2006年1月19日木曜日

無責任な仕事に憤慨

知り合いのところから、

インターネットができなくなって困ってる。助けてくれ

とのヘルプコールが入りました。その家は、技術には詳しくない老夫婦世帯です。いろいろと熱心に私に説明してくれるものの、要点のよくわからない長話になってしまうので、少々困りましたが、大体、状況が把握できました。



1. 部屋の中で、電話機の場所を移動したいので、業者に、電話線を配線しなおすなどの工事をしてもらった



2. その業者のサービスだったのだと思いますが、電話線の工事をしたさいに、これまで、ごちゃごちゃになっていた配線を、整理してくれた



3. その結果、電話は使えているが、パソコンでインターネット接続できなくなった



4. その業者は、うちは電話しかわからないので、あとのことはNTTに言ってくれ、といって帰っていった。



あまりにも無責任な対応・・・



ようするに、家の中の配線をごちゃごちゃいじくったあげく、インターネット接続できなくして、帰っていった、というわけです。



なんすかっ?そりゃぁ!?



そんな業者には、損害賠償請求したほうがいい、と強く言っておきました。少なくとも、もう出入り禁止、取引停止ですね。



さきほど、1時間以上、格闘した結果、なんとか、もとにもどすことができました。





そのうち、配線系統が、結構複雑なんですよね。



  • 電話は、ISDN。電話番号を2つ、使い分けている


  • インターネットは、光ファイバだけど、VSDLで、電話線にのっかって部屋へ到達


  • インターフォンなどをつかった、ホームテレフォンも使ってる


というわけで、



屋外からくる電話線を、まず2つに分けて、



片方には、VDSLのモデムみたいな箱に。そこから、100BaseTXでルータにいって、さらに各パソコンへ(3台あります)



もう片方は、まずVDSL用のフィルタをとおって、ISDNのTAへ(懐かしい・・・)。そこから、アナログ電話回線が2本でて、1本はファックス、もう1本は電話機(および、ホームテレフォン関係へいってるんだと思う)



そもそも、たくさんあるケーブルが、どこがどこにつながっているかもわからなくて、それを解明するのに手間取りました。ホームテレフォンになっていることに最初気づかず、配線やコネクタの処理の仕方も、非常にわかりにくくなっていました。



ケーブルの先に箱がくっついていて、その箱には、ケーブルの反対側の面に、モジュラジャックが2個くっついている。これが曲者。
ぱっとみで、1本を2本にわけていると思うじゃないですか。実は、1つのモジュラジャックは、スルーしてて、もう片面が、ホームテレフォンで分配されていく線のようでした。
つまり、前者から先は2分岐して、VDSLとTAへ。後者へはTAから1本返ってくる。
わかるか、そんなもん!箱をあけてみればすぐに気が付いたかもしれませんけど。



さらに、1本、使われていない電話線が壁からブラーンとぶらさがっている罠。なんすか、これは!あとで作業する人を欺くためのトラップですか?



配線はただしくつなげられたはずなのに、VDSLがリンクしない。これが一番の問題でした。どうも、2分岐コネクタを使っていたり、いろんなケーブルで引き回したりで、ノイズとかの関係か、アナログ信号的に、すごく微妙な状況に陥っているらしいです。いろいろ試行錯誤して、なんとかつながる配線経路の組み合わせを発見しました。



あー疲れた・・・



今の自分の業務分野とはまったく違いますが、他山の石ということわざもあるように、ぜったい自分は、こんないいかげんな仕事はしないぞ、と心の中で誓いました。





● 私が昔やった失敗



VLAN対応のスイッチングハブ。VLANを設定して、使っていました。ずっと順調にネットワークが運用されていました。



ある日、電気設備の点検で停電がありました。



その後、ネットワークがつかえなくなりました。。。VLANの設定を、不揮発メモリへ保存するのを忘れていたのが原因でした。原因がわかるまで、数時間かかりました。



「なんで、こんなアドレスのパケットが、こんなところからやってくんだぁ?!」・・・と、悩む悩む・・・



片手間のボランティアでやった仕事だから、許してちょうだい・・・なんていっちゃダメですね。反省してます。





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