2007年2月7日水曜日

ハードディスクは気がつかないうちに壊れている!?

先日、新しいパソコンを使い始めたので、それにあわせて、これまで使っていたパソコンの環境整備などをしておりました。

環境整備というのは、パソコンの内部がホコリだらけになってるので、掃除機をかけたり、とかそういうことまで含んでいたわけですが、ふと、10月に買ってそのまま忘れていた320GBのハードディスクがあることを思い出し(もったいねー)、これまで使っていたパソコンのハードディスクを、忘れられていたハードディスクで置き換えることにしました。



そのときなんとなく、交換作業の前に、これまで使っていたディスクに対して、診断ツールを実行してみることにしました。



Maxtor製のハードディスクだったので、Maxtorの診断ツール「PowerMax」を使いました。



おっと、今見ると、Maxtorのウェブサイトが、Seagateのウェブサイトに吸収されちゃってますね(Maxtorは、HDD界の巨人であるSeagateに吸収合併されちゃったので)。



PowerMax 4.23のダウンロードはこちらのようです。
http://www.seagate.com/staticfiles/maxtor/en_us/downloads/PwrMxEn.exe



PowerMaxはフロッピーディスクから起動して実行するツールです。ダウンロードしたプログラムを実行すると、フロッピーディスクを入れろっていわれて、PowerMaxを実行する、起動用フロッピーディスクが作成されます。フロッピーディスクの無いパソコンの場合は、どこかでフロッピーディスクのイメージファイルを抽出して、そのイメージファイルを使ってCD-Rを焼くこともできるかと思います。検索すれば詳しく解説されているページが見つかることでしょう。



たいてい、この手の診断ツールは、ハードディスクの製造メーカーから、無償提供されています。たとえばSeagateだとSeaToolsという名前のツールがあります。

さてさて、こんな診断ツールを実行する気になったのは、実は、以前、ディスクに不良セクタ(バッドセクタ。bad sector)が発生していたからです。不良セクタってのは、実際のところ、あってあたりまえのものであり(液晶ディスプレイのドット抜けみたいなもの?あれは・・・やっぱり嫌なんですが・・・)、昔の巨大で重い5インチ(?)のハードディスク(通称・漬け物石。広辞苑くらいの大きさ)などには、ドライブ毎に不良セクタの一覧表がドットインパクト・プリンタで印刷された紙がついていて、その紙が折りたたんで、ドライブに貼り付けられたビニールのポケット入れられていたりしたものです。



今どきは、不良セクタがあっても、人間の気がつかないうちに、正常なセクタに置き換えられる処理が自動で行われているそうです。まあまあ普通の使い方をしている人は、もしくはよっぽどクジ運の悪い人でない限り、不良セクタにお目にかかることは、滅多にないと思います。



1年以上前ですが、DVD-Rを焼いているときに、立て続けに3回、書き込みに失敗して、なんでだろうなぁ、と思ってよくよく調べてみたら、書き込もうとしているファイルの1つが、たまたま不良セクタを含んでいたようで、それでDVD-Rの書き込みに失敗していたのでした(なんだかなぁ・・・もうちょっとましなエラー処理をして欲しいものです)。



というわけで、PowerMaxを実行してみます。短時間で済むテスト、長時間かかるテストの2つが選べるのですが、今回は長時間かけてじっくりとテストしてくれるほうを実行。



200702061




200702062




1~2時間くらい経過して、案の定、エラーがあるというメッセージが出ました。それと、修復しますか?ってきいてきたので、もちろん、Yes。



なにやら代替処理が実行されているっぽい雰囲気です。これまでの経験では、これでうまくいけば、このドライブのエラーはなくなりましたよ~、って言われて、直っちゃうこともあります(とはいえ、ちょっと、そのまま使いつづけるには、度胸も必要な気もします)。



今回は・・・ダメでした(笑)。まぁ、あきらめもつきます。



200702063



Diagnostic Code: d79960100



This drive is failing, and must be replaced. If you do not have a recent backup of the data, please do so now if possible



このドライブは壊れかけていて、交換が必要です。データのバックアップを最近とっていないとしたら、すぐバックアップをとってください・・・ってことですが、最後の「if possible」ってところに、データを救出できたらまだラッキーだよ、っていう意味が込められているような気がして仕方ありません。



幸いなことにそれほど致命的に壊れていたわけでもなくて、それでもさっそくに、新しいドライブへファイルをコピーしてみたところ、これまで気がついていなかったのですが、MPEG2ファイルが1つ読めなくなっていました。まあ、MPEG2だったら、読めないセクタを避けて、その前後を切り出しちゃえばいいですね。



ハードディスクは消耗品、1年間使ったらもう元は取った、と割り切ってつきあっていくのがいいかな~なんて気がしています。
なかなかそうもいかないんですがねぇ。


☆ ☆ ☆ 


ブログペットの意味不明な書き込みを見て思い出しましたが、ハードディスクのことを、ハードドライブ(harddrive)とも言いますね。フロッピーディスクはぺらぺらなディスクで、ハードディスクは硬いディスク。



harddriveはIBM用語だと思っていたのですが、ちょとググっただけでは確証がもてませんでした。フロッピーディスク(メディアの方)を「ディスケット」と呼ぶのは、確かにIBM用語のはずです。



日本語では、harddiskのことを「固定ディスク」とか呼ぶことがありましたが(これは日本電気用語か)、メディアだけを交換することはできないから、固定、ってことなんでしょうね。



懐かしい話。 昔は、パソコンの電源を切る前に、STOPキーを押しなさい、と教わったものです。押さないで電源を切ると、ハードディスクから悲鳴が聞こえたんです。ヘッドがディスク面をひっかく音・・・  今にして思えば、昔は、とんでもない欠陥製品を売ってたんだなぁ・・・
パソコンのハードディスクの容量が、5~10MBくらいだったころの時代の話です。



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