2006年6月18日日曜日

最近読んだマンガとか

昨日は、美味しんぼの話だったので、そこからひっぱってみたりして。



美味しんぼ 92巻「桜エビ大作戦」



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この中に収録されている、第3話「牛肉の未来」(前編)。



この話は、牛のBSE問題、とくにアメリカからの牛肉輸入にかんすることを取り上げていて、まあ、美味しんぼの昔からの読者なら、ああこの作者またやってるな、ってすぐに思ってしまう、そういうタイプのお話ですね。とくにアメリカだしね・・・ってことで。



居酒屋で牛皿を注文した、「富井富雄 東西新聞社 分株副部長殿」。あいにく、牛肉不足で、牛皿は品切れ。お酒もはいってホロ酔いの富井副部長は、いつもながら、大人気なく、それに対して怒り散らす・・・すると、店内には、わざとらしくも、アメリカ産牛肉に関して意見をもつ方々が何人もおり(ふつうの漫画なら苦しい設定ですが、美味しんぼならなんでもありですから)アメリカ産牛肉に関する大論争になる。



ここで、酔った副部長、いつものパターンで、ご乱心。テーブルの上に立ち上がり、お銚子から酒をラッパ飲みし、

「BSEが怖くて衛星放送が見られるかってえんだ!」

さらには、テーブルで四つんばいになって、牛のものまねをして、テーブルの上はひっちゃかめっちゃか

「子牛音頭行くぞー!」
「♪モォモォー 森の子牛ー 子牛跳ねれば ああ愉快ときたもんだー・・・」

さらにわるいことに、その大騒ぎしている様子が、まことに都合よくたまたまその場にいた帝都新聞の記者によって、

「東西新聞社の無知と無定見」

という、みっともない見出しで記事にされてしまう。



これまで何度も大失敗をしてきた富井副部長ですが、記憶の中では、これが一番最高だと思います。次は、何をやってくれるでしょうか・・・最悪で最高なキャラ、富井副部長の行動は、ますますエスカレートしていくのか!?



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 



昨日、アニメの美味しんぼの録画してのを見直したとき、当時放映していたアニメの「花田少年史」のCMが入ってました(CMはカットしない主義ですので)。



アニメの花田少年史は、最初、見もしないのにはなから馬鹿にして、こんなのねぇ、とか思っていたら、ふと見てみてみたところ、おおはまりした、そんな作品です。表面的な見た目と、内容とのギャップがすごいんですね。



そんな「花田少年史」が今度、実写映画化されるということで、今発売中の、雑誌「週刊モーニング」(No.29)で、ちょっとだけ映画の特集ページが組まれてたりしてました。



・・・で・・・しばらく見落としていたのですが、実は、表紙に、こっそり(?)と

2007年劇場アニメ『ピアノの森』公開決定

とか描いてあるじゃないですか。なんか、これって、表紙にしか書いてなくて、雑誌の中身では、ぜんぜん触れられていないみたいなんですけど・・・掲載されている「ピアノの森」のページにも、なんも記載なし。



「ピアノの森」は、「花田少年史」の原作者、一色まことが、今、モーニングで連載している漫画です。毎週は掲載されていないし、1話完結ではないので話がどんどん続いていくので、雑誌で読んでいると、けっこうもどかしいです。もともと、ヤングマガジンアッパーズという別の雑誌に掲載されていたのが、しばらくお休みしてて?、ひょっこりと、モーニングでしばらく前に復活した、というもの。「しばらくお休み」って、この作者、前にもあったような・・・



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連載再開を記念して、単行本の装丁が変わっています(写真は古いやつ)。



世間では、「のだめカンタービレ」という漫画が大評判だそうですが・・・えーと・・・見たこと無いです。たしか、講談社漫画賞を受賞したとき、「今、一番、音が聞こえてくる漫画」とか称されていたと記憶していますが、私は、

いや、そりゃぁ「ピアノの森」だろう!?

と思いました。それくらい、ピアノの森は、今お気に入りの作品の1つです。



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 



その「のだめカンタービレ」となぜかコラボレーションしているのが、「もやしもん」。雑誌「イブニング」で読んでますが、もやしもん、これいいですね。菌をネタにした漫画・・・連載開始当初、自分は面白いと思うけど、これって一般うけしないだろうなぁ。大丈夫かな、とか思っていたのですが、そんな心配は無用のようでした。



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 



漫画が実写映画化されて大ヒットした、といえば、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」ですが・・・以前、どっちゃりと買ってきたコンビニ本



「三丁目の夕日」 [二学期]



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これを読んでいて、改めて思ったけど、「この漫画って、ほのぼのしているようで、意外と、人がたくさん死んでる・・・」なと。



  1. 一平君の同級生、浅野君が、海でおぼれて


  2. 農家のおじいさん、鬼ジジこと、田所松蔵さん・・・は、実はまだ生きてたか


  3. 沼田さん一家。地震で長男、空襲で次女、交通事故で長女


  4. 「けいとうの花」で、結核で療養所に行ったキヨシくんが帰ってくるのを待たず、おばあちゃんがぽっくりと


  5. 「キャッチボール」では、お父さんがどうやらもう治らない病気。うるうる


ほんの40年くらい前は、まだまだ、死が日常の近いところにあったんだな、と思わされました。最近、犯罪が増えて、世の中がおかしくなっちゃったのは、みんなが病院で死を迎える人が増えたせいだと、誰かが言ってたような気がします。なんか、この漫画を読んで、それもあるのかもと思いました。



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