2005年12月26日月曜日

今ここに至るまでの道のり

なぜ、今、自分はここにいるのか?ふと考えてみることがあります。

昔、犬の散歩をしていて、あれ?なぜここにいるんだろう?ここへ来るまで、どこを通ってきたのか、ぜんぜん覚えていない・・・(おいおい、危ない奴だ

なんてことがありましたが、そういう話ではないです。



どうしてここに住んでいるのか、どうしてこういう仕事をしているのか、どうしてこういう趣味をもっているのか。



今に至るまでに、いろいろな人生の選択をしてきた結果として、今の自分があるのだと思います。



将来何をしたいか、はっきりと目標を持って生きてきた人は、こんな風な疑問をもたないんじゃないかと思いますが、なんとなぁくふらふらと人生を歩んできてしまった自分としては、あれ?なんで今こういうことになっているんだろう?と疑問に思ってみることが、とっても大事なことに思えます。



そうして思い返してみると、はっきりと重大な意思決定をした結果ではなく、案外と、いいかげん、もうまったくの偶然の結果から、今の自分があるんだ、ということに気が付き、びっくりしてしまいます。



  • もしあの大学に入ってなかったら、


  • もしあの席に座っていなかったら、


  • もしあのサークルに所属しなかったら、


  • もしあのとき部室にいなかったら、


  • もしあのときあのバイトを紹介されていなかったら・・・、


  • もしあの研究室に所属していなかったら、


あのとき、どっちでもよかったんだけど、もしも別の選択肢を選んでいたら、今の自分とはまるで違う結果に至っていたのではないかと思います。偶然の積み重ねの結果として、今があるのだとしたら、恐怖にも感じます。



さて、その後の人生の方向を決めることになった選択の中で、1冊の本を、思い出しました。その本は、



こんにちはマイコン



http://www.m-sugaya.com/arashi/pc-index.htm



3年ほど前に復刻版がでて、即、購入しました。



20051225



こんにちはマイコン完全版
スーパーゲーム大戦 ゲームセンターあらし対マイコン電児ラン
(2冊とカバー)
すがやみつる著
2002年6月10日 初版発行
トラウママンガブックス



http://www.m-sugaya.com/arashi_vs_run.htm



ゲームセンターあらしが、マイコン(=パソコン)のことを教えてくれる、という本なんですが、これで、コンピュータの初歩を教えられたと思います。



そして、長い年月、紆余曲折を経て、今に至ると。今の職業、今の知識、技術、すべての出発点は、この「こんにちはマイコン」にあるのかな、と思います。



で、で、ですが、実は、この本「こんにちはマイコン」を、私は買ってなかったのです。(おい



たぶん小学校6年生のときのこと。友達が学校に持ってきたのを貸してもらって、暗記するかのように熟読しました。数あてゲームのBASICのリストも暗記し、完全に理解して自分のものにしました。



当時、パソコンをもっていませんでしたが。



そういう人のことを、ナイコンと呼びました。持って無いコンピュータ、という意味で、マイコンにひっかけたんでしょうが。ナイコン歴3年です、みたいな自己紹介があったり。

マイコンってのは、マイクロコンピュータの略ですが、あのころは、my computer、私のコンピュータにも引っ掛けていたのでしょうね。でも、私のコンピュータ、という意味では、personal computerという言葉がそのものの意味だったので、パソコンという言葉に置き換えられていったと思います。あ、パソコンではなく、パーコンという略しかたがありました。これ本当の話。



脱線しますが、大昔、コンピュータというのは、部屋いっぱいを占有するほどのものすごくでっかいもので、たくさんの人が共同で利用するものでした。それが、コンピュータが小型化されていった結果、一人1台を占有できるくらいにまでなってきたとき、一人で1台を使いたい、という気持ちや思想から、personal computerが生まれました。

閑話休題。



パソコンを持っていなかった話。



なにしろ、パソコン一式そろえたら、軽く20万円くらいはする時代でした。しかも、その当時のパソコンといったら、性能は低く、実用性はあまりないので、高価なおもちゃ、という感じの代物です。



フロッピーディスクは夢でした。みんなカセットテープを使っていました(どう使うのかは説明するのがめんどくさい。上記の本に載ってる)。フロッピーディスクドライブは、マイコン本体より値段が高くて、15~20万円くらいしてたかと思います。今じゃ、より高性能なものが、アキバで1000円くらいで売られていますし、そもそも、もうフロッピーなんて使いません。



マイコンを持って無い人は、電気屋さんやパソコンショップに通いつめて、コンピュータに触っていたんです。



いやぁ、今じゃ信じられないですね、そんな話。



「こんにちはマイコン」は結局買ってなかったのですが、それ以前に、コロコロコミックや、別冊コロコロコミックで、ゲームセンターあらしや、あらしがマイコンのことを教えてくれるマンガを読んでいました。そのマンガは、上記の復刻版に収録されていました。
コンピュータに興味を持ったきっかけは、実は、そちらのマンガ作品のほうですね。



昔読んだマンガに再会できたこと、それと、自分の原点に再会できたこと、この本が復刻されて、すごくうれしかったです。



ゲームセンターあらしに出会うきっかけは、コロコロコミックを買ったこと。



コロコロコミックを買ったのは、ドラえもんを読むため。



じゃあ、なぜドラえもんなのか?



うーん、なぜなんでしょうね・・・





クリスマスの晩に、ちょっと、こんなことを考えてみました。





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