2009年9月4日金曜日

誕生日にちなんで藤子・F・不二雄大全集のドラえもん(2)を読む

9月3日、ドラえもんの誕生日にちなんで、先週買った全集のドラえもんを読み始めました。



・・・この分厚さ、全641ページ。ねっころがって読むのはつらい。



200908291



最初に、おっ、これはおもしろいな、と思ったのは、この全集での編集スタイル。



ドラえもんは、小学館の学年誌「小学○年生」で連載が始まったものですが、その雑誌で発表された順番どおり、しかも、読者の学年が毎年あがっていくのにあわせて作品をピックアップして、作品が収録されています。



つまり、当時の読者が読んだ順番どおりに、読むことができるというわけです。



たとえば、今日読んだ、全集のドラえもん第2巻は、1962年度生まれ(1969年度入学)の子供たちが、小学一年生 1970年1月号(ちなみに、1969年12月発売)から毎月読んだ順番どおりに、作品が収録されています。





内容について。



まず最初に気がつくのが、連載開始から数回分、ごく初期のころの作品は、かなり型破りなドラえもんになっている、ということです。



連載がすすむにつれて、型ができるというか、定番化するというか、ある程度枠にはまった世界観、作品イメージが形成されていくわけですが、そんなものがまだ成立する以前のエピソードのため、とても自由な、なんでもやっちゃうぞ、試行錯誤しているぞ、的な印象をうけました。



たとえば、ドラえもんは四次元ポケットから「ひみつ道具」を出すことで話が展開していくのが定番なのですが、収録作品の「アタールガン」では、ドラえもんが「つくったよ。」といって、自分で工作して作っています。いや、実は、あの素材が実は、ポケットから取り出した秘密道具なのか。



話の内容もやりたい放題の自由でしが、絵もまだ垢抜けていなくて、ときどき見かける偽物のドラえもんみたい[E:coldsweats01] ときどきドラえもんのポケットがないコマがあるんですが、ペン入れを忘れたってことはないですよね?



なお、絵柄が違っているといっても、小学校1年生向けに、特別にかわいらしく感じる絵柄にしてあると思われるところもあります。



初期のドラえもんは、ドタバタ劇が多いです。ドラえもんは見守り役ではなく、ドラえもん本人がドタバタ騒動を起こす、それが楽しい。ジャイアンよりもスネ夫のほうがいじわるだったり。



てんとう虫コミックスという単行本未収録だった作品からは、こんなドラえもんもあったんだ!という新鮮味が感じられるのがいいですね。
以前、未収録作品を収録した「カラー作品集」というコミックスが出ていましたが、そっちでも、そのへん、とっても楽しめました。

ドラえもん カラー作品集 第6巻

あ、そうそう、ちゃんと確認していませんが、気がついたことがありました。



昔は、印刷技術の制限があって、カラーで着色された作品は、単行本化するとき、白黒できれいに印刷できないため、藤子F先生以外の人がトレースしてたそうです。で、トレースしたせいで絵柄が変わってしまっているのもありました(子供のころは、そんなこと全然気がついてなかったけど)。



今回の全集では、てんとう虫コミックスにも収録されている作品が、また収録されていますが(もちろん全集だから)、どうも、トレース前のオリジナルバージョンが、そのまま収録されているっぽいです。時間があれば、あとで見比べてみようかな、と思います。




途中で力尽きて、まだ半分も読めてませんが、その中で気に入った作品をいくつかピックアップ。



ペタリぐつとペタリ手ぶくろ ・・・ 軽く衝撃を受けました。一読の価値あり。



ふしぎな海水浴 ・・・ ママの水着姿が!



ネンドロン ・・・ 傑作です。言葉ではその面白さが表現できない。もう1つ。ドラえもんは、1話読み切りですが、この話だけは、前回(雑誌の先月号で掲載)の話について、触れられていたりするのが、おっ!?と思いました。



かぜぶくろ ・・・ ドタバタ作品の典型か。すばらしい。



ロボット・カー ・・・ ある意味、本当の「自動車」。「けっこんしたいって。じょうだんじゃない。」「いまにもっといいあいてを、見つけてやるから。」



たねのない手品 ・・・ 「さるにでもなっちまえ!!」 ところで、最後のコマに出てる人は誰?[E:coldsweats01]



スケスケ望遠鏡 ・・・ しずかちゃんの入浴シーンあり



メロディーガス ・・・ 久しぶりに読み返してみると名作だなぁ。モファ。ウファ モアモア ヘファ ヘファ。「ヘ長調ね。」 あれ?最初の2ページは、原稿紛失?!



コベアベ ・・・ アベコンベとネタがかぶってるなぁ。全然気がついてなかった。



















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