2008年3月7日金曜日

禁則処理

TOKYO MXで、「ドカベン」を毎日放映中なんですけど~~残念ながら見てる時間がないんですが~~、昨日の放送の最後で、このよくある表示がついてました。いつもでてなかったと思うのですが・・・



20080306





なにこれ!?気持ち悪い。
行頭に、読点(、)が、2回も出現。



日本語には、禁則処理ってのがあって、たとえば、行の頭に、句読点(。、)をつけてはいけません。・・・なんてことは、小学校1年の「こくご」の授業で教わった記憶があります。



禁則処理には、行頭の句読点以外にもいろいろあるんですが、日本語ワープロなど、日本語を処理できるソフトは、わりとこの禁則処理をちゃんとやってくれています。
コンピュータのソフトウェアには、外国の英語圏生まれのものが多いですが、日本で商売したければ、禁則処理くらい対応させるのは必須ですよね。



たまにダメダメなのもありますが・・・



ブラウザのFirefoxで、長い行を改行してくれる拡張機能があるんですが、これを有効にすると、禁則処理が正しく働かなくなることがあって、ちょっとイヤ~ンなことがありました。







似たようなものが英語の場合にもあって、「widow and orphan」というものです。



どっちがどっちか忘れてしまったんで、ネット検索してみたところ、

(文章をページにレイアウトしていくときに、たまたま、ページの行数の空き具合によって)



1パラグラフ中の最後の1行だけが、次のページにはみ出してしまったのが「widow」。



1パラグラフ中の最初の1行だけが、前のページの最後に入ってしまったのが「orphan」。

だそうです。文章が読みづらくなるし、見た目もよろしくないし、widow and orphanは避けるべきなんだそうです。



なお、widowは未亡人、orphanは孤児、という意味。





最近、あの会社「アスキー」がとうとう消滅する、っていうニュースを目にして、ふとアスキーといえば、日本語TeX、アスキー日本語pTeXだよな~、ってことを思い出しました。



TeXを日本語対応するときには、禁則処理を、かなりがんばって実装してたみたいです。アスキーはもともと出版社ですし、TeXでレイアウトして書籍を出版してたので、そのレイアウトの美しさといったら。



私がまだ学部生だったころ、レーザープリンタがまだ高嶺の花だったころの話ですけど、レポートをjLaTeXで書きあげて、レーザープリンタで出力して提出してました(時間に余裕がないときは手書きでしたが…)。当時であの美しさは、そうりゃあもう・・・レポートの内容はちょっとつりあってなかったみたいですけど(笑)





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