.1.2に更新されていました。



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 



仕事場では、x2vncというソフトを使っています。FreeBSDでは、ports/x11-servers/x2vnc/にあります。



x2vncは、「画面描画を行わないVNCクライアント」です。



  • Windowsパソコンのほうでは、VNCサーバを実行しておく


  • FreeBSDパソコンのほうでは、x2vncを実行して、WindowsのVNCサーバに接続する


  • FreeBSDのほうで、マウスポインタを画面の外へはみ出すまで動かしていくと・・・あら不思議!Windowsのほうの画面にマウスポインタが現れる!!


X2vnc





というわけで、2つのパソコンの画面があたかもつながったような雰囲気になり、FreeBSDパソコンにつながっているキーボードとマウスを使って、Windowsパソコンも操作できるようになります。



キーボードとマウスは、1セットだけ。同じキーボード&マウスを使って、複数台のパソコンを同時に操作できるのです。



でも、Windowsの画面はFreeBSD側には一切表示されません。画面は、Windowsパソコンのほうの画面を見るのです。画面描画を行わない分だけ、処理が軽くなるので、非常に快適に2台のパソコンを同時に使うことができます。



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 



なんですが・・・、RealVNC 4.1.2へアップデートしたら(これまで使ってたのは3.3.7とかいうバージョンだったらしい・・・笑)、x2vncで接続したとき、ときどき、VNCサーバ(winvnc4.exe)が異常な動作をするようになりました。なんと、winvnc4.exeがメモリを500メガバイトも占有して、Windowsパソコンがやたらと重くなって、非常に操作しづらくなってしまいます。



Winvnc1



今日一日だけで、2,3回、この症状が発生しました。う~ん、RealVNCを使うのやめようかなぁ・・・



2006年5月19日金曜日

怖いもの

マネキン人形って怖いですよね。昔、テレビドラマで、死体をマネキン人形にしちゃうとかいうようなのを見て、もっと怖くなりました。



200605181a
200605181c
200605181b





200605182a
200605182c
200605182b






200605183a
200605183c
200605183b






200605184a
200605184b




ところで、マネキンって、ヤフオクで買えるんですね・・・笑







2006年5月18日木曜日

FreeBSD 5.xから6.1Rへのアップグレード・インストールは・・・

OSのアップデート作業は気をつけてやろうね、って話。





FreeBSDのバージョン6系は、バージョン4、5と比べて出来がいいという、~~~ちょっと眉唾な気がしないでもないのですが~~~そんなレポートを見てしまったので、先日、仕事で使っているFreeBSDマシンを、バージョン5.5-PRERELEASEから6.1-RELEASEへ、make buildworld&installworldしてアップデートしました(実際には、あらかじめ別マシンでbuildworldしておいたのをinstallworldしただけなので、楽ちん)。



これまで、バージョン番号の一番上の桁が上がるときは、まっさらの状態からインストールしていたのですが、6.0がでたときに、あまっているマシンでmake buildworldでアップデートして、とくに問題なくうまくいった記憶があったもので・・・



で、そうそう、うまくはいきませんでした(笑)。



X Window Systemで、日本語表示をするアプリは、軒並み日本語で表示できなくなったり、perlでは、ja_JP.eucJPというlocaleがサポートされてないとかいうwarningメッセージが連発・・・



あ、そういや、前回も、そんなことがあって、portsをほぼ全部コンパイルしなおしたんだったっけ・・・



6.0Rは数ヶ月前のことだったので、すっかり忘れてました。



このへんに
http://journal.mycom.co.jp/articles/2005/11/07/freebsd/003.html



そういったトラブルの話がのってました。



portsmisc/compat5xをインストールしてやればいいらしいのですが、結局、なんかよくわからないけど、うまくいかなかったです。それに、



  • 互換性ライブラリをいれるのって、なんか後ろ向きじゃない?


  • やっぱり男なら、たとえシステムダウンしたとしても、前のめりにぶっ倒れよう!


ってことで、やっぱり今回も、「portupgrade -f ~」で、ガシガシとコンパイルしなおしてしまいました。



もっとも、OSアップデート後、ぜんぜん動かなくなってしまうってことはなくて、どこかちょっと変かも・・・って程度には動くので、動かしながら直していく、ってことができます。ここが、FreeBSDのいいところかな~って個人的には思っています。

この前、Fedora Core3からCore 5へアップデート作業をやってみたのですが、まずはOSのアップデートに2時間ほどかかり、その間は、まったくマシンは使えません。さらにそのあと、もう一度、インストール済みソフトのアップデート作業が1時間ほどかかりました(これは動かしながらできた)。

FreeBSDだったら、使えない時間って、10分くらいですみますからね。あとは、動かしながらアップデートできちゃいます(たまたま運が悪いとハマりますけど)。自己責任で好き勝手にやりたいならFreeBSD、失敗したくないならFedora、ってところでしょうか(いやFedoraも、そういうもんじゃないと思う・・・)。





あとで思ったのですが、/libや/usr/libに古いライブラリが残っているので、そっちのライブラリが使われてしまったため、せっかくいれたcompat5xが使われなかったのではないかと???



make buildworldでOSのバージョンを更新したり、インストーラを使ってupgrade installをした場合、基本的に、古いファイルは削除してくれず、単に上書きインストールするだけなんですよね・・・トホホ



というわけで、FreeBSDでOSをアップデートしたときは(upgrade installしたときも、buildworldしたときも両方)



  • /lib /usr/libとかから古いライブラリを削除


  • /usr/includeとかからも、古いヘッダファイルを削除


する必要があります。ライブラリが古いかどうかの判断は、ファイルのタイムスタンプで判断しているのですが(新しいファイルはアップデートしたときの日付になってるので区別できる?)、ヘッダファイルってどうなってましたっけ???



(2006年5月25日 追記)



make buildworld & installworldした場合、ヘッダファイルが変更されていないときは、タイムスタンプは変化しないみたいなので、古いからって、削除しちゃだめみたいです。installworldするまえに、

mv /usr/include /usr/include.old

しちゃうのはどうでしょう?



共有ライブラリに関してですが、

portsclean -Ln

というコマンドを実行すると、古いライブラリや同一バージョンのライブラリの重複などをレポートしてくれるようです。

** /usr/local/lib/compat/libradius.so.1 is shadowed by /usr/lib/libradius.so.1
        /usr/lib/libradius.so.1 <- ?
        /usr/local/lib/compat/libradius.so.1    <- compat5x-i386-5.4.0.8_5
--> This may be an undesirable situation
Leave /usr/lib/libradius.so.1 (specify -i to ask on this)



なお、ファイルを移動・削除したあと、/etc/rc.d/ldconfig restartを実行しても、/usr/local/lib/compatを参照してもらえないので、

/usr/local/etc/rc.d/000.compat5x start

を実行するといいらしいです。





2006年5月17日水曜日

(VMware)FreeBSDで音を鳴らす

vmxファイルに、

sound.present = "TRUE"
sound.virtualDev = "es1371"

という記述があるし、VMware PlayerのウィンドウにAudioというボタンがついていたので、たぶん、VMwareでオーディオデバイスがエミュレーションされるんだろうな、とは思っていました。しかし、host OSがWindowsで、guest OSがFreeBSDの場合には、

わざわざFreeBSDで音楽を聴いたり、ビデオを再生したいとは思わないよな・・・

という理由からこれまで試していませんでした。



今回は、ネタということで、わざわざ、このオーディオデバイスを使ってみました。ネタといっても、ちゃんとまともに使えます。



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 



FreeBSDのGENERICカーネルには、オーディオ用のデバイスドライバは組み込まれていないので、カーネルモジュールをロードします。VMwareの中のFreeBSDでは、snd_es137x.koです。

freebsd# kldload /boot/kernel/snd_es137x.ko

コンソールにはこんな感じで、認識されたデバイスが表示されます(dmesgコマンドでも見られます)。



pcm0: <AudioPCI ES1371-A> port 0x1400-0x143f irq 10 at device 17.0 on pci0
pcm0: <Cirrus Logic CS4297A AC97 Codec>
pcm0: <Playback: DAC2 / Record: ADC>



こんな感じでモジュールがロードされてます。

freebsd# kldstat
Id Refs Address    Size     Name
1    5 0xc0400000 691928   kernel
2    1 0xc0a92000 58554    acpi.ko
3    1 0xc28b7000 6000     snd_es137x.ko
4    1 0xc28bd000 1c000    sound.ko

/dev/sndstatで、デバイスの状態を確認できます。

freebsd# cat /dev/sndstat
FreeBSD Audio Driver (newpcm)
Installed devices:
pcm0: <AudioPCI ES1371-A> at io 0x1400 irq 10 kld snd_es137x (1p/1r/0v channels
duplex default)



ためしに、MP3ファイルを再生してみたり・・・



使ったのはmadplayというportsからインストールした、簡易MP3プレーヤー。/usr/ports/audio/madplayにあります。

% madplay Comics_Image_Album_05.mp3
MPEG Audio Decoder 0.15.0 (beta) - Copyright (C) 2000-2003 Robert Leslie et al.

Fbsdsnd1





VMware Playerのウィンドウの上の方にあるAudioというボタンで、音のオン/オフが切り替えられます。



音が聞こえないときは、ボリュームが小さくなっているのが原因かもしれません。



音量の調節は、ゲストOSのFreeBSD側の調整と、ホストOSのWindows側の調整の、両方が効いてきます。



FreeBSDの場合、mixerコマンドで音量が調整できます。



「mixer」だけで実行すると、現在の設定が表示されます。

% mixer
Mixer vol      is currently set to  75:75
Mixer pcm      is currently set to  75:75
Mixer line     is currently set to  75:75
Mixer mic      is currently set to   0:0
Mixer cd       is currently set to  75:75
Mixer rec      is currently set to   0:0
Mixer igain    is currently set to   0:0
Mixer line1    is currently set to  75:75
Mixer phin     is currently set to   0:0
Mixer video    is currently set to  75:75
Recording source: mic

volがマスターボリュームのことで、音量は0~100の数値で指定するので、

% mixer vol 95
Setting the mixer vol from 75:75 to 95:95.

とかやれば、大きくできます。



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 



FreeBSDを起動するときに、自動的にドライバをロードするようにするためには、/boot/loader.conf に以下のように書いておきます。

snd_es137x_load="YES"

ほかにも、「man snd」すると、vchanとかいろいろ有益な情報が見つかるでしょう。





☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 



FreeBSDには、/dev/speakerというビープ音専用のデバイスもあります。

# kldload speaker

してから、

# echo "CDE" >/dev/speaker

すると、ドレミが鳴ります。知ってる人は知っている、8ビットパソコン時代のBASICで使われていた、あのMMLが使えます。man speakerすると、詳しい情報がのっています。



まずは、/usr/sbin/spkrtestというコマンドを実行してみれば、どんな音がなるか試してみることができますよ。



Fbsdsnd2





/dev/speakerにアクセスするためのパーミッションが落ちているので、一般ユーザーでは使いづらいのですが、/etc/devfs.confを見ると、ヒントがかかれています。



# Allow members of group operator to cat things to the speaker
#own    speaker root:operator
#perm   speaker 0660