2007年8月29日水曜日

熱血!!コロコロ伝説 vol.3 を読む



20070828



だんだんと、読むのが辛くなってまいりました・・・(笑)



「子供のころに読んだ作品を、大人になってもう一度読んで、懐かしいな」ならばいいのですが、「子供のころすでにコロコロを卒業してしまった後に掲載された作品を、大人になって初めて読む」ってのはねぇ。





巻頭には、怪物くんと、忍者ハットリくん。「藤子不二雄A劇場」なんて見出しがついてます。



怪物くん (藤子不二雄A)

 

宇宙怪獣を襲撃せよ



全部で56ページの、割と長い作品です。内容もいつもとは違って、怪物くん、フランケン、オオカミ男、ドラキュラ、ヒロシといったおなじみのメンバーが、宇宙船で宇宙を大冒険、宇宙怪獣も登場・・・と、かなり派手です。なんかのために、特別に描いた作品なのでしょうか。



作品が描かれた時代は、たぶん、アポロ宇宙計画が花盛りだったころだと思います。



ところで、なぜか、宇宙船が、サザエンバード号という名前で、サザエの形をしているのですが、なぜサザエなんでしょう?
ロケットのターボポンプエンジンのターボから、サザエ???
まさか、サンダーバードのもじりじゃないですよね。



「怪物くん百科」というマンガが連載されていたのは知りませんでした。その他、あれこれ企画モノがあり、ドラえもんにつづく、2匹目のドジョウとして、「怪物くん」をヨイショしたかった、っぽい感じがしますね。



忍者ハットリくん (藤子不二雄)

 

おれの天敵ハットリカンゾウの巻
 ニンニン忍法絵日記の巻



トビラの著者名にAが入ってないんですが、編集のミス?



テレビ・アニメは、そこそこ見てたなぁ・・・
マンガは・・・今読めば、一応、読めますけど。



怪物くん同様に、藤子A先生の、ブラックなおもしろさが見え隠れしていて、子供の純粋な視点からは、そのブラックさになじめず、大人のすれた視点からは、物足りなさが感じてしまうかもしれません。ハットリくんは、あんまりブラックじゃないですけどね。



海外では、ニンジャって大人気らしいですが、ハットリくんはダメですかね?



ところで、先日、忍者の口癖の「~でござる」ってのは、実は忍者ハットリくんが元祖だ、っていう話を見たんですが、それは、まじでござるか!?


とどろけ!一番 (のむらしんぼ)

 

決戦一対三の巻



付録のコミックスもそうですが、バカですねぇ~



全日本試験チャンピオン大会(それってなんだよ?!)に、塾の代表として轟一番が出場。今度の対決相手は、テストにプロレス技をつかうというプロテス三兄弟。会場は、武道館だ。そして、テストには、「まぼろしの百点」という謎のテスト、決して百点をとることができないテストが用意されているのだ・・・



えっと・・・問題文「次のうち数式として成り立つのは」って書いてあるのですが、それが全文だとして、絵の中に書いてある数式を見ると・・・



うーん・・・思うことがいろいろあるのですが・・・ なんか間違ってません、これ・・・(どういう間違いなのかは、作品を読んでもらわないといけないのですが、個人的には、これ、いろんな意味で間違ってると思うのです)



今回登場した必技は、「四菱ハイユニ時間差ミサイル」 ・・・
ああ、めまいが・・・(笑)



おもしろすぎです。




超人キンタマン (立石 圭太)



読んでませんでした。内容は、ウンコです。作品がウンコなんじゃありません。ウンコのマンガなのです。
以上。



この絵、Drスランプの影響を受けているような感じがします。



ガンダムみたいなキャラがでてきてるんですが、小学館の雑誌にガンダムだしちゃっていいのぉ?と思ったんですが、案の定、クレームがついて、修正がはいってるらしいです。もともと、キャラの名前は「オガンダム」だったそうで・・・そりゃぁダメですな。



この時代のころから、各出版社ともに、版権にきびしくなっていったような気もします。


ドラえもん (藤子・F・不二雄)

 

チューシン倉でかたきうち



忠臣蔵だから、蔵と思いきや、倉。どうでもいいか。



のび太がバカにされ、ドラえもんが秘密道具を出して助ける。でも最後には、のび太が調子に乗りすぎて、痛い目にあう、という典型的なパターンのあく品。



 テスト・ロボット



ジャイアンがのび太に本をかしてくれた。



その本の題名は「けんか読本」・・・



反のうテストロボットは、頭の部分に、人の顔を描くと、その絵の本人そっくりの行動をとるようになる。なぜ、似顔絵を描くだけでいいんだ?



謎が一杯です。


21エモン (藤子・F・不二雄)

 

二本足で星から星への巻



21エモンというくらいなので、舞台は21世紀。
夏休みの宿題として、宇宙で大冒険、てな話。文庫版で、今でも読める作品ですよね?



ギャグセンスとしては、現代でもそこそこ通用してて(時代が1~2週して、また大丈夫になったような感じ)、今、読んでもまあ大丈夫、ついてけるな・・・てな作品です。
アニメ化もされてますし、今でも放送してたりしますからね。アニメとマンガはけっこう違ってますけど。



ロボッ太くん (とりいかずよし)



読んだことありませんでした。
内容は、うんこ、ちんこ、エッチ。以上です。
読んでて、つらかった・・・


いい歳して! (とりいかずよし)



今回のコロコロ伝説用に描きおろした作品で、タイトルに、「とりいかずよし ファミリー劇場2007」という冠もついてます。ギャグではなく、ほのぼのした内容の、まじめなテーマの作品です。絵のタッチもぜんぜん違っていて、線も細いです。
ぜんぜん知らなかったのですが、当時も、こういうタイプの作品を、たまに、描いていたそうです。



ところで、とりいかずよしって、今、大学教授なんですね・・・


花の菊千代 (赤塚不二夫)



読んだこと、なかったです。
菊千代ってのは、赤塚先生が飼ってたネコの名前ですね。
内容は、そのネコとはぜんぜん関係なくて、赤塚ギャグそのもの。
今回の掲載作には、ニャロメも登場。
ややブラックが入ってて、個人的には、ちょっとなじめません・・・



ムツゴロウが征く
 (作・畑 正憲 / 画・川崎のぼる)



読んだことありませんでした。



ムツゴロウさんが子供のときの話だそうです。
ギャグは無く、感動系のお話。
良心的で、大人が子供に読ませたいタイプのマンガ?


迷犬タマ公 (田中道明)



これも、読んだことなかったです。
絵はうまいんですが・・・。
著者は、藤子先生のアシスタント出身だけあって、絵の背景が、ドラえもんと同じですね。


釣りバカ大将 (桜多吾作)



釣りキチ三平とはまるで違う、超ありえない系の、アクション釣りマンガ、ってかんじですか。
読んだ記憶があったのですが、たぶん、別冊コロコロコミックで読んだのかもしれません。



これまでペンネームの苗字の部分を「桜」と思ってたのですが、「桜多」だということをはじめて知りました・・・


愛ラブ先生 (ぜんきよし)



読んだことなし。



ややエッチマンガなんだけど、感動もとりいれようとして、なんだか微妙なバランスになっている作品・・・に思えました。なんとなく、「まいっちんぐマチコ先生」も思い出しました。


ガラクタぼん (方倉陽二)



読んだことなし。



エッチ系マンガ。だけど、母親のハダカなんで、思いっきり、ひいた・・・


タムイ・シンマ (はちのやすひこ)



読んだことなし。



第1回藤子不二雄賞入選作品」とのことで、絵はよく描けてると思いますが・・・



なんとなく、まんが道でおなじみ(?)の、「四万年漂流」を思い出しました。



あばれ!隼
 (画・峰岸とおる / 作・古沢 一誠)



読んだことなし。



超ミラクル・ワンダーランドな魔球がもりだくさんな野球マンガだそうです。
そこそこ楽しんで読めました。
ぜんぜん知らない作品ですが、単行本も10巻出ているそうです。




以上。
あ~、辛かった。でも、「とどろけ!一番」で元はとれたかな。





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