2006年2月19日日曜日

(VMware)FreeBSDでX Window Systemを使う

VMwareの中のFreeBSDで、Xサーバを動かしてみました。



VMwareだから何か問題があると思いきや、それほど重大なトラブルもなく、すんなりと動いてしまいます。



(1)Xのインストール



Xorg 6.9.0を、portsでインストールしました。

cd /usr/ports/x11/xorg/
make install

これで数時間放置しておけば、Xがインストールされます・・・とはいかなくて、どういう設定でコンパイルするかたずねてくるportsがいくつかあるので、メニューで選んでやんなければなりません。



巨大なソフトは、無理にportsでインストールしなくても、packageでインストールしてもいいかもしれません。



(2)Xサーバの設定



VMwareの中で動くことを確認したxorg.confを、ダウンロードできるようにしておきます。



「xorg.conf」をダウンロード



このファイルを、/usr/X11R6/lib/X11/xorg.conf というファイル名でコピーして使います。



このxorg.confを使わずに、一般的な設定方法をするというのなら、xorgcfgを使います。
ただし、xorgcfgを使ったとしても、Xサーバの設定をするのは、初心者には難しいかもしれません(そういう人はLinuxの何かを使ったほうがイイ)。



xorgcfgコマンドを実行すると、Xサーバの設定をするGUIツールが起動します。



モニタのアイコンとかキーボードのアイコンの上で右クリックして、[cofigure]を選び、設定を行います。



Xorg1



Xorg2



キーボードの設定では、最初、失敗しました。私は普段からctrlキーとcaps lockキーを交換しています。



Xorg3



ところが、ホストOS(Windowsとか)のほうでキーを交換している場合に、ゲストOS(この場合FreebSD)の中でも交換すると、元に戻ってしまう???見たいです。というわけで、Xではキーを交換しないようにしました。



一通り設定が終わったら、[Quit]ボタンをクリックして、設定ファイルxorg.confを保存して終了します。



Xorg4



ここでハマりました。なぜかxorgcfgを終了したら、vmwareの中の画面が真っ黒になったままで、何も見えなくなってしまいました。sshでログインできるので、OS自体は動いていて、単に画面表示がおかしくなっただけのようです。



たまにある症状で、たぶん、何かすれば元に戻せると思いますが、めんどくさかったので、ctrl+alt+insertで(VMwareの中では、ctrl+alt+deleteするのに、deleteキーではなくinsertキーになる)、再起動させてしまいました。



xorgcfgで作成したxorg.confを使って、自分好みの設定でXサーバが動いてくれることはまずなくて、結局いつもxorg.confを手で書き換えて調整することになります。今回は、こんなところをいじりました。



  • ホストOSの画面サイズよりも、大きいサイズでXサーバが起動してしまったので、画面サイズを1280x1024と明示的に指定した


  • マウスのボタンの設定がおかしいので、直した


(3)Xサーバを起動する



startxコマンドを実行すると、Xサーバが起動します。



Xorg5



VMwareウィンドウの最大化ボタンをクリックすると、画面全体で表示されるようになります・・・と思ったら、画面上部に、ちょこっとだけ、VMwareのメニューなどが残っています。何かすると消せるような気がしますが、よくわかりませんでした。「VMware tools」をインストールすれば消えるのですが・・・



ともあれ、何のトラブルもなく、順調に動いています。これはFreeBSDでfirefoxを動かしたところです。



Xorg6



firefoxも、portsを使ってインストールしました。

cd /usr/ports/www/firefox
make install



参考までに、Xサーバのログファイルを置いておきます。



「Xorg.0.log」をダウンロード



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