2006年3月13日月曜日

オキュパイ 千秋楽

3月10日の開演前のサンモールスタジオ



舞台「オキュパイ」、2回目を見てきました。

舞台を見ること自体が、今回はじめての経験でしたし(キャラメルポリスのミュージカルを見たことがあるくらいです・・・うっ、よけなこと言わなきゃよかった。後悔)、普段からテレビでも、ドラマや映画はめったにみないし、アニメだって最近はもうほとんど見てないし、最後に映画館で見た映画ってドラえもんかなぁ、ってかんじで、じゃあいつもは何見てるんだよ、な私ですので、ほかの作品と比較することもできませんですし、えらそうなことを述べることもできませんが・・・これだけは言いたいです。



いやぁ~ものすごくよく作りこまれたシナリオです。すごいです。今日は見るのが2回目だったのに、「あぁ!これってアレにつながってるんだ!!」と新発見の連続です。

観客の中に、お芝居マニアを演じる役者さんたちを仕込んでいて、マニアックな演劇の知識を披露してくれるシーンがあるのですが、観劇初心者の私にも理解できるように、まるで教科書のように教えてくれるので(割とスピーディーに理解する能力があります。エヘン)、何だかわかったような気がしてきました(でも、これで、知ったかぶりをするようになるとまずいですね。自重)。



あの場面って、作り手側が、この作品自体を自己否定することで、ある種の照れ隠しをしているようでもあり、むしろより積極的に、「そんなことはわかってる。でも、これが一番おもしろくできるんだ」、という強力な意思表明にも思えました。


唐突に話を振りますが・・・テレビで頭を使うタイプのクイズがあるじゃないですか。答えがわかった人だけが、司会者に自分の答えを伝えに行くやつ・・・ありますよね。ちょうど、あれと同じ気分で、公演終了後、倉田さんに挨拶するついでに、自分で発見したことを伝えました(変な人みたいなかんじで、すみませんでした)。


劇がはじまる前に、注意事項などを述べるナレーション(by倉田嬢16歳)が流れるのですが、2回流れます。で、ここがポイント。1回目と、2回目は、言ってる事が違います。1回目は、「本日は『オキュパイ』におこしいただき・・・」みたいなことをいってるのですが、2回目は、「オキュパイ」じゃないんです。別のタイトルを言ってるんです。

「あーあ、やっちゃった。次の公演のときの音声を間違ってながしちゃってる。倉田さんはプロだし、いい機会だってことで、ついでに何種類も録音させられたんだろうな・・・」

みたいな風に、最初は私は思っていました。

劇が進行し、あのシーン、台本をもって登場するシーンです。台本の表紙には、「NIKKOU」とかかれています。

「NIKKOUってなんだ?にっこう、ニッコウ、・・・日光!!!みざる・いわざる・きかざる!!!!!!」

うわぁ~~~この瞬間、すべての電気回路が通じました。

エウレカ!!!!!

えっとエウレカセブンのことじゃなくて、アルキメデスの有名な言葉です。わかったぞーーー。そう叫びたくなりました。

そうです。劇中劇のタイトルが「NIKKOU」。2回目のナレーションで倉田さんは、「オキュパイ」といわずに、「NIKKOU」と言ってたんです。つまり、あの瞬間には、すでに劇はスタートしていたんです。

このお芝居のねらいに、観客を知らないうちに芝居の中に引き込む、というものがあったそうなので、まさに、それ、完璧にやっちゃってますね。すごいです。


いくつもの発見があって、べらべら言いふらしたいのですが、あと2つだけ。

(1)
倉田さんの兄役の人。劇中では(劇中劇の外。複雑ですねフフフ)、ダメ出しノートにて、滑舌が悪いと、たくさんダメ出しをされて、役者失格の烙印をおされています。
そのあとのシーンの芝居では(こっちは劇中劇のほう)、昔読んだ本の詩か何かを読み上げているんですが、

ふるさとの なまり・・・コーヒーにがい???

みたいな、なんともトンチンカンなことをいってます。これ、セリフを忘れちゃった演技ですよね。あと、聞き間違いかもしれませんが、その近辺でセリフをかんでいたような気もします。

それよりもずっと前のシーンで、倉田さん演じるセツコが本を読むときには、ちゃんとした詩を読んでいたはずです。あ~、エウレカ!!!

(2)
セツコは、カズノコ島(?)にいたとき、小さいころから芝居をやっていたけど、その芝居は、古臭い伝統芸能のようで、型にはまってしまった芝居だったので、それがイヤで逃げてきた。

ああ~三つ子の魂百までっていうから、その演技が体にしみついちゃってるんだ。なるほど。だから、倉田さんは忠実に演技を・・・うぁ!何をする。ぎゃっ。ぐふ

(このブログはフィクションです。実在の人物、団体名等とは関係ありません。)

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影の主演女優として名演技を見せてくれ、「オラは女優だ!」(意訳)という名セリフを残し、惜しまれつつ天に召された倉田さん。チョコが大好きということなので、これをお供えします。



200603122

ブラックサンダー
黒い雷神
若い女性に大ヒット中!
おいしさイナズマ級!

来週3月18・25日放映の「超星艦隊セイザーX」では、「雷将軍」の声をあててるんですよね。昨日の次回予告で、一瞬だけ拝見しました。



これ、サンモールスタジオの近くのセブンイレブンで売っていました。どうも日本中で有名らしいですね。私は知りませんでした。

1個32円なので、うっかりこんなのを差し入れとして渡すと、不気味に思われてしまうでしょうから、自分で食べることにしちゃいました。


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天気がよかったので、新宿まで自転車でいったんですが、予定よりも早く4時前についちゃったので(うちから1時間かかんなかった!?)、時間つぶしがてらに、

ユキクラ☆ラジオ「おそろいの観覧車」

が開催されたLIVE GATE TOKYOまでサイクリングしてきました。それでも、まだ時間があったので、昔(2000年3月?)、会社を休んで、ある目的のために行った厚生年金会館も眺めてきました。



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■ 過去の記事





あ、そうだ。アフタートークで、事前に送った質問をとりあげてもらってうれしかったです。夜中まで熟慮したかいがありました。



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1つ、最後に、ついでに思い出した、あんまり関係ないことです。



交響詩篇エウレカセブンのたぶん1月29日放映からのオープニングが、ニルギリスの「sakura」っていう曲なんだそうですが、Amazing Graceをアレンジしてて、曲、映像、ともにかっこよかったです。





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