2007年3月17日土曜日

諏訪家のパソコン

NHK BS2でやってた「男はつらいよ」全48作の放送。アンコールの分も、今さっき終わっちゃいました。はぁ・・・



今日は、「あなたが選ぶ寅さんアンコール パート2」の第1位。

「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」

うーん、たしかに、これ、いい作品ですね。つらいね。せつないね。





ところで、昨日の「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」にて、なんとなく前から気になっていた謎が、やっとわかりました。諏訪家(さくら=寅の妹、博、満男)に、ワープロみたいのがあるなぁ、と思っていたのですが、あれが何なのか、やっと判明したのです。



博は印刷工場(朝日印刷)に勤務しているので、ワープロだとばっかり思い込んでいたのですが、パソコンでした。



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博が、自分の父の遺産を工場に投資して、工場にオフセット印刷機を購入してくれたので、タコ社長がそのお礼に、パソコンをプレゼントした・・・そんないきさつになってました。



お正月に、初荷として、諏訪家にやってくる、という、何ともすごい登場に仕方でしたが。



この映画は1983年12月公開。当時は、なんとなく軽くパソコンブームだったころじゃありませんでしたっけ? NHKの教育テレビでもパソコン講座みたいなのをやってたりしました。1982年のことらしいです。NHKでは製品名を出せないので「機種X」とか呼んでて・・・NECのPC-8001じゃん。



ところで、この諏訪家にやってきたパソコン。機種が・・・私は、まったくわかりません。



画面をじっくり見てると・・・マニュアルに機種名のようなものがありました。



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RICOH SP200
と書かれているようです。
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リコー? リコーのパソコン?? リコーってパソコンを作ってましたっけ? そんな印象がまったくありません。



調べてみると



http://www.ricoh.co.jp/about/company_fact/factbook.html
にある
「リコー製品の歴史」というPDF
http://www.ricoh.co.jp/about/company_fact/factbook/2006/5.pdf



にて、



1983年6月
「リコー SP200」
リコー初のパーソナルコンピューター



と、軽く触れられています。かなりあっさりとした扱いですが・・・ひょっとして黒歴史なのでは?!


ちなみに、寅さんこと、渥美清さんは、IBMの5550の広告に出てたような気がします。
それも、だいたい同じころじゃないかな。



どうも私は満男とほぼ同学年らしくて、83年といえば、すでに、すがやみつる先生の作品の洗礼を受けた結果、パソコンへの興味でいっぱい、といった感じのころなんですが ・・・ 当時のパソコン少年にとっては、リコーもIBM5550も、どっちもまったく魅力なかったと思いますね。まず間違いなく。



まあ、タコ社長がNECのPC-6001mkIIなんぞをプレゼントしてたら、そりゃあまりにもケチくさいよ、ってことになってたでしょうね。



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