2008年7月14日月曜日

突然、別れのときがやってきた。気持ちの整理をする猶予もなく

20080713



外出先にて、携帯電話、P905iで、写真を撮ってたら、突然、microSDにデータを保存できなくなりました。保存できないだけでなく、データを読み出すこともできませんでした。



そのときは、「microSDが壊れたのかなぁ~、フラッシュメモリって、ハードディスクと違って、いきなりぶっ壊れることもあるみたいだし」とか思ってました。



帰宅して、microSDカードを取り出し、パソコンでアクセスしてみると、あらら、正常にデータを読み書きできます。



もう一度P905iにmicroSDカードを戻すと、やっぱりmicroSDにはアクセスできません。



たまたま手元にあった新品のmicroSDカードをP905iにさしてみると・・・、アクセスできません。



しょうがない、microSDをP905iでフォーマットしてみるか、と思えど、P905iのメニューで、microSDをフォーマットするコマンドが、灰色で表示されていて選択できません。



これは困った・・・もしかしてP905i本体のほうに問題があるのでは?



ということで、さっそくドコモショップへ。



動作チェックしてもらった結果、案の定、携帯電話本体側に問題がある、ということに。



そして、「本体を交換します」とのお言葉。



えっ?



そういうこともあるかな、と予想はしてたんですが、ああ、やっぱり、そうなっちゃいますか。修理ということになると、いろいろ手間がかかるそうなので、いろいろ考えたら、本体を交換するのがやはりベストなんでしょう。



というわけで、交換してもらうことになってしまいました。





私、物を捨てられない性格なんです。長いこと使っているうちに、物に愛着がわいてきてしまって。ぴゅう太、たくさんの思い出があります。MacintoshIIci、今でも大好きです。



だから、P905iも、ほんの7ヶ月の短い間ではありましたが、それなりに愛着もあったり、思い出もできたり。



「機種」に思い入れがあるわけじゃないんですよね。その「固体」に思い入れが生まれるんです。



たとえ同じ機種に交換されて、データをそっくりそのまま新しいほうへコピーされたとしても、やっぱり別のものなんですよね。そう、私は思うのです。



SFの世界で、肉体は単なる入れ物であり、記憶をデジタルデータとして、コンピュータネットワーク上にあれば、永遠の生命に、みたいなストーリー、よくある設定だと思いますが、やっぱりそれって、違うと思うんですよね。私は。



「百鬼夜行」ってあるじゃないですか。鍋や釜など、古い道具が妖怪になっちゃうっていう話。道具のような、モノにも魂が宿る、っていう考え方、日本人には昔からあったんですよね。



すべてをデジタルデータにできるのか?とかいうSFっぽい話。すでにペットのクローンを作るとか現実にやってるらしいので、なんだか、今に、本当にやっちゃいそうなところがあって、不気味な気もしますが。



ちなみに、SFってのは和製英語だそうで、英語では、Sci Fi(さいふぁい)っていうそうなんですが。



あ、そうだ、SFといっても、日本では「すこし・ふしぎ」のことでしたね。



野比のび太の立場で考えてみましょうか。



ドラえもん。ある日、急に調子が悪くなっちゃった。で、未来デパートにドラちゃんをつれていって、調べてもらったら、故障してますね、と言われてしまう。さらに、



「電子頭脳のデータを、こちらの新しい本体にコピーしますから、本体の交換ということで対応させていただきます。」



とか言われちゃう。



そのとき、「はい、おねがいします」なんてこと、のび太は、絶対に言わないですよね。



ドラちゃんと一緒に、白亜紀にも行った、宇宙へも行った。やっぱり、そのドラちゃんが、ドラちゃんなんだと。



・・・なんてことを考えたのでした。



2 件のコメント:

  1. 初めまして.いつも参考にさせていただいています.(FreeBSD関係です^^)
    ドラえもんの例えにグッときたのでコメントを.
    その個体に思い入れが生まれるっていうのは,まさにその通りだと思います!
    非生物にも愛着を持てるってことが人生をより豊かにしている,という気がしますね.
    ��ちょっと言い過ぎかもしれませんが笑) FreeBSDと関係ありませんでした^^; 失礼しました!

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  2. こんな駄文に目をとめていただき、ありがとうございます。
    ドラえもんは、実際のところ、鼻とかヒゲとか鈴とか、故障だらけなんですよね。そもそも、耳さえも無くなっちゃってる!
    修理しない理由には、セワシ君との思い出を大切にしたいといった気持ち、故障していることも含めてそれがドラえもんの個性、そんなことがあるのかもしれません。

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