2005年12月18日日曜日

玄人志向 玄箱 KURO-BOXX (限定版)

いつか買おうと思っていつつ、すっかり忘れていた「玄箱」。



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http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20051217/etc_kuroboxacl.html
「玄箱」のACアダプタ版2モデルが登場、クリスマス限定?



という記事を見つけて、アキバへ買ってきました。実はアキバへ行った本来の目的は、これを買うことでした。



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知っている人は知っている有名な製品なので、説明するのもナニなきがするのですが、わかりやすく言えば、



  • LANで接続する外付けのハードディスク


  • だけど、ハードディスクは別売りだよ。自分で調達して、組み立ててね


  • Linuxで動いてるよ。いろいろ、いじくれるよ


という製品です。Linuxといっても、CPUがPowerPCなので、PCで動いているLinuxのプログラムがそのまま使える、ってわけじゃないので少しだけ不便です。



20051218-2(画像をクリックして拡大表示)



よぉ~く見ると、箱に、シールが3枚重ねて貼られています。中に入っている説明書は、電源内蔵タイプのものが、そのまま入っています。コスト削減ですか。





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ところで、Family Network Stationというマイナーな製品がありました。モデルによって違うかもしれませんけど、私がさわったことがあるモデルは、x86アーキテクチャのdebian GNU Linuxで動いていました。そうなんです、CPUはx86アーキテクチャのMediaGXでして、そこらへんのx86なバイナリをそのまま実行できます。私は、こいつにFreeBSDをインストールして、ルータを作ったことがあります。



ハードウェア・アーキテクチャはそこらのパソコンとまったく同じで、デバイスとしては、有線LANが2つ、無線LANが1つ、3.5インチHDDを1台内蔵、メモリはオンボードのみで増設不可能、PCIスロットが1つ(テレビキャプチャカードがささってる)、USB、ボード上にシリアルポートっぽいピンがあるけど詳細不明・・・そんなハードウェアです。まさに、パソコン、そのまんま。



CPU自体はファンレスです。というかヒートシンクさえついていません。HDDの放熱のため、2つ、小さいファンがついています(ソフトウェアで回転を制御できるらしい)。電源は、ACアダプタです。



本体の大きさはB5サイズくらいあって、よくある外付けHDDよりは、かなり大きめですが、パソコンだと思えば、超小型。



PCIスロットにPCIなビデオカードをさし、USBキーボードをさし、電源を入れた直後に、DELキーかF2キーなど、ありがちなキーを押すと、BIOSメニューがでてきます。



当時、FreeBSDを動かしたときは、ブート中、コンソールデバイスが初期化されたと思われるタイミングで、画面表示がされなくなってしまいました。おそらく、CPUチップ内蔵のビデオデバイスが使われるように初期化されたけど、もともとそのための周辺回路はなく、PCIのビデオカードが無視されるようになったのではないかと思われます。



これって、ひょっとして、玄箱より魅力あるんじゃない?と個人的には思っています。



最近、Family Network Stationが、とあるジャンク屋で1万3千円で売られているのを知っています。80GBか120GBのHDDつきだと思います。もう少し安くなったら、買いたいんですけど・・・





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