2008年6月20日金曜日

ハードディスク壊れた ~ 巡回冗長検査(CRC)エラーです

最近、またしても、ハードディスクが壊れました。



絶望した



えぇ~、あのですねぇ、Windowsさん。巡回冗長検査って言ってねぇ、意味がわかるっつう人が、世の中にどれくらいの割合で存在するのかと、思うわけです。



いったい何が起きたのか、わかりやすく言えば、

以前書き込んだはずのデータなんだけどね、今読み出してみたら、書き込んだときとは別のデータに化けちゃってるよ。つまり、ファイルが壊れちゃってて、もう正常に読みだせないんだ。

ていうことなんです。書いたときのデータと、読み出したときのデータが一致していないことを検出するためのテクニックとして、CRCってのがあるんです。





あまり詳しくはないんですが、今のハードディスクって、ぜったいに誤り訂正符号(ECC)を使ってるはずだから、厳密な意味では、CRCエラーではなくて、訂正不可能なほど多くのエラーがおきてる、ってことだと思うんです。
ATAの規格上、CRCエラーしか定義されていない、とかいうことかな、って思ってもみたりして。





今回の場合、まずは、パソコンの電源を入れて、BIOSチェックの段階で、SMARTでのエラーが報告されました。



やばいねぇってことで、Western DigitalのData LifeGuard Diagnosticsというツールで、SMARTのステータスをチェックしてみようとすると・・・



いきなりFAILって言われてるし・・・







200806192



Multi Zone Error Rateってのが、ダメっす!と言われてます。



200806193



Helpを見ると

Multi Zone
Error Rate



This
attribute indicates a rate at which write retries are requested.

と書いてあって、ふ~んそうなの、と思うくらいしかできないわけです。それにしても、writeの問題なのですか?



今、ファイルを別のディスクに移動させているんですが、数個のファイルが、すでに読み出せなくなっています。



読めないもんは、あきらめるしかねぇっす。







こういう「知らないうちにデータが壊れてた!」という事故を防ぐためには、disk scrubっていう処理が必要なんだそうです。
disk scrubというのは、ディスク全体をまんべんなく読み出したり書き込んだりして、ディスクが正常に読み書きできるかチェックすることだそうで、ようするに、読み書きできないセクタに対して、あらかじめ「ダメ出し」をしておく、ってこと。
disk scrubberというジャンルのソフトウェアがあるんだそうです。私は使ったことがないです。

FreeBSDマシンでは、なんとなく、smartmontoolsで、SMARTのdrive self testは毎日実行させてます。



コンピュータに接続しているディスクの総容量がTB(テラバイト)オーダーというのも珍しくなくなってきていますから、disk scrubって重要みたいですよ。





今回壊れたハードディスクは、購入してから1年半ほど経過していたので、購入店での補償期間がもう過ぎているんですが、ハードディスクのメーカー補償が、最近では3年とか5年とかあるので、メーカー補償は効きそうなんです。

が、しかし!! 調べてみたんですが、事前の事務手続きを行ったうえで、ハードディスクドライブを、シンガポールへ国際宅配便などの手段で送付しなくちゃならんそうです。しかも、関税も払え、とか・・・

敷居が高すぎ・・・あきらめました。
たぶん、トータルで3000円とか4000円くらいは、費用がかかりそうな予感。



もうちょっとお金をつめば、もっと大容量の新品が買えちゃう。



補償交換のための手続きを面倒にすることで、ユーザーにあきらめさせて、補償のためのコストを削減しよう、というメーカーの意図があるとしか思えません。





3 件のコメント:

  1. 以前、私もハードディスクが壊れた事があって、そのメーカーがIOデータの製品だったので、それ以来IOデータの製品は買っていません。
    何かちょっとしたトラブルがあると個人的に、もうあのメーカーの製品は、ダメっていう固定観念みたいなものができてしまうもんですね。

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  2. >>補償交換のための手続きを面倒にすることで、ユーザーにあきらめさせて、補償のためのコストを削減しよう、というメーカーの意図があるとしか思えません。
    本気で書いたのでしょうか.
    わかりやすい記述で,バランスの取れた記事だったのに,このコメントは酷いですね.
    このような批判(批判にもならないと思う)を行うことはよくあるけれど.
    冷静に考えればわかるはずです.
    交換のためのサポート拠点を各国に置くことが出来ない.
    そこまでの移動コストを負担することが出来ない.
    結果的に,ある程度のコストをユーザーに負担させることになっただけです.
    冷静に考えて下さい.半年なり,1年なりの保証はあったはずです.
    ��販売店なのか,輸入代理店なのかは不明)
    その上の,交換サポートなんですよ.
    ��万,2万の製品で,無償で数年のトラブル保証をしないからと言って
    それでメーカーを責めるのはバランス感覚がなさ過ぎます.

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  3. あなたの言うバランス感覚とは何なのでしょうか?一般的に補償とはユーザーの負担無く、購入した製品をメーカーが設定した年数の間は責任を持ちますと言う認識ですよね?(メーカーが規定した補償対象外の事象もありますが)これらは全てメーカーが設定したサービスであって、ユーザーが強要したわけでもなのです。あなたの言う海外拠点で一括集積、送料なんて持てないの当たり前というなら補償という言葉のあなたの概念をもう一度見つめ直しなさい。(今のあなたはあらゆるメーカーにとってとてもいいお客様でしょうけどね)

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